八百津町の木曽川沿いにある「丸山ダム」。その下流で、いま国内でも指折りの規模のダム嵩上げ工事が進んでいることをご存じでしょうか。工事現場を外から眺められる専用の展望台があると聞いて、「入場料はかかる?」「予約は必要?」「土日でも入れる?」と気になって検索した方も多いはずです。
先に結論をお伝えすると、丸山ダム展望台「まるっとテラス」は、個人なら予約不要・無料で、新丸山ダムの建設現場と既設の丸山ダムをまとめて見渡せる場所です。ただし、公式サイトが案内している開放時間は平日の日中だけ。休日ドライブのついでに寄るつもりだと空振りする可能性があるので、ここは事前に押さえておきたいポイントです。
この記事では、国土交通省の新丸山ダム工事事務所と丸山ダム管理支所の公式情報をもとに、まるっとテラスの開放時間・駐車場・アクセス、AR体験やダムカードフォトフレームの楽しみ方、目の前の工事のスケール、そしてダムカードを確実にもらう段取りまで、旅の計画に必要な情報をひとつにまとめました。
・まるっとテラスの開放時間・休み・駐車場と、休日に行くときの注意点
・AR体験、ダムカードフォトフレーム、神社など展望台で楽しめること
・嵩上げ20.2m・完成予定令和18年度という新丸山ダム工事の全体像
・丸山ダム管理支所でダムカードをもらう方法と周辺スポットの回り方
丸山ダム 展望台まるっとテラスとは?完成前の今だけ見られる工事の特等席

無料・予約不要で、ダム工事を真上から眺められる展望台
まるっとテラスは、国土交通省中部地方整備局の新丸山ダム工事事務所が設けている見学用の展望台です。公式サイトには「丸山ダム展望台(まるっとテラス)の見学は予約不要で、一般開放していますので、自由に出入りできます。丸山ダムだけでなく、工事の様子も見ることができます」と明記されています。入場料はかからず、個人見学なら申込書も電話連絡も必要ありません。
理由はシンプルで、ここは観光施設というより、税金で進めている公共事業を地域や見学者に「見える化」するための場所だからです。展望台のオープンは2022年2月16日。以来、ダム好きの見学者だけでなく、八百津町を訪れたドライブ客がふらりと立ち寄る場所にもなっています。
おすすめしたいのは、木曽川沿いをドライブしている途中に「少し寄り道して大きなものを見たい」という人や、建設機械が好きなお子さんを連れた家族旅行です。滞在時間は短くても、巨大なコンクリートの壁とクレーンが動く光景は記憶に残ります。
注意点として、売店やカフェがある施設ではありません。飲み物は事前に用意しておくと安心です。また、工事の進み具合によって見える景色は日々変わるため、ネットで見た写真と同じ眺めとは限らない点も頭に入れておきましょう。
展望台から見えるのは「2つのダム」が並ぶ珍しい光景
まるっとテラスの最大の見どころは、既設の丸山ダムと、建設中の新丸山ダムを同時に視界に収められることです。新丸山ダムは既設丸山ダムの下流47.5mの位置に、20.2m嵩上げしたダムを新たに建設するプロジェクト。つまり、古いダムのすぐ前に、より高いダムが立ち上がっていく途中経過を見られるわけです。
公式の進捗資料によると、2026年2月時点では左岸の堤体ができていく様子が確認でき、平日は重機やクレーンが動いている様子が見られるとのこと。さらに2026年3月~4月にはタワークレーンが投入され、工事が加速すると案内されています。コンクリートの打設が進むたびに、壁の高さや形が少しずつ変わっていくのが、この場所ならではの面白さです。
カメラ好きの一人旅や、ダムめぐりをしているカップルには、季節や時期を変えて何度か訪れる「定点観測」の楽しみ方も向いています。前回の写真と見比べると、工事の進み方がはっきりわかります。
一方で、工事現場そのものの中には入れません。あくまで展望台からの見学です。また、天候や工程によっては重機が止まっている日もあるため、「必ずクレーンが動いている」と期待しすぎないのがちょうどいい構え方です。
実は「完成前」こそ訪れる価値がある理由
意外と知られていないけれど、ダム見学の醍醐味は完成後よりも工事中にあると言われることがあります。完成したダムは美しい一枚岩のように見えますが、建設中は型枠、ブロックごとの打設、ケーブルクレーンやタワークレーンといった「つくる過程」がむき出しになっているからです。
新丸山ダムの完成予定は令和18年度(2036年度)。令和6年8月27日に基本計画の第3回変更が官報告示され、工期は7年延伸、総事業費は約4,100億円(増額2,100億円)に見直されました。裏を返せば、この数年間は「巨大ダムが形になっていく途中」を見続けられる期間でもあります。完成すれば工事現場の風景は二度と見られません。
子どもの自由研究のテーマ探しや、土木・建築を学ぶ学生の見学にも、この「途中経過を見られる」という価値はぴったりです。季節を変えて訪れれば、変化の記録にもなります。
ただし、工期や工程は計画変更で動くこともあります。特定の工程(たとえばタワークレーンの稼働など)を目当てにする場合は、出発前に新丸山ダム工事事務所の公式サイトで最新のお知らせを確認しておきましょう。
「まるっとテラス」の運営元は、ダムを管理する丸山ダム管理支所ではなく、建設を担当する国土交通省 新丸山ダム工事事務所です。展望台の最新情報や工事の進捗は、工事事務所側のサイトに掲載されます。
平日しか開いていない?開放時間・駐車場・アクセスを先に確認
公式が案内する開放時間は平日8:30~17:15
まるっとテラスについて、公式サイトが案内している時間は「月曜日~金曜日(祝日除く)8:30~17:15」です。土曜日、日曜日、祝日は対象外となっています。観光地の展望台というと週末に行くイメージがありますが、ここは工事事務所の開庁日に合わせた運用になっている点が大きな特徴です。
この時間設定には理由があります。平日は工事が稼働しているため、重機やクレーンが動く様子を見られる可能性が高く、見学の目的とも合っています。逆に休日は工事が止まっていることも多く、「動いている現場を見る」という楽しみは平日の方が大きいのです。
有給休暇を取って岐阜方面をドライブする人、平日に動ける学生、リタイア後の夫婦旅などには、まさに狙い目の場所です。午前中に到着して見学し、昼は八百津の町でランチ、午後は周辺スポットへ、という組み立てがしやすい時間帯です。
注意点として、17:15を過ぎると見学時間外になります。夕方の柔らかい光で写真を撮りたい場合でも、冬場は日没前に時間切れになることがあるので、余裕をもって到着するスケジュールを組みましょう。
| 住所 | 〒505-0301 岐阜県加茂郡八百津町八百津 3351 |
| 電話番号 | 0574-43-2780 |
| 営業時間 | 月曜日~金曜日(祝日除く)8:30~17:15 |
| 定休日 | 土曜日、日曜日、祝日 |
| アクセス | 八百津町役場から車で約8分、徒歩約41分。蘇水峡橋を渡り、トンネルをくぐって直進。名古屋から約1時間 |
| 駐車場 | 駐車場10台分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
【失敗例】休日ドライブで寄ったら見学時間外だった
よくある失敗が、「無料で自由に入れる展望台」という情報だけを見て、日曜日のドライブの途中に立ち寄ってしまうパターンです。原因は、ネットの紹介記事の多くが「予約不要・無料」を強調する一方で、開放が平日のみという条件が目立たない書き方になっていることにあります。
対策はひとつだけ。行く日が月曜日~金曜日で、しかも祝日でないかをカレンダーで確認することです。ゴールデンウィークやお盆、年末年始のように平日と祝日が入り混じる時期は、特に勘違いが起きやすくなります。たとえば「5月の連休中の平日」は開いていても、祝日は対象外です。
どうしても休日しか動けない人は、まるっとテラスを主目的にせず、土日も含め毎日入室できる丸山ダム管理支所のダムカード配布(後述)や、木曽川沿いの景色を楽しむプランに切り替えるのがおすすめです。休日用の「プランB」を用意しておくと、現地で慌てずに済みます。
なお、平日であっても工事や安全上の都合で見学が制限される可能性はゼロではありません。遠方から向かう場合は、出発前に公式サイトのお知らせ欄に目を通しておくと安心です。
駐車場は10台分、車でのアクセスが基本
公式サイトによると駐車場は10台分です。飛騨・美濃エリアの観光地らしく、ここも車で訪れるのが前提の場所になっています。アクセスは「八百津町役場から車で約8分、徒歩約41分」。蘇水峡橋を渡り、トンネルをくぐって直進するルートが案内されており、名古屋からは約1時間とされています。
役場から徒歩約41分という数字からわかるとおり、歩いて向かうのは現実的ではありません。公共交通で八百津町まで来た場合も、そこから先はタクシーなどを検討することになります。基本は自家用車かレンタカーで計画を立てましょう。
名古屋方面からの日帰りドライブなら、午前中に出発して昼前に見学、という流れが組みやすい距離感です。木曽川沿いの道は景色もよく、ドライブそのものも旅の楽しみになります。
注意したいのは駐車台数の少なさです。10台分しかないため、団体のマイクロバスや複数台で訪れるグループは、全員が停められない可能性があります。車を分乗して乗り合わせる、時間をずらすなどの工夫をしておくと現地でのトラブルを避けられます。
まるっとテラスの公式案内時間は「月曜日~金曜日(祝日除く)8:30~17:15」。土曜日・日曜日・祝日は対象外です。駐車場は10台分なので、グループで行く場合は乗り合わせを。
テラスで何ができる?AR体験・ダムカードフレーム・神社まで

AR体験で「完成後の新丸山ダム」を重ねて見られる
まるっとテラスならではの体験が、AR(拡張現実)を使って新丸山ダムの完成イメージを確認できる仕掛けです。目の前の工事現場は、まだ堤体の一部ができあがっている段階。そこに完成後の姿を重ねて見ることで、「最終的にどれくらいの高さになるのか」「今どこまで進んでいるのか」が直感的にわかります。
数字だけで「20.2m嵩上げ」と言われても、なかなかイメージは湧きません。ARで完成形と現在の姿を見比べることで、工事の規模を体感として理解できるのがこの体験の価値です。展望台に設置された事業説明パネルとあわせて見ると、より理解が深まります。
ダムや土木に詳しくない家族連れや、子どもと一緒に訪れる人にこそ試してほしい体験です。「あの壁がもっと高くなるんだよ」と、目の前の風景を使って説明できるので、自然と会話が弾みます。
注意点として、AR体験の具体的な利用方法(使う端末や操作手順)は現地の案内に従ってください。スマートフォンを使う場合に備えて、バッテリーは十分に充電しておくと安心です。山あいの場所なので、屋外でのスマホ操作は日差しで画面が見づらい時間帯もあります。
ダムカードフォトフレームで「記念の一枚」を撮る
展望台には、ダムカードのデザインを模したフォトフレームが用意されています。ダムカードとは、国土交通省や水資源機構が管理するダムなどで配布されている、ダムの写真とデータを載せたカードのこと。そのフレームの中に自分が入って写真を撮れば、「自分だけのダムカード」のような記念写真が残せます。
背景に工事中の新丸山ダムを入れて撮れば、その時期にしか撮れない一枚になります。工事が進むたびに背景が変わるので、何度か訪れてフレーム写真を並べると、それ自体が工事の記録アルバムになるのもユニークな点です。
カップル旅行や友人同士の旅、家族の記念撮影にぴったりです。SNSに投稿するなら、建設中という「期間限定感」も伝わりやすい写真になります。
注意点として、平日でも他の見学者と撮影タイミングが重なることがあります。譲り合いを心がけ、長時間フレームを独占しないようにしましょう。また、フォトフレーム写真はあくまで記念撮影用で、本物のダムカードは別の場所でもらう必要があります(後半で詳しく解説します)。
展望台の神社と切り株ベンチでひと休み
まるっとテラスには、事業説明パネルやフォトフレームのほか、神社と切り株ベンチも設けられています。工事現場の見学スポットに神社がある、という組み合わせは少し意外に感じるかもしれませんが、大きな工事の安全を願う場所として、現場の雰囲気にもなじんでいます。
切り株ベンチは、腰を下ろして工事の様子をのんびり眺めるのにちょうどいい設備です。重機の音、木曽川の谷を渡る風、遠くに見えるコンクリートの壁。急がずにしばらく座っていると、クレーンがゆっくり資材を吊り上げる動きがよく見えてきます。
長距離ドライブの合間の休憩や、年配の家族を連れた旅には、座って眺められる場所があるのはありがたいポイントです。説明パネルを読み、AR体験をして、最後にベンチで現場を眺める、という流れで見学すると満足度が高くなります。
注意点として、屋外の展望台なので、夏の日中は日差しを遮るものが少なく、冬は谷を渡る風が冷たく感じられます。季節に合わせて帽子や上着を用意しておきましょう。雨の日は足元が濡れやすいので、歩きやすい靴が安心です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 個人は予約不要・無料で見学できる 既設ダムと建設中のダムを同時に見られる AR体験・フォトフレーム・パネルで理解が深まる | 公式案内の時間は平日のみ(土日祝は対象外) 駐車場は10台分と少なめ 売店などはなく、屋外で天候の影響を受けやすい |
目の前で進む新丸山ダム工事は何がすごい?数字で見るスケール
既設ダムの下流47.5mに、20.2m高いダムを建てる
新丸山ダムの工事は、今あるダムを壊して建て直すのではなく、「既設丸山ダムの下流47.5mの位置に、20.2m嵩上げした新丸山ダムを建設する」という方式です。既設ダムで洪水調節や発電の役割を果たしながら、そのすぐ下流に新しいダムを築いていきます。
なぜこの方式なのかというと、ダムの機能を止めずに能力を高められるからです。木曽川流域の暮らしを守るダムは、工事中だからといって役割を休むわけにはいきません。2つのダムが前後に並ぶ景色は、こうした事情から生まれています。
まるっとテラスで見学するときは、まず手前の古いダムの位置を確認し、次にその下流に立ち上がりつつある新しい堤体を探してみてください。「前後に47.5m」という距離感が、実際の景色の中でつかめるはずです。
注意点として、工事の段階によっては、どこが新しい堤体なのかわかりにくいこともあります。事業説明パネルの図を先に見てから現場を眺めると、位置関係が理解しやすくなります。
洪水調節容量は約3.6倍、発電も210,500kWへ
新丸山ダムが完成すると、洪水調節容量は7,200万m³となり、既設丸山ダムの約3.6倍に増えます。また、流水の正常な機能を維持するための容量として1,500万m³が確保されます。発電は、最大出力188,000kWから210,500kWへと増強される計画です。
この数字の背景には、木曽川がたびたび大きな洪水に見舞われてきた歴史があります。丸山ダムの記録では、1983年(昭和58年)9月の台風10号で既往最大の流入量8,200m3/sが発生し、美濃加茂市・坂祝町・八百津町などで浸水被害が出ました。新丸山ダム嵩上げ建設事業に着手したのは、その3年後の1986年(昭和61年)4月のことです。
防災や社会科の学習で訪れる親子、仕事でインフラに関わる人には、こうした「なぜ造るのか」という視点で現場を見ると、景色の意味がぐっと変わります。単なる巨大建造物ではなく、下流の町を守るための施設だと実感できます。
注意点として、ここで紹介した容量や出力は公式資料に示された計画値です。今後の計画変更で数値が見直される可能性もあるため、最新の数値は新丸山ダム工事事務所の資料で確認するのが確実です。
完成は令和18年度、総事業費は約4,100億円
新丸山ダムの完成予定は令和18年度(2036年度)です。令和6年8月27日に基本計画の第3回変更が官報告示され、工期は7年延伸、総事業費は約4,100億円(増額2,100億円)となりました。そして令和7年3月には、新丸山ダム堤体の左岸でコンクリート打設が始まっています。
工期が長いのは、それだけ大規模で慎重さが求められる工事だからです。既設ダムを運用しながら隣で新しいダムを築くという難しさもあり、一つひとつの工程に時間がかかります。この長さこそが、まるっとテラスで「変化を何度も楽しめる」理由にもなっています。
何年かおきに訪れる楽しみ方もおすすめです。たとえば子どもが小学生のうちに一度、中学生になってもう一度訪れれば、同じ場所で工事の進み方と子どもの成長を同時に感じられます。完成時にもう一度訪れれば、旅の記憶がひとつの物語になります。
注意点として、工期は過去にも延伸されています。「この年に完成するから、それまでに見に行こう」と予定を立てる場合は、公式サイトの最新情報で完成時期を確認してください。
| 比較項目 | 既設 丸山ダム | 新丸山ダム(建設中) |
|---|---|---|
| 位置・高さ | 堤高98.20m | 既設の下流47.5m、20.2m嵩上げ |
| 洪水調節容量 | ― | 7,200万m³(既設の約3.6倍) |
| 最大発電出力 | 188,000kW | 210,500kW |
| 完成 | 1956年(昭和31年)3月 | 令和18年度(2036年度)予定 |
出典:新丸山ダム工事事務所 事業資料、丸山ダム管理支所「丸山ダムについて」
そもそも丸山ダムはどんなダム?70年の歴史とダムカードのもらい方
戦争で中断、戦後に完成した木曽川の直線重力式ダム
丸山ダムは、木曽川の河口より約90km上流にある、直線重力式コンクリートダムです。堤高98.20m、堤頂長260.00m。目的は洪水調節と発電で、ダム湖は「丸山蘇水湖」と呼ばれています。左岸は御嵩町、右岸は八百津町にまたがる位置にあります。
その歴史は戦時中にさかのぼります。1943年(昭和18年)10月に日本発送電により着工されましたが、1944年(昭和19年)5月には太平洋戦争のため工事が中止に。戦後の1951年(昭和26年)5月に電力再編成で関西電力が事業を承継し、同年9月に本格的に工事が再開されました。1954年(昭和29年)4月に発電業務を開始し、1956年(昭和31年)3月に管理設備の完成をもって全工事が完成しています。
歴史好きの旅行者なら、まるっとテラスから既設ダムを眺めるとき、「戦争をはさんで完成したダムの前に、次の世代のダムが立ち上がっている」という時間の積み重なりを感じられるはずです。
注意点として、既設ダムの堤体や内部は自由に立ち入れる場所ではありません。内部見学には予約が必要な見学会があり、開催日も限られています(詳しくは後述)。
📜 歴史メモ
丸山ダムの全工事完成は1956年(昭和31年)3月。同じ年の7月には丸山蘇水湖での遊船事業も始まりました。2026年1月に完成70周年を迎え、管理支所では完成70周年記念カードが全3弾で配布されています(7月・10月・2026年1月に配布開始、一人一枚、無くなり次第終了)。詳しくは丸山ダム管理支所の公式サイトで確認できます。
ダムカードは丸山ダム管理支所で、土日も含め毎日もらえる
丸山ダムのダムカードは、丸山ダム管理支所で配布されています。公式サイトによると、ダムカードは丸山ダムと新丸山ダムをセットにして玄関風除室に置かれており、配布を希望する人は玄関に入って一人1セットを持ち帰る方式です。入室できるのは、土日などの閉庁日も含む毎日7:30~19:00とされています。
ここが、まるっとテラスとの大きな違いです。展望台は平日のみの案内ですが、ダムカードは週末や早朝・夕方でも受け取れます。休日しか動けない人でも、ダムカードだけは確実に手に入れられるわけです。
ダムカード集めを趣味にしている人や、ダムめぐりで各地を回っている人にとっては、2枚がセットでもらえるのはうれしいポイント。平日にまるっとテラスで工事を見て、そのまま管理支所でカードを受け取る、という順番で回ると効率よく楽しめます。
注意点として、ダムカードの配布は一人1セットです。家族全員分がほしい場合は、それぞれ本人が訪れる必要があります。また、記念カードは配布場所や時間が通常カードと異なり、管理支所1Fロビー受付で9:00~17:00の配布です。
| 住所 | 岐阜県加茂郡八百津町八百津1276-2 |
| 電話番号 | 0574-43-1108 |
| 営業時間 | ロビー展示 8:30~17:15/ダムカード配布(玄関風除室)毎日7:30~19:00(土日等閉庁日を含む) |
| 公式サイト | 公式サイト |
【失敗例】展望台でダムカードがもらえると思い込んでいた
見学者の間でありがちなのが、「まるっとテラスに行けばダムカードももらえるだろう」と思い込んでしまうケースです。展望台には「ダムカードフォトフレーム」があるため、名前からカードの配布場所だと勘違いしやすいのが原因です。
フォトフレームは記念撮影用の設備で、実物のダムカードは丸山ダム管理支所の玄関風除室に置かれています。展望台で写真を撮って満足して帰ってしまい、後から「カードをもらい忘れた」と気づく、という流れはもったいない失敗です。
対策は、旅程の中に「管理支所に立ち寄る」という項目をはっきり入れておくこと。カーナビの目的地を、まるっとテラスと管理支所の両方で登録しておくと迷いません。ダムカードの入室時間は毎日7:30~19:00なので、朝早く到着してカードを先に受け取り、その後8:30以降にまるっとテラスへ向かう、という順番も組めます。
また、記念カードを狙う場合は、通常カードとは時間が違う点にも注意が必要です。記念カードは1Fロビー受付で9:00~17:00の配布で、予定枚数がなくなり次第終了となります。業務の都合で受け取れない場合もあると案内されています。

地図アプリで「御母衣ダム」と入れると、画面いっぱいに細長い湖が現れます。ところがその周りに表示されるのは白川村だったり高山市だったり、少しスクロールすると富山県…
個人・家族・団体でどう変わる?目的別の見学プランの立て方
ぎふ旅手帖調べ:まるっとテラスと管理支所の違いを一覧で比較
「どこで、いつ、何ができるのか」を整理すると、まるっとテラスと丸山ダム管理支所は役割がはっきり分かれています。公式情報をもとに、ぎふ旅手帖で比較表にまとめました。結論から言えば、工事を見たいならまるっとテラス(平日)、ダムカードを確実にもらいたいなら管理支所(毎日)です。
| 比較項目 | まるっとテラス | 丸山ダム管理支所 |
|---|---|---|
| 時間 | 月曜日~金曜日(祝日除く)8:30~17:15 | ダムカード:毎日7:30~19:00 ロビー展示:8:30~17:15 |
| 予約 | 個人は不要 10名以上の団体は電話申込 |
カード受取は不要 個人見学は前日までに電話予約 |
| 料金 | 無料 | 無料 |
| できること | 工事見学、AR、フォトフレーム、パネル | ダムカード、説明パネル、建設当時の写真、DVD |
この比較からわかるのは、平日に訪れれば両方を一度に楽しめ、休日なら管理支所のダムカードに絞る、という使い分けです。旅の曜日が決まった段階で、どちらを主役にするかを決めておくと計画がぶれません。
注意点として、管理支所のロビー展示とダムカード配布は時間が異なります。早朝や夕方に訪れた場合はカードの受け取りのみになる点を覚えておきましょう。
家族旅・一人旅・カップル、それぞれのおすすめの回り方
結論として、同じ場所でも旅のスタイルによって楽しみ方は変わります。家族旅行なら「AR体験とフォトフレーム」、一人旅なら「切り株ベンチで現場をじっくり観察」、カップルなら「フォトフレームで記念写真を撮って、管理支所でダムカードを2人分」が軸になります。
家族旅行では、子どもが飽きないうちに見学を終えるのがコツ。まずARで完成形を見せ、次に実際の重機を探す「間違い探し」のような楽しみ方をすると、短時間でも満足度が上がります。一人旅なら、事業説明パネルを読み込んでから現場を眺め、工事の工程を自分の目で確かめる、という深い楽しみ方ができます。
カップルや友人同士の旅では、平日休みを合わせて訪れ、まるっとテラス→管理支所→八百津の町歩き、という流れで半日コースにするのがおすすめです。ダムカードは一人1セットなので、それぞれが自分の分を受け取れます。
注意点として、小さな子ども連れの場合、展望台は屋外で工事現場に面しています。柵の内側で見学する、走り回らないなど、安全面には十分に気を配りましょう。
【失敗例】10名以上の団体見学を直前に申し込もうとした
町内会や学校の遠足、職場の研修などで団体見学を検討している場合に起こりがちなのが、申込期限を過ぎてしまう失敗です。公式サイトによると、団体向けの現場見学は10名以上の団体のみが対象で、新丸山ダム工事事務所総務課への電話申し込みが必要。申込期限は開催日の3週間前と定められています。
原因は、「個人は予約不要」という情報が先に目に入り、団体も同じ感覚で直前に連絡すればいいと考えてしまうことです。個人の自由見学と、団体向けの現場見学はまったく別の扱いだと理解しておく必要があります。
対策は、日程が決まったらすぐ連絡すること。受付は月曜日~金曜日(祝日除く)8:30~17:15なので、週末に計画を立てた場合は、翌週の平日に早めに電話を入れましょう。問い合わせ先の電話番号は、本記事内の施設カードに掲載しています。
注意点として、10名未満のグループは団体見学の対象外です。その場合は個人見学として、まるっとテラスを自由に訪れる形になります。駐車場が10台分しかないため、複数台で来る場合は乗り合わせも検討してください。
丸山ダム 展望台まるっとテラスと一緒に回りたい八百津・木曽川のスポット
八百津の町で栗きんとんを味わう
まるっとテラスを訪れたら、ぜひ八百津の町にも立ち寄ってみてください。八百津は栗きんとんの発祥の地として知られ、町には老舗の和菓子店が点在しています。ダム見学で頭を使ったあとに、栗の素朴な甘さとほろりとほどける食感を味わうのは、旅の流れとしても心地よい組み合わせです。
展望台は八百津町役場から車で約8分の距離にあるため、町なかへの移動もスムーズです。見学のあとに町へ戻って和菓子店をめぐれば、半日でダムと町歩きの両方を楽しめます。
お土産を探している人や、家族へのちょっとした手みやげを買いたい人にも向いています。ダムカードと栗きんとん、という組み合わせは、八百津ならではの旅の記念になります。
注意点として、栗きんとんは秋を中心とした季節の和菓子で、販売期間や営業時間は店ごとに異なります。詳しくは下の記事で、店ごとの特徴や買い方をまとめています。

「栗きんとんといえば中津川や恵那でしょ?」と思っている方こそ、一度は知ってほしい町があります。岐阜県の南東、木曽川のほとりにある人口約1万人の小さな町・八百津(…
木曽川の展望台めぐりでもう一歩足をのばす
木曽川流域には、丸山ダム以外にも川の景色を楽しめる展望スポットが点在しています。まるっとテラスで「人がつくった巨大な構造物」を見たあとは、自然が刻んだ渓谷の景色を見に行くと、旅にメリハリが生まれます。
名古屋から約1時間でアクセスできる八百津周辺は、木曽川を下りながら複数の展望スポットをはしごする日帰りドライブの起点にも向いています。午前中にまるっとテラス、午後は下流の展望台へ、という組み立てなら、平日1日で見ごたえのあるコースになります。
写真が好きな人なら、ダムの直線的なコンクリートと、川の自然な曲線を撮り比べるのも面白いテーマです。同じ木曽川でも、場所によって水の色や川幅の印象がまったく違います。
注意点として、展望スポットによって駐車場の規模や開放時間はさまざまです。複数を回る場合は、それぞれの最新情報を事前に確認し、移動時間に余裕をもたせて計画しましょう。

「名勝 木曽川」と検索して、どこへ行けばあの絶景が見られるのか迷っていませんか。木曽川は昭和6年に国の名勝へ指定された岐阜・愛知にまたがる景勝地ですが、「名勝木…
行けない日は「3Dバーチャル見学ツアー」で予習する
平日にどうしても休みが取れない人や、訪問前に予習しておきたい人には、丸山ダム管理支所の公式サイトで公開されている「丸山ダム3Dバーチャル見学ツアー」がおすすめです。オンラインで丸山ダムを見学できる仕組みで、現地に行く前にダムの構造をつかんでおくのに役立ちます。
事前に予習しておくと、まるっとテラスから既設ダムを眺めたときに「あのあたりに監査廊があるのか」「天端はあの位置か」と具体的にイメージできるようになります。現地での見学が、ただ眺めるだけでなく、答え合わせのような体験に変わります。
雨の日の旅行計画の見直しや、子どもと一緒に旅の前日に予習する使い方にも向いています。旅行前のワクワク感を高めるのにもぴったりです。
注意点として、バーチャルツアーはあくまで既設の丸山ダムが中心で、新丸山ダムの最新の工事状況を見られるものではありません。工事の今を見たいなら、やはり平日のまるっとテラスへ足を運ぶのがいちばんです。
📝 ポイントまとめ
- 平日:まるっとテラスで工事見学→管理支所でダムカード→八百津の町で栗きんとん
- 休日:管理支所でダムカード(毎日7:30~19:00)→木曽川の展望スポットへ
- 行けない日:公式の3Dバーチャル見学ツアーで予習しておく
まとめ
まずはカレンダーを開いて、平日に半日空けられる日を探してみてください。完成予定の令和18年度まで、まるっとテラスから見える景色は少しずつ変わり続けます。今しか見られない工事中の新丸山ダムを、ダムカードと一緒に旅の記録に残してみてはいかがでしょうか。
※最新情報は新丸山ダム工事事務所の公式サイトでご確認ください。

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