「おちょぼさんに行くなら、参道で何を食べればいいの?」「串カツ以外にどんな店があるのか、地図で全体をつかんでから出かけたい」――そんなふうに考えて検索された方は多いはずです。千代保稲荷神社の門前町は、のれんと揚げ油の匂い、焼き物の甘い香りが入り混じる一本道。初めて歩くと、どこに入ればいいのか迷ってしまうほど店が並んでいます。
先に結論をお伝えすると、おちょぼ稲荷の食べ歩きは「しょっぱい系(串カツ・どて・からあげ)」「甘味系(よもぎ大判焼き・草もち・福餅・生カステラ)」「冷たい系(かき氷)」「座って食べる系(川魚料理)」の4ジャンルで地図を頭に入れると、迷わず回れます。参道は約700m、店の数は約120軒。全部は回れないからこそ、ジャンルごとに「この店」と1軒ずつ決めておくのが満足度を上げるコツです。
この記事では、岐阜県観光連盟の紹介ページなど一次情報で確認できた店だけを取り上げ、名物メニュー・価格・食べ歩きのしやすさを整理しました。月末の「月越し参り」や駐車場の注意点、よくある失敗パターンまで、旅の計画に必要なことを1本にまとめています。
・参道約700m・約120軒をジャンル別に整理した「食べ歩きマップ」の考え方
・串カツの京や、よもぎ大判焼きのちくりんなど、名物店ごとの看板メニューと価格
・一人旅・家族・カップル・ドライブ旅のシーン別おすすめの回り方
・月越し参りの混雑や駐車場で失敗しないための具体的な対策
おちょぼ稲荷食べ歩きマップの全体像|約700mの参道をどう歩く?

参道は「東口から南口まで」の門前町と覚えると迷わない
まず地図の骨格から押さえましょう。岐阜県観光連盟の紹介によると、千代保稲荷神社の門前町は東口から南口まで約700メートル続いています。そこに飲食店を中心として約120もの店が軒を連ねているので、「長い一本の商店街の真ん中あたりに神社がある」とイメージしておくと位置関係がつかみやすくなります。
この距離感は、食べ歩きの計画にそのまま効いてきます。約700mは、ゆっくり歩けば店先をのぞきながら往復するのにちょうどいい長さ。行きは参拝を目的に神社まで進み、帰り道で気になった店に寄る、という「往路は偵察・復路で食べる」スタイルが歩きやすい流れです。家族連れなら子どもが飽きない距離ですし、一人旅でも気負わず歩けます。
注意したいのは、店名の看板が似ていて「さっき見た店」がどこだったか分からなくなりやすいこと。串カツ店だけでも複数並ぶため、気になった店はスマホで店先を撮っておくと、帰り道で迷いません。東口側の店には「東口店」と名乗る支店もあるので、店名に入った方角も目印になります。
| 住所 | 〒503-0312 岐阜県海津市平田町三郷 |
| 駐車場 | 鳥居近くに無料駐車場あり(満車時は周辺の有料駐車場・前払い制) |
約120軒の中身は「4つのジャンル」に分けて地図化する
約120軒すべてを把握するのは現実的ではありません。そこでぎふ旅手帖では、参道の店を4ジャンルに分けて考えることをおすすめしています。1つ目は串カツ・どて・からあげなどの「しょっぱい系」、2つ目はよもぎ大判焼き・草もち・福餅・カステラなどの「甘味系」、3つ目はかき氷などの「冷たい系」、4つ目は川魚料理の店でじっくり座って食べる「食事系」です。
この分け方の理由は、食べ歩きの満足度が「同じジャンルを重ねないこと」で決まるからです。揚げ物を2軒続けると胃が重くなり、甘味を3つ続けると口の中が甘さで飽和します。しょっぱい→甘い→冷たいの順に1軒ずつ挟んでいくと、最後まで味の変化を楽しめます。
カップルなら1品を半分ずつシェアすると、同じ胃袋の容量で倍のジャンルを回れます。家族旅行なら、子どもは甘味系、大人は串カツ、と担当を分けて買い、ベンチ代わりの休憩スペースで交換するのも参道らしい楽しみ方です。
ただし、店ごとに営業時間や定休日はばらばらで、夕方には早めに閉める店もあります。「帰りに寄ればいいや」と後回しにした店が閉まっていた、ということは珍しくありません。どうしても食べたい1軒だけは、往路で先に買っておくのが安全です。
しょっぱい系→甘味系→冷たい系の順に、ジャンルごとに1軒ずつ。どうしても食べたい1軒だけは往路で先に買う。この2つを決めておくだけで、約120軒の参道でも迷わず回れます。岐阜県観光連盟の紹介ページも出発前に目を通しておくと、参道の雰囲気がつかめます。
参拝が先か、食べ歩きが先か?おすすめは「参拝してから」
結論から言うと、参拝を先に済ませてから食べ歩きに移る順番がおすすめです。千代保稲荷神社は商売繁盛・家内安全のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れる神社。食べ物を手に持ったまま境内に入るのは避けたいので、身軽なうちにお参りを済ませておくと、そのあとは心置きなく両手に串と甘味を持てます。
理由はもう一つあります。揚げたての串カツは、手がタレや油で汚れやすい食べ物です。お参りの前に食べてしまうと、手を拭く場所を探してうろうろすることになります。参拝→食べ歩きの順なら、最後にまとめてウェットティッシュで手を拭けばいいだけです。
ドライブ旅で時間が限られている方は、神社に近い場所に車を停め、参拝してから片道だけ参道を歩いて食べ、戻りは寄り道せずに駐車場へ、というコンパクトな動き方もできます。一人旅なら、お参りのあとに串カツ店の店内で座って一息つくのもいい時間です。
なお、境内での飲食は控えるのがマナーです。買った食べ物は店先や店内のスペースで食べ、境内には持ち込まないようにしましょう。参道は地元の方の生活道路でもあるので、立ち止まって食べるときは道の端に寄るのが気持ちのいい歩き方です。

「千代保稲荷神社ってなぜあんなに人が集まるの?」と疑問に思ったことはありませんか。岐阜県海津市にあるこの神社は、地元では「おちょぼさん」の愛称で親しまれ、年間約…
串カツ・どて・からあげ…しょっぱい系の名店はどこ?
京やは「ソース・味噌・どて」3種類で食べ比べたい串カツ専門店
おちょぼさんの串カツを1軒だけ選ぶなら、まず名前が挙がるのが串カツ専門店の京やです。岐阜県観光連盟の紹介でも、「ソース・味噌・どて」の3種類の串カツが有名な店として取り上げられています。同じ串でも味付けが3通りあるので、一人でも食べ比べができるのが魅力です。
ソースはさっぱりとした酸味でサクッとした衣の軽さが引き立ち、味噌は東海地方らしい甘辛さが衣にしみ込んで、ご飯が欲しくなる濃さ。揚げたてを店先で受け取り、湯気の立つ串にかぶりつくと、衣が歯に当たってザクッと鳴る音まで楽しめます。食べ歩きデビューの方は、まずソースと味噌を1本ずつ頼んで、自分の好みを確かめるのがおすすめです。
家族連れなら、子どもにはソース、大人は味噌とどて、と分けるとちょうどいいバランスになります。ドライブ旅の途中で軽く腹ごしらえしたいときにも、串1〜2本で済むので時間を取られません。
注意点として、京やの営業時間・定休日・串の価格は一次情報で確認できなかったため、この記事では記載していません。店頭の価格表示を見てから注文するようにしてください。また、月末や週末の昼どきは店先に人だかりができやすいので、時間をずらすと落ち着いて選べます。
| 住所 | 岐阜県海津市平田町三郷1788-1 |
| 電話番号 | 0584-66-2190 |
| アクセス | おちょぼ稲荷参道内 |
| 駐車場 | なし(神社駐車場を利用) |
「どて」とは何?甘めのホルモンを赤味噌で煮込んだ参道の名物
串カツと並んで参道を歩くとよく目にするのが「どて」です。岐阜県観光連盟の紹介によると、どてはホルモンを甘めに味付けして赤味噌で煮たもの。京やではこれが串カツの3種類の味の一つとして提供されています。
赤味噌でじっくり煮込まれたホルモンは、噛むほどに脂の甘みと味噌のコクがじわっと広がる濃厚な味わい。揚げたての串カツとは食感がまったく違い、ぷるっとした弾力とトロッとした柔らかさが交互にやってきます。串カツのサクサクと、どてのもっちり。この2つを続けて食べると、東海地方の「味噌文化」の奥行きが舌でわかります。
お酒好きの大人旅なら、どては外せない一本です。ただしドライブ旅でハンドルを握る方は、もちろんアルコールは控えて、お茶と一緒にどうぞ。ご飯のおかずにもなる味なので、持ち帰りができるか店頭で聞いてみるのも手です。
注意点は、赤味噌のタレが濃く服に垂れやすいこと。白いシャツで行く日は、串を斜めに持たずにまっすぐ立てて食べ、紙ナプキンを手元に用意しておきましょう。ホルモンが苦手な方は、無理せず串カツのソースや味噌を選べば十分楽しめます。
美濃からあげ でんえんは「南濃みかん」果汁漬けの変わり種
串カツ以外のしょっぱい系を探しているなら、美濃からあげ でんえんをマップに加えておきましょう。岐阜県観光連盟の紹介では、「南濃みかん」の果汁に漬けた「美濃からあげ」を提供する店として紹介されています。南濃みかんは、海津市南濃町周辺で育つ地元のみかん。参道の食べ歩きで、地元の果物の味が揚げ物に生きているのは珍しい組み合わせです。
みかん果汁に漬けることで、からあげの下味にほのかな柑橘の爽やかさが加わり、揚げ物なのに後味が重くなりにくいのが特徴。串カツを食べたあとの2軒目に選んでも、口の中がさっぱりとリセットされます。カリッと揚がった衣を噛むと、中から肉汁と一緒に柑橘の香りがふわっと抜けていきます。
子ども連れの家族旅行には、串に刺さっていないからあげの方が食べやすく喜ばれます。カップルなら、からあげを1つずつ分け合いながら歩くのも楽しい時間です。でんえんは手作りシロップのかき氷も出しているので、夏場はしょっぱい系と冷たい系を1軒で済ませられるのも便利です。
ただし、価格・営業時間は一次情報で確認できなかったため、記事では触れていません。揚げたてを待つ時間がかかる場合もあるので、時間に余裕を持って並びましょう。
| 住所 | 岐阜県海津市平田町三郷字村内1994-1 |
| 電話番号 | 0584-40-1280 |
| アクセス | おちょぼ稲荷参道内 |
| 駐車場 | なし(神社駐車場を利用) |
状況:参道に入ってすぐ、揚げたての串カツの匂いにつられて5本、6本と食べてしまい、その先の甘味やかき氷が入らなくなるパターンです。
原因:参道の入口付近から串カツの店が目に入るため、空腹のまま勢いで注文してしまうことにあります。
対策:最初の1軒は「2本まで」と決めておき、甘味を1つ挟んでから2軒目の揚げ物に進むと、最後まで味の変化を楽しめます。

「お千代保稲荷に行くなら串カツは外せないらしいけど、どのお店がいいんだろう?」「参道にたくさんお店があるみたいだけど、味や値段はどう違うの?」——そんな疑問を持…
よもぎ・草もち・福餅…甘味はどの店から攻める?

ちくりんの元祖よもぎ大判焼きは150円で買える参道の定番
甘味系の最初の1軒には、ちくりんの「元祖よもぎ大判焼き」をおすすめします。グルメ情報サイトの掲載によると、香り高いよもぎ風味の元祖大判焼きで、価格は1個150円(1ソースのみの確認のため、店頭表示で最新価格をご確認ください)。参道の食べ歩きの中でも手に取りやすい価格帯です。
よもぎを練り込んだ生地は、焼き上がりの表面がほんのり緑色を帯び、割ると湯気と一緒に草の青い香りがふわっと立ちのぼります。外側はうっすらカリッと、中はもっちり。そこに温かい餡が合わさって、串カツの濃い味のあとに食べると口の中がやさしく落ち着きます。
1個から気軽に買えるので、一人旅の小休止にちょうどいいサイズ。家族旅行なら人数分買って、歩きながら分け合うのも楽しい時間です。焼きたてが熱いので、子どもに渡すときは少し冷ましてからにしましょう。
注意点として、ちくりんの営業時間・定休日は店舗公式の情報で確認できなかったため、この記事には載せていません。参道の店は夕方前に閉まることも多いので、午後遅い時間に行く日は早めに立ち寄るのが無難です。
| 住所 | 岐阜県海津市平田町三郷1087-1 |
| アクセス | おちょぼ稲荷参道内 |
| 駐車場 | なし(神社駐車場を利用) |
九洲屋 東口店の草もちは「生のよもぎ100%」が持ち味
よもぎ好きなら、もう1軒押さえておきたいのが九洲屋 東口店の草もちです。グルメ情報サイトでは、生のよもぎを100%使用した草もちと、北海道産小豆の上品な甘さが特長として紹介されています。大判焼きが「焼き菓子」のよもぎなら、こちらは「餅」のよもぎ。同じ素材でも食感と香りの出方がまったく違います。
生のよもぎを使った草もちは、乾燥よもぎよりも色が深く、口に入れた瞬間に野の香りがぐっと広がります。もちっと伸びる生地の中から、北海道産小豆の餡がすっと溶けて、甘さは控えめ。後味に草の香りがすっきり残るので、甘いものが得意でない方でも1個ならぺろりと食べられます。
ちくりんの大判焼きと食べ比べると、「焼いたよもぎ」と「蒸したよもぎ」の違いがよくわかります。カップルや友人同士なら、2つを半分ずつ分けて比べるのがおすすめです。お土産に持ち帰る場合は、餅菓子は日持ちしにくいので、当日か翌日には食べきる前提で買いましょう。
注意点は、店名に「東口店」とある通り、参道の東口側の店であること。南口側から歩き始めた場合は参道の反対側まで歩くことになるので、マップを組むときに位置を意識しておきましょう。価格・営業時間は一次情報で確認できなかったため記載していません。
| 住所 | 岐阜県海津市平田町三郷1992 |
| アクセス | おちょぼ稲荷参道内 |
| 駐車場 | なし(神社駐車場を利用) |
おちょ福の「おちょ福餅」は縁起を持ち帰りたい人向け
参拝の記念に縁起物を買いたいなら、おちょ福の「おちょ福餅」が候補になります。グルメ情報サイトの掲載では、おちょ福餅は980円(1ソースのみの確認のため変動の可能性あり)。開運福餅として紹介されており、食べ歩き用というより「福をお土産に持ち帰る」感覚で選ぶ一品です。
商売繁盛・家内安全のご利益があるとされるおちょぼさんにお参りしたあと、名前に「福」が入ったお餅を手にすると、旅の締めくくりにちょうどいい区切りがつきます。会社の同僚や家族へのお土産にすると、「おちょぼさんに行ってきたよ」という話のきっかけにもなります。
家族旅行なら、自宅で家族みんなで分ける用に1つ。商売をしている方なら、月越し参りの帰りに職場用として買っていくのもいい使い方です。一人旅で食べ歩き中心の方は、価格を考えると他の甘味を優先し、お土産枠として最後に買うのが効率的です。
注意点として、おちょ福の営業時間・定休日は店舗公式の情報で確認できなかったため、この記事では記載していません。お土産として最後に買おうとして閉店に間に合わなかった、ということがないよう、参拝後すぐに買っておくのがおすすめです。
| 住所 | 岐阜県海津市平田町三郷1880-1 |
| アクセス | おちょぼ稲荷参道内 |
| 駐車場 | なし(神社駐車場を利用) |
きつねのしっぽの生カステラは水を使わないふんわり生地
和菓子以外の甘味も挟みたいなら、きつねのしっぽをマップに入れておきましょう。グルメ情報サイトによると、生地に生クリームを使用し、水を使わないこだわりのふんわり生カステラが看板。メニューにはベビー生カステラ、揚げベビーカステラ、りんご飴などが並び、ベビードーナツは650円(1ソースのみの確認のため変動の可能性あり)と掲載されています。
生クリームで仕上げた生地は、ひと口かじると卵とミルクの香りがふわっと広がり、表面は香ばしく中はしっとり。串カツや草もちとはまったく違う洋風の甘さなので、和の甘味が続いたあとの気分転換にぴったりです。小さく一口サイズなので、歩きながらでも食べやすいのも食べ歩き向きのポイントです。
子ども連れの家族旅行では、カステラやりんご飴は特に喜ばれます。カップルなら袋を1つ買って2人でつまみながら歩くと、参道散策の時間が少しだけ特別なものになります。
注意点は、袋入りのカステラは量があるので、他の甘味と重ねると食べきれなくなりやすいこと。食べ歩きの後半に買って、残りはお土産として持ち帰る前提にすると無駄になりません。営業時間は一次情報で確認できなかったため、記事では触れていません。
| 住所 | 岐阜県海津市平田町三郷1091 |
| アクセス | おちょぼ稲荷参道内 |
| 駐車場 | なし(神社駐車場を利用) |
暑い日はどこで涼む?参道のかき氷とひんやり休憩
ひふみ お千代保店の「アンブラン」は抹茶好きのためのかき氷
夏の参道でひと息つくなら、ひふみ お千代保店のかき氷を目指しましょう。グルメ情報サイトでは、看板のアンブランかき氷は抹茶シロップと抹茶餡、白玉が入る逸品と紹介されています。抹茶を「シロップ」と「餡」の2つの形で楽しめるのが、このかき氷ならではのポイントです。
ふわっと削られた氷に、ほろ苦い抹茶シロップがしみていき、スプーンを入れるたびに底から抹茶餡のこっくりとした甘さが顔を出します。もちっとした白玉は、冷たい氷の中で食感のアクセントに。揚げ物で温まった体が、ひと口ごとにすっと冷えていくのがわかります。
カップルでシェアするのにちょうどいいボリュームで、甘さ控えめの抹茶味は大人の舌にも合います。一人旅なら、歩き疲れた後半にひと休みする場所として組み込むのがおすすめです。抹茶の苦みが苦手な子どもには、別の甘味を選んであげるといいでしょう。
注意点として、かき氷は季節によって提供状況が変わる可能性があります。価格・営業時間は一次情報で確認できなかったため記載していません。暑い時期の休日は店先に行列ができやすいので、時間に余裕を持って並びましょう。
| 住所 | 岐阜県海津市平田町三郷1096 |
| アクセス | おちょぼ稲荷参道内 |
| 駐車場 | なし(神社駐車場を利用) |
でんえんの手作りシロップかき氷は地元フルーツの味比べ
抹茶以外の味を楽しみたいなら、先ほどしょっぱい系で紹介した美濃からあげ でんえんのかき氷もマップに入れておきましょう。岐阜県観光連盟の紹介では、手作りシロップのかき氷を提供しており、地元フルーツのシロップが多数あるとされています。からあげで南濃みかんを使っている店らしく、果物の味を前面に出したかき氷です。
手作りのフルーツシロップは、果実のつぶつぶ感や自然な酸味が残りやすく、市販の色鮮やかなシロップとは違う、素直な甘さが魅力。氷を口に運ぶたびに果物そのものの香りが鼻に抜けて、暑い日の参道で喉の渇きが一気に引いていきます。
家族旅行なら、子どもはフルーツ系、大人はひふみの抹茶系と分けて、2軒のかき氷を食べ比べるのも楽しい過ごし方です。からあげとかき氷を1軒で買えるので、移動を減らしたい子連れの方にも向いています。
注意点は、シロップの種類は季節で入れ替わる可能性があること。どのフルーツがあるかは店頭で確認してから選びましょう。価格も一次情報で確認できなかったため、記事では触れていません。
夏の食べ歩きは「冷たい系を中盤に挟む」と最後まで歩ける
暑い時期の食べ歩きでは、かき氷を最後のデザートにするより、中盤に挟むのがおすすめです。揚げ物と甘味を交互に食べ続けると、体が温まり喉も渇いてきます。そこでいったん冷たいかき氷で体温を下げると、後半の串カツや大判焼きもおいしく食べられます。
理由は単純で、参道は約700mあり、往復すると距離が倍になります。真夏の昼間に日差しの下を歩き続けると、食べ歩きより先に体力が尽きてしまいます。かき氷の店で座って休めるなら、その時間が体を休めるちょうどいい休憩になります。
ドライブ旅の方は、車内に冷たい飲み物を用意しておき、参道を歩いたあと車に戻ったときに水分補給できるようにしておくと安心です。小さな子ども連れなら、帽子と汗拭きタオルは必須。ベビーカーの方は、日陰で休める場所を見つけながら進みましょう。
注意点として、夏の休日の昼どきはかき氷店に行列ができやすく、並んでいる間に体が熱くなることもあります。日傘や扇子を持参し、無理せず休み休み歩くことが大切です。
参道の甘味を色で覚えると、マップが頭に入りやすくなります。緑はよもぎ(ちくりんの大判焼き・九洲屋 東口店の草もち)と抹茶(ひふみのアンブラン)、橙は南濃みかんを使うでんえんのからあげ。地元の素材を使った味を中心に選ぶと、ほかの観光地では食べられない「おちょぼさんらしい」食べ歩きになります。
座ってゆっくり食べたいなら?川魚料理の店という選択肢
やまとは新館・本館・おちょぼっ娘の3店舗で川魚料理を出す
食べ歩きだけでなく、腰を落ち着けてしっかり食事をしたい日もあります。そんなときの候補が、やまとです。岐阜県観光連盟の紹介では「やまと新館・本館・おちょぼっ娘」として掲載されており、どじょう・鰻・川魚料理の店として知られています。海なし県の岐阜、しかも木曽三川に囲まれた輪中地帯らしい、川の恵みを生かした料理が味わえます。
食べ歩きの串カツや甘味とはまったく違い、こちらはテーブル席で落ち着いて味わうスタイル。参道の喧騒から少し離れて、炭火で焼かれた鰻の香ばしい匂いや、ふっくらとした川魚の身をゆっくり楽しめます。お年寄りと一緒の家族旅行や、歩き疲れた日の休憩を兼ねた食事にぴったりです。
3つの店舗名があるので、どこに入るか迷うかもしれませんが、まずは紹介ページの情報をもとに、どの店舗でどのメニューを出しているかを確認してから行くのが確実です。
注意点として、やまとは店内で食べる店なので、食べ歩きはできません。また、夜の部は予約が必要とされています。昼の食べ歩きとセットで考えるなら、ランチの時間帯に組み込むのが無難です。
| 住所 | 〒503-0312 岐阜県海津市平田町山郷2202-1 |
| 電話番号 | 0584-66-3503 |
| 営業時間 | 10:30~17:00(夜の部)予約要 |
| 定休日 | 不定休 |
| アクセス | 名神高速道路 羽島ICより約15分、大垣ICより約20分/名鉄岐阜羽島駅からコミュニティバスで約15分 |
| 駐車場 | 契約駐車場あり |
ひつまぶしランチとなまずランチ、選ぶならどっち?
やまとのランチメニューは、岐阜県観光連盟の紹介ページに掲載されている価格で、ひつまぶしランチが1,980円(税別)、なまずランチが1,480円(税別)です(いずれも掲載時点の価格で、変動の可能性があります)。ご褒美感を求めるならひつまぶし、ここでしか食べられない体験を求めるならなまず、という選び方がおすすめです。
ひつまぶしは、香ばしく焼いた鰻をご飯にのせ、そのまま・薬味・お茶漬けと3通りに味を変えて楽しむ東海地方の定番料理。一方のなまずは、淡白でクセの少ない白身が特徴で、揚げても煮ても上品な味わい。川魚料理の店ならではの一皿なので、「せっかくおちょぼさんまで来たのだから」となまずを選ぶ人も少なくありません。
カップルなら2人で1つずつ頼んで、ひつまぶしとなまずを分け合うのもいい選択です。一人旅で食べ歩きもしたい方は、なまずランチで軽めに済ませ、残りの胃袋を参道の甘味に回すという組み立て方もできます。
注意点は、価格が税別表示であること。会計時には消費税分が加わるので、予算を組むときは少し余裕を見ておきましょう。人気の時間帯は混み合うので、早めの入店がおすすめです。
おちょぼっ娘の「ご利益ランチ」は1,080円で参拝気分を味わえる
やまとのもう一つの選択肢が、おちょぼっ娘の「ご利益ランチ」です。岐阜県観光連盟の紹介ページでは1,080円(税込・掲載時点の価格で変動の可能性あり)と掲載されています。名前の通り、参拝とセットで楽しみたい縁起のいい一皿として選べます。
ひつまぶしランチやなまずランチよりも手に取りやすい価格帯なので、食べ歩きと組み合わせたい方に向いています。参拝後に軽くお腹を満たしてから参道をぶらぶら歩く、という流れにすれば、食事と食べ歩きの両方を無理なく楽しめます。
家族旅行で小さな子どもがいる場合も、価格を抑えながら座って食べられるのはありがたいポイントです。一人旅で「参道の雰囲気を感じつつ、ちゃんとした食事もしたい」という方にも合います。
注意点として、ご利益ランチの具体的な中身は一次情報で確認できなかったため、この記事では詳しく書いていません。入店前にメニューを確認してから注文しましょう。こちらは税込表示なので、ひつまぶし・なまずのランチと比べるときは税の扱いの違いに気をつけてください。
ぎふ旅手帖調べ|価格とスタイルで比べるとどの店が合う?
主要店の名物・価格・食べ歩き可否を一覧で比べる
ここまで紹介した店を、名物メニュー・価格・食べ歩きのしやすさで一覧にしました。価格は一次情報や掲載ページで確認できたものだけを載せ、確認できなかったものは「店頭で確認」としています。マップを組むときの目安にしてください。
| 店名 | ジャンル | 名物 | 掲載価格 | 食べ歩き |
|---|---|---|---|---|
| 京や | しょっぱい系 | 串カツ(ソース・味噌・どて) | 店頭で確認 | ○ |
| 美濃からあげ でんえん | しょっぱい系・冷たい系 | 美濃からあげ・かき氷 | 店頭で確認 | ○ |
| ちくりん | 甘味系 | 元祖よもぎ大判焼き | 150円程度 | ○ |
| 九洲屋 東口店 | 甘味系 | 草もち | 店頭で確認 | ○ |
| おちょ福 | 甘味系(お土産) | おちょ福餅 | 980円程度 | ○ |
| きつねのしっぽ | 甘味系 | 生カステラ・ベビードーナツ | ベビードーナツ650円程度 | ○ |
| ひふみ お千代保店 | 冷たい系 | アンブラン(かき氷) | 店頭で確認 | ○ |
| やまと | 食事系 | ひつまぶし・なまず | ランチ1,080円〜(税込)程度 | ×(店内) |
※ぎふ旅手帖調べ。「程度」は1つの掲載ページでのみ確認した価格で、変動の可能性があります。
表を見ると、食べ歩きの店は「店頭で確認」が多いことがわかります。参道の小さな店は価格を店先の札で出していることが多いので、気になる店の前で一度立ち止まり、札を見てから注文する習慣をつけると安心です。
一人旅・家族・カップル・ドライブ旅、シーン別の回り方
同じ参道でも、誰と行くかでベストな回り方は変わります。一人旅なら、京やで串カツを2本、ちくりんでよもぎ大判焼き、九洲屋 東口店で草もちと、「少量ずつ多ジャンル」が正解。一人だと1品を食べきる必要があるので、小さなサイズのものを中心に選びましょう。
家族旅行なら、子どもが喜ぶでんえんのからあげやきつねのしっぽのカステラを軸に、大人は串カツとどてを担当。歩き疲れたらやまとで座って食事をする、という休憩ポイントを1つ決めておくと、子どもの機嫌も保てます。
カップルなら、ひふみのアンブランかき氷を2人でシェアし、甘味はちくりんと九洲屋 東口店で「よもぎの食べ比べ」。最後におちょ福餅を縁起物として買えば、旅の思い出がひとつ形に残ります。
ドライブ旅なら、時間を区切るのが大事です。参拝と食べ歩きを合わせて計画し、どうしても食べたい店を2〜3軒に絞って一直線に回りましょう。ハンドルを握る人はお酒を控え、どてや串カツはお茶と一緒に楽しんでください。
実は「串カツを食べない日」こそおちょぼさんの甘味の層の厚さがわかる
おちょぼさんといえば串カツ、というイメージが強く、多くの人が参道に入るなり揚げ物の店に吸い込まれていきます。ところが意外と知られていないけれど、この参道の甘味のラインナップは、それだけで1日楽しめるほど充実しています。
よもぎを焼いたちくりんの大判焼き、生のよもぎを100%使った九洲屋 東口店の草もち、抹茶を2つの形で味わうひふみのかき氷、生クリームと卵の香りが立つきつねのしっぽの生カステラ、縁起を持ち帰るおちょ福餅。同じ「緑の甘味」でも、焼く・蒸す・削った氷に乗せる、と調理法がまったく違います。
2回目以降のおちょぼさんでは、あえて串カツを封印して「甘味だけの日」にしてみるのもおすすめです。揚げ物の油で舌が重くならないぶん、よもぎの香りや抹茶のほろ苦さが繊細に感じられます。甘いもの好きの友人同士の旅なら、なおさら楽しい1日になるはずです。
もちろん、串カツを食べないと物足りないという方は、最後に1本だけ食べて締める、というのも一つの楽しみ方です。
予算と胃袋で決める「3つのモデルコース」
最後に、ここまでの情報をもとに3つのモデルコースを提案します。コース①「さくっと食べ歩き」は、参拝→京やで串カツ2本→ちくりんのよもぎ大判焼き→ひふみのかき氷、の流れ。しょっぱい・甘い・冷たいを1軒ずつ回るコンパクトな組み合わせです。
コース②「甘味はしご」は、参拝→九洲屋 東口店の草もち→ちくりんのよもぎ大判焼き→きつねのしっぽの生カステラ→おちょ福でお土産、の流れ。串カツを食べない日のための甘味特化コースです。
コース③「座って食事+ちょこっと食べ歩き」は、参拝→やまとでランチ→でんえんのかき氷→おちょ福餅をお土産に、の流れ。お年寄りや小さな子ども連れの家族旅行に向いた、歩く距離を抑えたコースです。
どのコースでも、店の営業状況は日によって変わります。目当ての店が閉まっていた場合に備えて、同じジャンルの「次の候補」を1軒ずつ頭に入れておくと、当日あわてずに済みます。
| 食べ歩き中心のメリット | 食べ歩き中心のデメリット |
|---|---|
| 少しずつ多くの店を回れる 参道の活気を全身で感じられる 予算を細かく調整できる | 座って休める場所が限られる 手や服が汚れやすい 夕方は早めに閉まる店がある |
月越し参り・駐車場・マナー…おちょぼ稲荷食べ歩きで失敗しないコツは?
月末の「月越し参り」は夜通し賑わう特別な時間
おちょぼさんの食べ歩きを語るうえで欠かせないのが「月越し参り」です。岐阜県観光連盟の紹介によると、月末から翌月1日にかけて月越し参りが行われ、当月のお礼と翌月のお願いをするべく、夜通し多くの参拝者が詰めかけることで知られています。また、毎月最終日には「月並祭」も開催されます。
ふだんは昼間の参道が中心ですが、月越し参りの夜は灯りがともった参道に人が行き交い、昼とはまったく違う雰囲気に包まれます。商売繁盛を願う自営業の方などが多く訪れ、夜の参道で湯気の立つ串カツを頬張る時間は、この日ならではの体験です。
夜の雰囲気を味わいたいカップルや、商売をしている方の月例参拝には特に向いています。一方、小さな子ども連れの家族旅行や、ゆっくり食べ歩きを楽しみたい方は、月末を避けた平日の昼間の方が落ち着いて回れます。
注意点として、月末は大変混雑するため、駐車場の確保が難しくなります。時間帯ごとの営業店舗は日によって異なるので、夜に開いている店をあらかじめ決めて行くのではなく、「開いている店に入る」くらいの気持ちで出かけるのがいいでしょう。
📜 歴史メモ:「おちょぼさん」と呼ばれて親しまれる理由
千代保稲荷神社は、地元では親しみを込めて「おちょぼさん」と呼ばれています。商売繁盛・家内安全のご利益があるとされ、月末の月越し参りでは当月のお礼と翌月のお願いをするため、夜通し参拝者が訪れます。参道の飲食店が早朝から夜まで賑わう独特の門前町文化は、こうした「毎月通う」参拝のかたちが育ててきたものです。
駐車場は「鳥居近くの無料駐車場」が基本、満車なら有料へ
飛騨・美濃の観光と同じく、おちょぼさんも車で訪れる人が多いスポットです。岐阜県観光連盟の紹介によると、鳥居近くに無料駐車場があり、満車時は周辺の有料駐車場(1回あたり前払い制)を利用できます。車の場合は、名神高速道路の羽島ICや大垣ICが最寄りの高速道路の出入口になります。参道内のやまとの紹介ページでは、羽島ICより約15分、大垣ICより約20分と案内されています。
無料駐車場に停められれば、参拝と食べ歩きの拠点としてそのまま使えます。電車で行く場合は、名鉄岐阜羽島駅からコミュニティバスで約15分という案内もあります。

「おちょぼ稲荷に行ってみたいけど、どうやって行くのが一番いいんだろう?」「車と電車、どっちが便利?」「駐車場って混むのかな?」——岐阜県海津市にある千代保稲荷神…
状況:月越し参りの日に何も考えず車で向かい、無料駐車場が満車で周辺をぐるぐる回り、食べ歩きの時間が削られてしまうパターンです。
原因:月末は月越し参りの参拝者が集中し、鳥居近くの無料駐車場が早い時間から埋まりやすいことにあります。
対策:月末に行くなら、満車を前提に有料駐車場の前払い分の現金を用意しておくか、混雑が少ない平日の日中を選ぶのが確実です。
食べ歩きのマナーと持ち物で、参道をもっと気持ちよく歩く
参道を気持ちよく歩くために、マナーと持ち物も確認しておきましょう。まず、買った食べ物は店先や店内のスペースで食べ、境内には持ち込まないこと。ゴミは買った店に返すか持ち帰るのが基本です。参道に十分なゴミ箱があるとは限らないので、小さなビニール袋を1枚持っておくと重宝します。
持ち物としておすすめなのは、ウェットティッシュ、小銭、ビニール袋の3つ。串カツやどてのタレで手が汚れたとき、ウェットティッシュがあるとすぐに拭けます。参道の店は1品ごとの買い物が多いので、小銭があると支払いがスムーズです。キャッシュレス決済が使える店かどうかは、店ごとに異なるため、現金を多めに持っていくと安心です。
家族旅行なら、子ども用のおしぼりと着替えを1枚用意しておくと、タレをこぼしても慌てずに済みます。カップルの場合は、食べ物を持ったまま写真を撮るときに、周りの人の通行の邪魔にならないよう道の端に寄りましょう。
注意点として、参道は混雑する日も多く、串を持ったまま人混みを歩くと、ほかの人の服にタレをつけてしまうことがあります。串物は立ち止まって食べ切ってから歩き出すのがマナーです。
食べ歩きのあとに寄りたい周辺スポット
食べ歩きでお腹が満たされたら、周辺の観光地にも足を延ばしてみましょう。車で移動できる範囲なら、高さ約30m、幅約4mの「養老の滝」が候補になります。岐阜県観光連盟の紹介でも、日本の滝百選に選ばれた滝として紹介されています。
おちょぼさんの参道で食べ歩きを楽しんだあと、養老の滝で森の中を歩けば、食後の腹ごなしにもなります。食べ歩きの賑やかさから一転して、滝の音と緑に囲まれた静かな時間を過ごせるのも魅力です。家族旅行やドライブ旅なら、半日ずつ組み合わせると無理のないプランになります。
一人旅で電車を使う場合は、移動手段が限られるので、無理に周辺を回ろうとせず、おちょぼさんだけをじっくり楽しむのも一つの選択です。
注意点として、周辺スポットへの移動時間や営業時間は、季節や曜日によって変わることがあります。出発前にそれぞれの公式情報を確認してから計画を立てましょう。
📝 出発前のチェックリスト
- 行く日が月末(月越し参り)かどうか確認したか
- ウェットティッシュ・小銭・ビニール袋を用意したか
- どうしても食べたい店を1〜2軒に絞ったか
- 満車に備えて有料駐車場の現金を用意したか
まとめ
まずは「しょっぱい系1軒・甘味系1軒・冷たい系1軒」だけを決めて、おちょぼさんの参道に出かけてみてください。初めての方なら、京やの串カツとちくりんのよもぎ大判焼きの2つから始めると、参道の味の幅をつかめます。
※価格・営業時間は変更される場合があります。最新情報は岐阜県観光連盟の紹介ページや各店舗の店頭表示でご確認ください。

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