「奥長良川名水」という言葉を聞いて、水のブランド名を思い浮かべる人もいれば、郡上や関のあたりに湧く清らかな水を思い出す人もいるはずです。実はどちらも正解で、この言葉には「岐阜県関市の高賀渓谷で採れる天然水ブランド」と「長良川上流域一帯に広がる名水の里」という二つの顔があります。
ペットボトルの「高賀の森水」を店頭で見かけて気になった方、テレビやふるさと納税で名前を知って現地で汲んでみたくなった方、どちらにとっても知りたいのは「どんな水で、どこで手に入り、実際に汲みに行けるのか」という一点ではないでしょうか。結論から言えば、奥長良川名水は一億年前以上の地層がゆっくり磨いた軟水で、関市洞戸の「高賀神水庵」に行けば初穂料100円で誰でも持ち帰れます。
この記事では、水の正体と味の秘密から、実際に汲める取水口、水を守る高賀神社、郡上八幡まで足を延ばす名水めぐり、そして通販や保存水の選び方まで、岐阜を何度も巡ってきた案内人の目線で順に整理していきます。ドライブ旅の途中に立ち寄る計画づくりにも役立つはずです。
- 奥長良川名水の正体と、水がまろやかになる地層の秘密
- 高賀神水庵で名水を汲む手順・料金・時間のルール
- 高賀神社や郡上八幡まで巡る、水の里の1日ドライブプラン
- 通販・保存水・水素水など、家で味わうときの選び方
奥長良川名水とは?一億年前の地層が磨いた清流の正体

まず押さえておきたいのが、「奥長良川名水」という言葉の指す範囲です。狭い意味では関市洞戸で天然水を製造・販売する「奥長良川名水株式会社」とその主力商品「高賀の森水」を指し、広い意味では長良川の上流域に点在する名水の里全体を指します。旅行者としては、両方をセットで捉えておくと現地での動きがぐっとスムーズになります。
奥長良川名水は「エリアの総称」と「ブランド名」の二つの顔を持つ
結論として、奥長良川名水はブランドであり、地域の呼び名でもあります。奥長良川名水株式会社は1999年設立の関市洞戸の企業で、高賀渓谷の地下水をボトリングした「高賀の森水」を全国に届けています。一方で長良川の上流域は郡上市の宗祇水、関市洞戸の高賀の水など、古くから名水が湧く土地として知られてきました。旅の計画では「まず高賀渓谷で汲み、時間があれば郡上まで水の町を歩く」という二段構えがおすすめです。注意点として、ブランド名で検索すると通販ページばかり出てくるため、現地で汲みたい場合は後述する「高賀神水庵」の名前で調べると迷いません。
一億年前の地層が磨く|高賀渓谷の水がまろやかな理由
高賀の森水がやわらかい口当たりになるのは、水を蓄える大地の古さが理由です。奥長良川名水株式会社によると、水源となる高賀渓谷の地下は一億年前以上とされる古い地層で構成され、その岩盤の隙間を長い年月をかけて通り抜けた水が採水されています。時間をかけて濾過された水はミネラルのバランスが穏やかで、口に含むと角のない軟水らしい甘さを感じます。コーヒーや出汁、炊飯など素材の味を引き出したい調理に向くのがこのタイプの水です。ただし軟水は硬水のような明確な飲みごたえを求める人には物足りなく感じることもあり、味の好みは分かれます。まずは2Lボトル1本から試すと失敗がありません。
長良川は日本三大清流|世界農業遺産が育む水の郷
奥長良川名水が生まれる背景には、長良川そのものの清らかさがあります。長良川は四万十川・柿田川と並ぶ日本三大清流のひとつに数えられ、「清流長良川の鮎」は世界農業遺産に認定されています。流域に暮らす人々が上流の森を守り、水質を保ってきたからこそ、天然水も天然鮎も育つという循環が続いてきました。ドライブで訪れるなら、川沿いを走りながら「この水が名水を生んでいる」と実感できるのが醍醐味です。なお梅雨や台風の増水期は川が濁ることもあり、清流らしい澄んだ流れを狙うなら初夏や秋の晴れた日が狙い目です。
長良川の鮎は「清流長良川の鮎」として世界農業遺産に認定された特別な存在です。名水めぐりとあわせて天然鮎を味わうと、この土地の水の豊かさをまるごと体感できます。

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高賀の森水はなぜ12年連続で金賞なのか|味と受賞の秘密
奥長良川名水を語るうえで外せないのが、看板商品「高賀の森水」の実力です。国内外のコンテストで評価を重ねてきた背景には、水源の質だけでなく、それを損なわない製法へのこだわりがあります。ここでは受賞歴・製法・価格・購入先の4点を整理します。
モンドセレクション最高金賞を連続受賞した実力
高賀の森水は、国際的な品評会で高い評価を得てきた天然水です。奥長良川名水株式会社によると、モンドセレクションで最高金賞を長年連続で受賞し、味覚を評価するiTQi(国際味覚審査機構)でも優秀味覚賞の最高位である三つ星を連続で獲得してきました。数ある国産ミネラルウォーターの中でも、味の評価軸で継続的に結果を残している点が強みです。もちろん賞はあくまで評価の目安ですが、「どれを選べばいいか分からない」という人にとっては、選ぶ理由のひとつになります。最新の受賞状況は公式サイトで確認してみてください。
📜 歴史メモ
奥長良川名水株式会社は1999年に設立された関市洞戸の企業です。「逃げない水素水」を世界で初めてペットボトルで実現したことでも知られ、天然水の枠を超えた機能性ウォーターの開発にも取り組んできました。
非加熱ボトリングだから活きる、やわらかな口当たり
高賀の森水がまろやかな理由のひとつが、加熱殺菌を行わない「非加熱ボトリング」です。多くのミネラルウォーターは加熱処理を経ますが、高賀の森水は水本来の風味を損なわないよう、汲み上げた水をそのままボトルに詰める製法を採用しています。加熱による風味の変化がない分、水源の持つ自然なまろやかさが素直に伝わります。赤ちゃんのミルクづくりや、香りを大切にしたいお茶・コーヒーにも使いやすいのが特徴です。ただし非加熱の天然水は開封後の管理に注意が必要で、開けたら冷蔵して早めに飲み切るのが基本になります。
価格はどのくらい?2Lから水素水まで比較
気になる価格を、公式通販の情報をもとに整理しました。用途によって選ぶボトルが変わるので、まずは相場感をつかんでおくと安心です。日常用なら2L、持ち歩きや来客用なら500ml、防災用なら保存水と、目的別に選び分けるのがおすすめです。
| 商品(ケース単位) | 価格(税込) | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 高賀の森水 2L×6本 | 2,268円 | 毎日の料理・飲用 |
| 高賀の森水 500ml×24本 | 4,665円 | 持ち歩き・来客用 |
| 5年保存水 500ml×24本 | 5,443円 | 防災・備蓄 |
| 逃げない水素水36 500ml×24本 | 8,553円 | 機能性を求める人向け |
※価格は奥長良川名水公式通販サイト掲載の税込価格(ぎふ旅手帖調べ)。最新価格は公式サイトでご確認ください。
買える場所は?工場は平日のみ・通販が便利
高賀の森水を確実に手に入れるなら、通販が最も手堅い選択です。奥長良川名水株式会社の所在地は関市洞戸で、営業時間は8:00〜17:00、土日祝や年末年始・お盆・GWは休みとなっています。つまり週末のドライブ途中に会社へ直接立ち寄って買うのは難しく、旅の道中で名水そのものを持ち帰りたい場合は、後述する高賀神水庵で汲むのが現実的です。ボトル製品が欲しいなら、公式通販サイトやふるさと納税、県内の道の駅・スーパーなどで探すのがスムーズです。
| 名称 | 奥長良川名水株式会社(高賀の森水) |
| 所在地 | 〒501-2801 岐阜県関市洞戸栗原291 |
| 電話番号 | 0581-58-9011 |
| 営業時間 | 8:00〜17:00 |
| 定休日 | 土日祝・年末年始・お盆・GW |
| アクセス | 東海北陸自動車道 美濃ICより約25分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
名水は自分で汲める?高賀神水庵は初穂料100円で40Lまで

「せっかくなら自分の手で名水を汲みたい」という人のために用意されているのが、高賀神社のふもとにある取水施設「高賀神水庵」です。ペットボトルを買うのとはまた違う、湧き出す水を器に受ける体験ができます。ここでは料金や持ち帰りのルール、そして訪問前に知っておきたい注意点を整理します。
高賀神水庵は初穂料100円で誰でも汲める取水口
高賀神水庵は、一億年前以上の地層から汲み上げた名水を有料で持ち帰れる取水施設です。入庵時に初穂料100円を納めれば、誰でも高賀の水を汲めます。関市洞戸の高賀神社のすぐ近くにあり、澄んだ渓谷の空気の中で水を汲む時間は、それ自体が小さな旅の目的になります。普通自動車20台分の駐車場が用意されているので、車での立ち寄りにも向いています。空のポリタンクやペットボトルを持参すれば、その場で新鮮な名水を確保できます。
| 名称 | 高賀神水庵 |
| 所在地 | 〒501-2806 岐阜県関市洞戸高賀658-4 |
| 電話番号 | 0581-58-8100 |
| 営業時間 | 春夏期(4〜10月)7:30〜18:00/秋冬期(11〜3月)8:00〜17:30 |
| 定休日 | 年末年始(12/30〜1/3)・警報発令時 |
| 初穂料 | 100円 |
| 駐車場 | あり(20台) |
| アクセス | 東海北陸自動車道 美濃ICより約30分 |
持ち帰りは1回40Lまで|容器と時間のルール
水汲みには分かりやすいルールがあります。持ち帰れるのは1回につき容器2個まで、1容器あたり上限20リットル、合わせて最大40リットルまでです。これは多くの人が公平に汲めるようにするための取り決めで、大量のタンクを持ち込んで独占するのはマナー違反になります。家庭で数日〜1週間ほど使う量としては40リットルで十分すぎるほどで、飲用や炊飯、コーヒー用と使い分けても余裕があります。空容器は自分で持参するのが基本なので、出発前に清潔なポリタンクやペットボトルを準備しておきましょう。フタつきでしっかり密閉できる容器だと、車内でこぼす心配がありません。
失敗パターン①:夕方で閉庵、営業時間を勘違いして汲めなかった
高賀神水庵でありがちな失敗が、閉庵時間を勘違いして到着したら汲めなかったというケースです。営業時間は季節で変わり、春夏期(4〜10月)は7:30〜18:00、秋冬期(11〜3月)は8:00〜17:30と、冬場は夕方の閉まりが早くなります。「日が長いから大丈夫」と油断して秋冬の17:30過ぎに着くと門が閉じている、という事態が起こりがちです。対策はシンプルで、遅くとも閉庵の30分前には到着するよう計画すること。加えて台風や大雪などの警報が出ると臨時休庵になるため、悪天候が予想される日は事前に電話で確認しておくと安心です。山あいの道は日没後に一気に暗くなるので、明るいうちの行動を心がけましょう。
初穂料100円は水汲みへの感謝を込めた志。無人時の対応や支払い方法は現地の案内に従いましょう。汲んだ水は塩素消毒されていない天然水のため、持ち帰ったら早めに使い切るのが基本です。
家族・キャンプに便利|駐車場20台と周辺の楽しみ方
高賀神水庵は、家族連れやアウトドア派にとって使い勝手のよいスポットです。駐車場が20台分あり、渓谷沿いの澄んだ空気の中で水を汲む体験は、子どもにとっても印象に残ります。周辺には高賀の森を活かしたキャンプやバーベキューが楽しめる自然環境が広がり、汲みたての水でコーヒーを淹れたり、飯盒炊飯に使ったりと、名水を「その場で味わう」楽しみ方もできます。夏はひんやりとした渓谷が避暑にもなり、川のせせらぎを聞きながら過ごせます。ただし山間部のため気温は市街地より低めで、夏でも朝晩は羽織るものがあると快適です。
水を守る神様|円空も修行した高賀神社の由緒
高賀神水庵のすぐ近くに鎮座するのが、この地の水と山を守ってきた高賀神社です。名水を汲むだけで帰るのはもったいない、ぜひあわせて参拝したい歴史ある社です。妖怪退治の伝説や円空ゆかりの仏像など、物語性の豊かな見どころが揃っています。
高賀神社は猿虎蛇伝説が残る修験の聖地
高賀神社は、古くから山岳信仰と結びついてきた修験道の聖地です。この地には、かつて人々を苦しめた妖魔「猿虎蛇(さるとらへび)」を退治したという伝説が残り、高賀山を仰ぐ信仰の中心として崇敬を集めてきました。険しい高賀山の登山口にも近く、山と水を一体で守ってきた歴史が今も息づいています。名水が湧くこの土地が、単なる水源ではなく「聖なる山からの授かりもの」として大切にされてきたことが、参拝すると自然と伝わってきます。境内は静かで、水を汲んだあとの心を落ち着ける時間にぴったりです。
| 名称 | 高賀神社 |
| 所在地 | 〒501-2806 岐阜県関市洞戸高賀1217 |
| 電話番号 | 0581-58-2295 |
| 拝観 | 境内自由(無料) |
| 駐車場 | あり(大鳥居付近10台) |
| アクセス | 東海北陸自動車道 美濃ICから約40分 |
円空が刻んだ仏像|記念館で会える木彫りの祈り
高賀神社を語るうえで欠かせないのが、江戸時代の遊行僧・円空との深い縁です。円空はこの高賀の地で修行したと伝わり、生涯に十二万体を彫ったとされる木彫仏の一部が「高賀神社円空記念館」に収蔵・展示されています。荒々しくも慈愛に満ちた円空仏の表情は、写真で見るのと実物とでは迫力がまるで違います。仏像や歴史に興味がある人なら、水汲みとセットでぜひ立ち寄ってほしい場所です。開館日や拝観料は季節や管理状況で変わることがあるため、記念館の見学を目的にする場合は事前に確認しておくと確実です。
拝観は無料|大鳥居から本殿への回り方
高賀神社は境内を自由に参拝でき、拝観料はかかりません。駐車場は大鳥居付近に普通自動車10台分があり、そこから杉木立に囲まれた参道を歩いて本殿へ向かうのが基本の流れです。静かな山の空気の中、鳥居をくぐって本殿まで歩く数分間は、俗世から少し離れる心地よさがあります。高賀神水庵と高賀神社は近接しているので、「先に神社へ参拝してから水を汲む」という順番にすると、授かりものとしての水のありがたみがいっそう深まります。ただし駐車台数は多くないため、紅葉シーズンの週末などは早めの時間帯を狙うのが賢明です。
奥長良川名水と並ぶ長良川の名水めぐり|宗祇水は百選第1号

高賀の水を堪能したら、時間の許す範囲でぜひ足を延ばしたいのが長良川上流の名水の里です。特に郡上八幡は「水の町」として知られ、日本の名水を語るうえで欠かせない存在。ここでは奥長良川名水と並ぶ、流域を代表する名水スポットを紹介します。
宗祇水は名水百選「第1号」|郡上八幡の湧水
郡上八幡の宗祇水(そうぎすい/白雲水)は、日本の名水を語るうえで象徴的な存在です。環境省が選定した「名水百選」の記念すべき第1号として登録された湧水で、全国100か所の名水のいわば筆頭格にあたります。室町時代の連歌師・飯尾宗祇がこの清水を愛したという伝説から名がつき、今も郡上八幡の城下町に静かに湧き続けています。石畳の路地に湧く水場は風情たっぷりで、名水めぐりのクライマックスにふさわしい場所です。飲用に適した区画とそうでない区画が分かれているため、案内表示をよく確認して利用しましょう。
| 名称 | 宗祇水(白雲水) |
| 所在地 | 岐阜県郡上市八幡町本町 |
| 見学 | 自由(無料) |
| 選定 | 環境省「名水百選」第1号(昭和60年) |
| アクセス | 長良川鉄道 郡上八幡駅から市街地へ/郡上八幡ICから約10分 |
※名水百選の選定情報は環境省 名水百選を参照。
いがわこみちと水路の城下町|郡上は水の町
郡上八幡が「水の町」と呼ばれるのは、宗祇水だけが理由ではありません。町中に張り巡らされた用水路が今も生活に息づいており、その代表格が郡上八幡旧庁舎記念館の横を流れる「いがわこみち」です。全長約120メートルの細い水路には鯉や川魚が泳ぎ、3か所の洗濯場が残されていて、地域の人々の社交の場にもなってきました。夏はスイカを冷やす光景も見られ、水と暮らしが密着した町の姿を体感できます。散策路として整備されているので、宗祇水とあわせて歩けば30分ほどで水の町の魅力を味わえます。生活用水路のため、水に手を入れる際は洗濯や魚に配慮するのがマナーです。

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長良川中流域も名水百選|美濃・関・岐阜の清流
名水百選に選ばれているのは、点で湧く泉だけではありません。美濃市・関市・岐阜市を流れる長良川中流域そのものが「名水百選」に選定されており、川の流れが丸ごと名水として評価されている珍しい例です。この一帯は鵜飼や天然鮎の漁場としても知られ、清らかな流れが観光・漁業・暮らしを支えてきました。奥長良川名水が生まれる高賀渓谷も、この大きな水の恵みの一部です。ドライブでこの流域を走ると、上流から下流へと水が土地を潤していく様子を実感できます。中流域は増水期に流れが強くなるため、川辺に近づく際は水位や天候の変化に注意しましょう。
失敗パターン②:飲用と生活用の区別を知らずに使ってしまう
郡上の名水めぐりで意外と多いのが、湧水や用水の「用途」を勘違いしてしまう失敗です。宗祇水のような史跡の水場は、最上流部が飲用、その下流が野菜洗い・食器すすぎ・洗濯用と、水の流れに沿って使い方が細かく決められています。この区分を知らずに下流の生活用水を飲もうとしたり、飲用区画で物を洗ったりすると、地域のルールを乱すことになります。対策は、各水場に掲示された案内表示を必ず確認すること。また、生活用水路は住民の暮らしの場でもあるため、大きな容器で汲むような行為は控えるのがマナーです。名水を持ち帰りたいなら、前述の高賀神水庵のように「汲むための施設」を利用するのが正解です。
どう楽しむ?ドライブ・家族・カップル・一人旅の水めぐり
奥長良川名水の楽しみ方は、旅のスタイルによって変わります。同じ名水めぐりでも、ドライブ派・家族連れ・カップル・一人旅で最適なプランは少しずつ違います。ここでは目的別に、無理なく巡れる過ごし方を提案します。
ドライブ旅:美濃ICを起点に洞戸〜郡上を1日で
車で巡るなら、東海北陸自動車道の美濃ICを起点にするのが効率的です。ICから約25〜30分で関市洞戸の高賀エリアに入り、高賀神社に参拝してから高賀神水庵で水を汲む、というのが午前の王道コース。昼は洞戸周辺で食事をとり、午後は長良川沿いを北上して郡上八幡へ向かえば、宗祇水やいがわこみちの水の町散策までを1日で楽しめます。山あいのワインディングが続くので、運転はゆとりを持った時間配分がおすすめです。汲んだ水は直射日光を避けて車内に積み、帰宅後は早めに使い切りましょう。

郡上八幡といえば「郡上おどり」と清流のイメージが強いですが、実はこの城下町、食べ歩きの町としても岐阜屈指の実力を持っています。とはいえ、いざ現地に着くと「どの店…
家族連れ:水汲み体験とキャンプ・川遊び
家族旅行なら、水汲みそのものを「体験アクティビティ」として楽しむのがおすすめです。高賀神水庵で子どもと一緒にポリタンクへ水を汲む作業は、蛇口をひねれば水が出る日常とは違う発見があります。周辺の高賀の森には自然を活かしたキャンプ・川遊びのスポットもあり、汲みたての名水で飯盒炊飯やコーヒーを味わえば、水のおいしさを五感で実感できます。夏は渓谷が涼しく避暑にもぴったりです。ただし山間部は市街地より気温が低く、川の水は真夏でも冷たいので、子どもの体温管理と足元の滑りには十分注意してください。
カップル・一人旅:静かな渓谷と神社めぐり
静けさを求めるカップルや一人旅には、観光地の喧騒から離れた高賀渓谷の落ち着いた雰囲気が向いています。杉木立に囲まれた高賀神社の参道を歩き、湧き出す水音に耳を澄ませる時間は、心をリセットするのにぴったりです。円空仏に興味があれば記念館でじっくり過ごし、その後は郡上八幡の城下町で水路沿いをのんびり散策する、という緩やかな行程が組めます。人気観光地のような混雑がない分、自分のペースで巡れるのが魅力です。公共交通の便は限られるため、一人旅でもレンタカーがあると行動範囲が大きく広がります。
実は、これだけ質の高い名水でありながら、高賀神水庵は白川郷や下呂温泉のような観光名所ほど混み合いません。だからこそ行列に並ばず、静かに湧水と向き合えるのが穴場としての価値。名水を「買う」より「汲みに行く」ほうが、この土地の豊かさを深く味わえます。
家で味わうなら|通販・保存水・水素水はどう選ぶ
現地まで足を運べない人でも、奥長良川名水は自宅で楽しめます。ボトル製品にはいくつか種類があり、目的によって選ぶべきものが変わります。ここでは通販での買い方から、保存水・機能性ウォーターの選び方までを整理します。
通販で買うなら|公式サイトとふるさと納税
高賀の森水を確実に手に入れるなら、公式通販サイトの利用が基本です。2L×6本や500ml×24本といったケース単位で購入でき、重い水を自宅まで届けてもらえるのが最大の利点です。加えて、関市のふるさと納税の返礼品として高賀の森水が選べる場合もあり、実質的な負担を抑えて名水を試したい人には有力な選択肢になります。まずは味を確かめたいなら、いきなり大量購入せず2Lの少量ケースから始めるのがおすすめです。飲み比べてお気に入りだと分かってから、定期的な購入に切り替えると無駄がありません。
保存水という選択|5年保存で防災ストックに
奥長良川名水には、災害への備えに適した「5年保存水」もラインナップされています。500ml×24本で5,443円(税込)と、通常の高賀の森水より単価は上がりますが、長期保存できる分、備蓄用として無駄になりにくいのが利点です。家庭の防災ストックは「使いながら買い足す」ローリングストックが基本とされますが、賞味期限を気にせず置いておける保存水を数ケース確保しておくと、いざというときの安心感が違います。飲み慣れた名水がそのまま非常用にもなるのは、味を知っている人にとって心強いポイントです。備蓄する際は直射日光と高温を避けた冷暗所に置きましょう。
水素水・機能性ウォーターは好みで選ぶ
奥長良川名水は、通常の天然水以外に「逃げない水素水36」やフルボ酸ウォーターといった機能性ウォーターも展開しています。水素水は500ml×24本で8,553円(税込)と価格帯は高めで、通常の天然水とは位置づけが異なります。こうした機能性ウォーターは、健康効果を期待して選ぶ人が多いジャンルですが、効能の感じ方には個人差があり、医薬品のような効果を約束するものではありません。まずは味や飲み心地が自分に合うかを基準に、興味があれば試してみる、という向き合い方が現実的です。日常の飲用や料理には、まず定番の高賀の森水から始めるのがおすすめです。
📝 商品選びのポイントまとめ
- 毎日の飲用・料理には定番の「高賀の森水 2L」
- 持ち歩き・来客用には「500ml」
- 防災・備蓄には「5年保存水」
- 機能性を試したい人は「水素水」を少量から
まとめ:奥長良川名水は「汲みに行ける名水」が最大の魅力
奥長良川名水は、単なるペットボトルの水ではなく「自分の手で汲みに行ける名水」であることが、何よりの魅力です。関市洞戸の高賀渓谷では、一億年前以上の地層がゆっくり磨いた軟水が今も湧き続け、高賀神水庵に行けば初穂料100円で誰でも持ち帰れます。まろやかな味は料理やコーヒーで真価を発揮し、非加熱ボトリングの「高賀の森水」は国際的な品評会でも評価を重ねてきました。
現地を訪れるなら、高賀神社に参拝してから水を汲み、時間があれば郡上八幡まで足を延ばして名水百選第1号の宗祇水や水路の町並みを歩く、という流れが理想的です。汲みに行けない人も、公式通販やふるさと納税、防災用の保存水など、暮らしに合わせた形で名水を味わえます。
まずは最初の一歩として、2Lボトル1本を取り寄せて味を確かめるか、ドライブ計画に高賀神水庵を組み込んでみてください。空のポリタンクを積んで美濃ICを目指せば、岐阜の山が育んだ清らかな水との出会いが待っています。なお営業時間や料金などの最新情報は、各施設の公式サイトでご確認ください。

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