下呂温泉に行くなら足湯めぐりが定番。でも「どの足湯が無料で、いつでも入れるの?」「温泉街の中心はにぎやかすぎて、ゆっくり浸かれる場所はない?」と迷っていませんか。人気の温泉地だけに足湯の数も多く、どこを選べばいいのか意外とわかりにくいものです。
結論から言うと、静かに、しかも24時間いつでも無料で足を温めたいなら「田の神(たのかみ)の足湯」がおすすめです。下呂市役所のすぐそば、森地区にある東屋(あずまや)造りの足湯で、観光客だけでなく地元の人にも親しまれています。名前の由来は、500年続くと伝わる国指定重要無形民俗文化財「田の神祭り」。ただ足を温めるだけでなく、下呂の歴史と文化にそっと触れられる場所なのです。
この記事では、田の神の足湯の場所・アクセス・楽しみ方から、名前の由来になった田の神祭りの物語、下呂温泉に点在する7つの足湯との比較まで、岐阜に何度も通う旅好きの目線でまとめました。手ぶらで行って後悔しないための持ち物や、車で行くときの駐車場の注意点も正直にお伝えします。
- 田の神の足湯の場所・料金・利用時間・アクセス
- 名前の由来「田の神祭り(花笠まつり)」の物語
- 下呂温泉7つの足湯との違いと選び方
- 手ぶら防止の持ち物と、車で行くときの駐車場注意点
田の神の足湯とは?下呂の森地区に24時間無料で浸かれる東屋

まずは田の神の足湯がどんな場所なのかを押さえておきましょう。下呂温泉の中心街から少し離れた「森(もり)」地区にある、無料・24時間利用可能の足湯です。2009年4月に整備された、森地区では初めての足湯で、比較的新しいスポットになります。
料金無料・24時間・東屋造りで雨の日も安心
田の神の足湯は利用料無料、しかも24時間・年中無休で開放されています。屋根付きの東屋(あずまや)形式なので、雨の日や雪の日でも濡れずに足を温められるのが大きな魅力です。木のベンチに腰かけ、湯気の立つ湯船に足を沈めると、ふくらはぎまでじんわり温まっていきます。下呂の湯は「美人の湯」と呼ばれるとろりとした肌ざわりが特徴で、足を出したあとの肌がすべすべになるのを実感できるはずです。温泉街の華やかな足湯とは違い、地元の人が散歩がてら立ち寄る素朴な雰囲気。おしゃべりに花を咲かせるより、静かに一息つきたい人に向いています。ただし夜間は照明が控えめで人通りも少ないため、女性の一人利用は日中がおすすめです。
場所は下呂市役所のすぐそば、JR下呂駅から徒歩8分
田の神の足湯があるのは、下呂市役所のすぐそば。住所は岐阜県下呂市森961で、JR下呂駅からは徒歩約8分の距離です。温泉街のメインストリートからは飛騨川を挟んで少し外れた位置にあるため、観光客でごった返すことが少なく、落ち着いて過ごせます。駅から向かう場合は、下呂大橋を渡って合掌村方面へ歩けば迷わずたどり着けます。周辺には下呂温泉合掌村や森水無八幡神社といった見どころも徒歩圏内に集まっているので、散策の起点や途中の休憩スポットとしても便利。歩き疲れた足を温めてから次の目的地へ向かう、という使い方がしっくりきます。バリアフリーの整った大型施設ではないので、段差が気になる方は付き添いがあると安心です。
すぐそばの噴泉塔で「手湯」も楽しめる
田の神の足湯のもうひとつの見どころが、すぐそばにある噴泉塔(ふんせんとう)です。ここでは足湯だけでなく、湧き出る湯に手を浸す「手湯」も楽しめます。足湯に浸かりながら手も温めれば、体全体がぽかぽかしてくるのを感じられるでしょう。特に底冷えする冬場は、この手湯と足湯の合わせ技が効きます。温泉たまごを作る人の姿を見かけることもあり、地元に根づいた温泉地らしい光景に出会えます。観光ガイドではあまり大きく紹介されない穴場的な存在なので、「人混みを避けて下呂の湯を味わいたい」という旅慣れた人にこそ立ち寄ってほしい場所です。なお足を拭くタオルは備え付けがないため、必ず持参してください。
| 名称 | 田の神の足湯 |
| 所在地 | 〒509-2202 岐阜県下呂市森961 |
| 利用時間 | 24時間 |
| 定休日 | 無休 |
| 利用料 | 無料 |
| 駐車場 | 専用駐車場なし(周辺の中央駐車場ほかを利用) |
| アクセス | JR下呂駅から徒歩約8分 |
| 参考 | 下呂市公式サイト(足湯案内) |
名前の由来は「田の神祭り」|500年続く花笠まつりの物語
「田の神の足湯」というちょっと変わった名前は、この地で受け継がれてきた祭りに由来します。足湯そのものよりも、その背景にある物語を知ると、湯に浸かる時間がぐっと味わい深くなります。
森水無八幡神社の例祭にちなんで命名された
田の神の足湯の名前は、すぐ近くに鎮座する森水無八幡神社(もりみなしはちまんじんじゃ/通称・森八幡神社)の例祭「田の神祭り」にちなんで名付けられました。足湯があるのはこの神社のお膝元にあたる森地区で、氏神さまの祭りの名を冠しているわけです。地名や施設名に地元の信仰や祭りが息づいているのは、歴史の長い温泉地ならでは。ただ「新しくできた足湯」ではなく、土地の物語を背負った足湯だと知ると、見え方が変わってきます。神社は鬱蒼とした森に囲まれた静かなお社で、須佐之男命(すさのおのみこと)などを祀っています。令和になってから御朱印(1枚300円・書き置き)も用意され、金箔を施した和紙が参拝者の人気を集めています。
📜 歴史メモ
田の神祭りは、稲の豊作を前もって祝う「予祝(よしゅく)」の行事。400年前とも500年前とも伝わる中世以来の「田遊び(田楽)」の芸能がもとになったとされ、1981年(昭和56年)に国指定重要無形民俗文化財に指定されました。
田の神祭り(花笠まつり)とは?毎年2月14日の伝統行事
田の神祭りは、毎年2月14日に行われる森水無八幡神社の例祭です。「踊り子」と呼ばれる若者たちが色鮮やかな花笠をかぶって舞を披露することから、別名「花笠まつり」とも呼ばれています。本楽祭は下呂温泉合掌村で正午から始まり、その後、御旅(おたび)行列が森水無八幡神社へ。13時30分ごろ神社に到着した一行が境内で花笠踊りを奉納します。雪の残る真冬に、鮮やかな花笠が舞う光景は幻想的で、カメラを構える人も少なくありません。稲作の豊作を祈る素朴で力強い祈りが、500年もの時を超えて受け継がれているのです。足湯に浸かりながら、この土地に根づく祈りの歴史に思いを馳せてみてください。祭り当日は周辺が混み合うため、見学するなら早めの行動がおすすめです。
足湯から森八幡神社へは徒歩すぐ、あわせて参拝を
田の神の足湯を訪れたなら、由来となった森水無八幡神社にも足を運びたいところです。神社は下呂市森1321にあり、JR下呂駅からは徒歩約5分。足湯からもごく近い距離にあります。森に包まれた境内は温泉街のにぎわいとは別世界の静けさで、参拝すれば心が落ち着きます。金箔をあしらった御朱印は旅の記念にもぴったり。ただし神社には専用駐車場がないため、車の場合は温泉街の駐車場に停めて歩いて向かうのが賢明です。足湯で体を温め、神社で心を整える——このセットは、下呂の歴史と文化をぎゅっと感じられる、地元案内人おすすめの小さな巡礼コースです。
下呂の足湯7つの中で田の神はどう選ぶ?特徴をくらべる

下呂温泉には、無料で楽しめる足湯が温泉街を中心に点在しています。田の神の足湯もその一つですが、「せっかくなら自分に合った足湯を選びたい」という人のために、代表的な足湯の特徴を比べてみましょう。
24時間入れる足湯はどれ?時間帯で選ぶ
下呂の足湯は施設によって利用時間が異なります。深夜や早朝にも入りたいなら24時間開放の足湯を、夜のライトアップとあわせて楽しむなら夜間営業の足湯を選ぶのがコツです。田の神の足湯・鷺の足湯・ビーナスの足湯・ゆあみ屋の足湯は24時間利用可能。一方でさるぼぼ黄金足湯は9時〜21時、下留磨(げろまろ)の足湯は7時〜21時と時間が決まっています。宿にチェックインしたあとの夜さんぽや、朝いちばんの人がいない時間に静かに浸かりたいなら、24時間組が便利です。以下は「ぎふ旅手帖調べ」でまとめた主要足湯の比較表です(2026年時点・各足湯とも無料)。
| 足湯名 | 利用時間 | 下呂駅から | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 田の神の足湯 | 24時間 | 徒歩8分 | 東屋造り・森地区の静かな穴場 |
| 鷺の足湯 | 24時間 | 徒歩8分 | 下呂で最初にできた足湯・中央駐車場隣 |
| ビーナスの足湯 | 24時間 | 徒歩7分 | 白いビーナス像・円形で輪になって入れる |
| さるぼぼ黄金足湯 | 9〜21時 | 徒歩7分 | 黄金色・さるぼぼ七福神を祀る |
| ゆあみ屋の足湯 | 24時間 | 徒歩5分 | 温玉ソフトが名物のカフェ併設 |
静けさで選ぶなら田の神、にぎやかさなら温泉街中心
足湯選びで意外と大事なのが「雰囲気」です。田の神の足湯の魅力は、なんといっても静けさ。温泉街のメインから外れた森地区にあるため、観光客の行列や記念撮影の喧騒とは無縁で、地元の人がぽつぽつと訪れる程度です。読書をしたり、旅の予定を練り直したり、パートナーとゆっくり語り合ったりするのにちょうどいい落ち着きがあります。一方、ビーナスの足湯やさるぼぼ黄金足湯は温泉街の中心にあり、観光気分を盛り上げてくれるにぎやかさが持ち味。周りにお店も多く、食べ歩きの合間に立ち寄るのに向いています。「非日常のわくわく感」を求めるなら温泉街中心、「日常を忘れる静けさ」を求めるなら田の神、と目的で使い分けるのがおすすめです。
個性で選ぶ楽しさ|ビーナス・鷺・黄金と巡る
時間に余裕があるなら、複数の足湯をはしごする「足湯めぐり」も下呂ならではの楽しみ方です。下呂で最初に造られた歴史ある「鷺の足湯」、女神像を眺めながら輪になって入れる「ビーナスの足湯」、金運のご利益を願う黄金色の「さるぼぼ黄金足湯」など、それぞれに個性があります。無料の足湯だけを選べばお財布にもやさしく、1日で数か所を回っても費用はかかりません。田の神の足湯を静かな締めくくりに置き、にぎやかな中心街の足湯から森地区へと歩を進めれば、下呂の街の表情の移り変わりも楽しめます。ただし各足湯とも湯温はやや高めのことがあるので、はしごするときは湯あたりに注意し、こまめに水分補給をしてください。
田の神の足湯を100%楽しむ持ち物と入り方のコツ
せっかく足湯に行くなら、快適に楽しみたいもの。ちょっとした準備を怠ると「しまった」となりがちなのが足湯です。ここでは持ち物と入り方のコツを、失敗談も交えてお伝えします。
タオルは必須|手ぶらだと足を拭けずに困る
足湯で最もよくある失敗が「タオルを忘れる」ことです。田の神の足湯をはじめ、下呂の無料足湯の多くはタオルの備え付けがありません。手ぶらで訪れると、浸かったあとに足を拭けず、濡れたまま靴下を履くはめになります。冬場は特に、濡れた足のまま歩くと一気に冷えてしまい、せっかく温まった意味がなくなってしまいます。対策はシンプルで、フェイスタオルを1枚カバンに入れておくこと。温泉街の売店や宿でも下呂温泉オリジナルの足湯タオルが手に入るので、記念に買うのもおすすめです。あわせて、ストッキングやタイツは脱ぎ着がしにくいので、足湯めぐりの日はくるぶし丈の靴下+脱ぎやすい靴を選んでおくと、スムーズに楽しめます。
足湯とはいえ源泉は高温のことがあり、長く浸かるとのぼせることがあります。10〜15分を目安にし、体調がすぐれないときや飲酒後は避けましょう。小さなお子さま連れの場合は、必ず湯温を大人が先に確かめてください。
浸かる時間は10〜15分|のぼせない入り方
足湯は手軽ですが、入り方にもちょっとしたコツがあります。目安は10〜15分。足だけとはいえ体はしっかり温まるので、長く浸かりすぎるとのぼせたり、立ちくらみを起こしたりすることがあります。最初はくるぶし程度からゆっくり慣らし、熱いと感じたら一度足を上げて休むと快適です。冬は温まった足がすぐ冷えないよう、上がったらすぐ靴下を履くのがポイント。逆に夏は火照りやすいので短めが正解です。田の神の足湯は東屋で風通しがよく、夏でも比較的過ごしやすいのが利点。浸かりながら深呼吸をして、噴泉塔の湯気や森のざわめきに耳をすませば、旅の疲れがすっと抜けていくのを感じられるはずです。水分補給用の飲み物を持っておくと、より安心して楽しめます。
温泉たまごや食べ歩きグルメと合わせる
足湯の楽しみは、湯だけにとどまりません。下呂温泉街には温泉たまごや飛騨牛にぎり、温玉ソフトといった食べ歩きグルメが充実しています。田の神の足湯の近くにある噴泉塔では温泉たまご作りの光景が見られ、温泉地らしい風情を味わえます。足湯で温まりながらいただく温かい甘酒や、ひんやりした温玉ソフトは格別。「歩いて、食べて、浸かる」を繰り返すのが下呂散策の醍醐味です。食べ歩きのプランを立ててから足湯に組み込むと、旅がぐっと充実します。下呂温泉の食べ歩きスポットは、こちらの記事で詳しくまとめています。

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旅のスタイル別・足湯の立ち寄り方
田の神の足湯は、旅のスタイルによって使い方が変わります。ここでは、ドライブ旅・家族連れ・カップル/一人旅という4つのシーンに分けて、おすすめの立ち寄り方を提案します。
ドライブ旅|運転疲れをリセットする休憩に
車で下呂を訪れるドライブ旅なら、田の神の足湯は運転の合間の絶好の休憩スポットです。長時間ハンドルを握ると足がむくみ、こわばってきますが、10分ほど足を温めるだけで血行がよくなり、驚くほど軽くなります。次の目的地へ向かう前のリフレッシュにぴったり。ただし専用駐車場がないため、中央駐車場など温泉街の駐車場に停めて歩いて向かうのが基本です。名古屋方面からは中央自動車道・東海環状道経由、高山方面からは国道41号で下呂入りするのが定番ルート。到着したらまず足湯で体をほぐし、それから温泉街の散策へ——という流れが、車旅にはしっくりきます。
家族連れ|子どもも気軽に温泉気分を味わえる
家族旅行にも足湯はうってつけです。裸になる必要がなく、服のまま気軽に入れるので、大浴場が苦手な小さなお子さんでも温泉気分を楽しめます。無料なので家族全員で入っても費用がかからないのも魅力。田の神の足湯は東屋で日差しや雨をしのげるため、天候を気にせず立ち寄れます。ただし湯温は大人が先に確かめ、お子さんには熱すぎないか注意してあげてください。走り回らないよう見守りは必要ですが、静かな森地区の足湯は、にぎやかな中心街より落ち着いて過ごせます。すぐそばの噴泉塔で手湯を体験させれば、子どもにとっても忘れられない温泉の思い出になるはずです。
カップル・一人旅|静かに語らう・自分と向き合う時間に
静けさが持ち味の田の神の足湯は、カップルの語らいや、一人旅の内省の時間にも向いています。温泉街の華やかな足湯とは違い、人目を気にせずゆっくり過ごせるのが利点。二人並んで足を温めながら旅の思い出を語り合ったり、一人で本を開いて静かな時間に浸ったり——自分たちのペースで過ごせます。近くの森水無八幡神社をあわせて訪ねれば、しっとりとした大人の下呂旅が完成します。写真映えを狙うなら中心街のビーナスの足湯、心を落ち着けたいなら森地区の田の神、と目的で選ぶのがおすすめ。夜間は人通りが少ないので、一人利用や女性だけの場合は日中の時間帯を選ぶと安心です。
意外と知られていないのが、田の神の足湯が「地元の人の日常の場」だということ。観光名所として造られた足湯が多いなか、ここは森地区の住民が散歩がてら立ち寄る素朴な存在です。観光地の顔だけでない下呂の日常に触れたい人には、実はいちばん味わい深い足湯かもしれません。
アクセスと駐車場|車と電車どちらが便利?
田の神の足湯へのアクセス方法を、電車と車それぞれで整理しておきましょう。行き方を事前に押さえておけば、当日あわてずスムーズに立ち寄れます。
電車なら下呂駅から徒歩8分の身軽さ
公共交通で行くなら、JR下呂駅が最寄りです。駅から田の神の足湯までは徒歩約8分。下呂大橋を渡って合掌村方面へ歩けば到着します。名古屋方面からはJR高山本線の特急「ひだ」で下呂駅まで約1時間30〜45分、高山方面からも特急で40〜50分ほど。駅からのアクセスがよく、道もほぼ平坦なので、荷物が少なければ電車旅でも気軽に立ち寄れます。電車なら駐車場を探す手間もなく、湯上がりに温泉街で食べ歩きやお酒を楽しめるのもメリット。下呂温泉全体への行き方は、こちらの記事で詳しくまとめているので、旅程づくりの参考にしてください。

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車の場合は専用駐車場なし|市街地の駐車場を活用
車で訪れる際に注意したいのが、田の神の足湯には専用駐車場がないことです。足湯の前に車を停めるつもりで来ると、置き場所に困ってしまいます。実際、「ナビの通りに来たものの停める場所が見つからず、周辺をぐるぐる回ってしまった」という声も。対策は、温泉街の中央駐車場など有料・公共の駐車場に停め、そこから歩いて向かうこと。田の神の足湯周辺は下呂温泉合掌村や森水無八幡神社も徒歩圏なので、一度停めてしまえば複数のスポットをまとめて巡れます。特に週末や連休、田の神祭りが行われる2月14日前後は市街地が混み合うため、早めの時間帯に到着して駐車場を確保しておくと安心です。
名古屋・高山方面からのアクセスルート
車の場合、名古屋方面からは中央自動車道・東海環状自動車道を経由し、国道41号を北上して下呂へ入るのが一般的です。高山方面からは国道41号を南下します。いずれも山あいを走る道が続くため、冬季はスタッドレスタイヤやチェーンなどの雪装備が欠かせません。下呂は雪が積もる地域なので、12月〜3月ごろは路面凍結にも十分注意してください。時間に余裕を持ち、無理のない運転を心がけましょう。公共交通なら渋滞や雪道の心配がないぶん、冬旅は電車を選ぶのも賢い判断です。旅のスタイルや季節に合わせて、電車と車を上手に使い分けてください。
足湯とあわせて巡りたい下呂温泉の見どころ
田の神の足湯を楽しんだら、周辺の見どころもあわせて巡りたいところ。徒歩圏内に下呂ならではのスポットが点在しているので、半日〜1日かけてゆっくり回るのがおすすめです。
河原に湧く「噴泉池」で温泉地の原風景を
下呂温泉のシンボルといえば、飛騨川の河原に湧く「噴泉池(ふんせんち)」です。かつては入浴もできた開放的な露天スポットで、現在は足湯専用として親しまれています。川のせせらぎを聞きながら足を温める体験は、温泉地の原風景そのもの。田の神の足湯とはまた違った、ダイナミックな自然のなかの足湯です。噴泉池の今の姿や歴史については、こちらの記事で詳しく紹介しています。あわせて読むと、下呂の足湯文化の奥行きが見えてきます。

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下呂温泉合掌村と田の神祭りの舞台
田の神の足湯から歩いてすぐの下呂温泉合掌村は、白川郷などから移築した合掌造りの家屋が並ぶ野外博物館です。田の神祭りの本楽祭がこの合掌村から始まることもあり、足湯の由来を知るうえでも欠かせないスポット。合掌造りの重厚な佇まいや、飛騨の暮らしの道具を間近に見られます。村内にも足湯があり、散策の合間に一息つけます(入村料が必要)。田の神の足湯で無料の湯を味わい、合掌村で飛騨の歴史文化に触れる——この組み合わせは、下呂の魅力を一度に感じられる王道コースです。
📝 田の神周辺・半日モデルコース
- 下呂駅 →(徒歩8分)田の神の足湯で足を温める
- すぐ隣の噴泉塔で手湯&温泉たまご見学
- 森水無八幡神社を参拝し、金箔の御朱印を拝受
- 下呂温泉合掌村で飛騨の暮らしと合掌造りを見学
- 温泉街へ戻り、食べ歩き&別の足湯めぐり
温泉街の外湯・足湯めぐりで下呂を歩き尽くす
下呂温泉は「日本三名泉」に数えられる名湯で、無料の足湯だけでなく共同浴場や日帰り温泉も充実しています。田の神の足湯を起点に、鷺の足湯・ビーナスの足湯・ゆあみ屋の足湯などを巡れば、無料で下呂の湯を存分に味わえます。とろりとした「美人の湯」の肌ざわりは、足湯でもしっかり感じられるはず。歩き疲れたら足湯で休み、また歩く——このリズムで温泉街をのんびり歩けば、下呂の街の魅力を余すことなく体験できます。時間や体調に合わせて、無理のない範囲で足湯めぐりを楽しんでください。
まとめ|田の神の足湯で下呂の歴史と湯にふれる
田の神の足湯は、下呂温泉のなかでもとりわけ静かで、地元の暮らしに根づいた足湯です。下呂市役所のそば、森地区にあり、JR下呂駅からは徒歩約8分。利用料は無料で、屋根付きの東屋なら雨や雪の日でも安心して足を温められます。すぐそばの噴泉塔では手湯も楽しめ、体の芯からぽかぽかに。にぎやかな温泉街の足湯とはひと味違う、落ち着いた時間を過ごせるのが最大の魅力です。
そして忘れてはならないのが、その名前に込められた物語。田の神の足湯は、500年続くと伝わる国指定重要無形民俗文化財「田の神祭り(花笠まつり)」にちなんで名付けられました。すぐ近くの森水無八幡神社をあわせて訪ねれば、ただ足を温めるだけでは終わらない、下呂の歴史と文化に触れる旅になります。噴泉池や下呂温泉合掌村、温泉街の足湯めぐりと組み合わせれば、半日〜1日たっぷり楽しめる充実の散策コースが完成します。
まずは下呂を訪れたら、タオルを1枚カバンに入れて田の神の足湯へ。10分ほど足を温めながら、この土地に受け継がれてきた祈りの物語に、そっと思いを馳せてみてください。静かな湯のぬくもりが、旅の疲れをやさしくほどいてくれるはずです。
※本記事の営業時間・料金などの情報は2026年時点のものです。最新情報は下呂市公式サイトや下呂温泉ファンでご確認ください。

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