「岐阜旅のついでに犬山城まで足を延ばしたいけれど、国宝天守って結局どのくらい楽しめるの?」——そんな疑問を持って検索している方は多いはずです。犬山城は愛知県犬山市にありますが、天守が建つ城山の目の前を流れる木曽川の対岸はもう岐阜県。飛騨・岐阜方面の旅と組み合わせやすい、事実上「岐阜圏の国宝」と呼べる立地なのです。
結論から言えば、犬山城の観光は「天守登閣・城下町の食べ歩き・ふもとの神社めぐり」を半日でまとめて味わえるのが最大の魅力です。入城料は大人1,000円。日本最古とされる現存天守に登り、最上階の廻縁(まわりえん)から木曽川と濃尾平野を見渡す時間は、料金以上の満足感があります。
この記事では、地元を何度も歩いてきた案内人目線で、料金や開城時間といった基本情報から、城下町の串グルメ、ハート絵馬で有名な三光稲荷神社、車と電車のアクセス比較、季節ごとの見どころ、シーン別の楽しみ方までを一気にまとめました。岐阜からの日帰り旅の計画づくりに、そのまま使える内容です。
- 犬山城の入城料・開城時間・天守見学のリアルな注意点
- 城下町の食べ歩きグルメと、ふもとの神社めぐりの回り方
- 岐阜各務原ICや名鉄犬山駅からのアクセスと駐車場の攻略法
- 桜・鵜飼・紅葉など、季節別のベストな訪問タイミング
犬山城の観光がなぜ岐阜旅とセットで人気なのか|木曽川を挟んだ国宝天守
犬山城は住所こそ愛知県犬山市ですが、天守から見下ろす木曽川のすぐ向こうは岐阜県。だからこそ、飛騨高山や白川郷、岐阜市方面を旅する人にとって「行きやすい国宝」として根強い人気があります。まずは、この城がどんな存在なのかを押さえておきましょう。
日本最古の現存天守という肩書きの本当の意味
犬山城の最大の価値は、現存する日本最古とされる天守だという点にあります。全国に江戸時代以前から現存する天守は12基しか残っておらず、そのうち国宝に指定されているのはわずか5城のみ。犬山城・松本城・姫路城・彦根城・松江城の「国宝五城」です。復元された鉄筋コンクリートの城とは違い、木の柱や急な階段に本物の時間が積もっているのが、犬山城の見どころです。天守内は薄暗く、踏むたびに木がきしむ床、手すりを掴まないと登れないほど急な階段——この「作り物ではない不便さ」こそが、当時の城の姿を伝えてくれます。歴史好きの一人旅にも、子どもに本物を見せたい家族旅行にも向く一方、バリアフリーではないため、足腰に不安のある方は無理をしないことが大切です。
木曽川の対岸は岐阜|各務原ICから車25分の近さ
犬山城が岐阜旅とセットで語られる理由は、その立地にあります。天守が建つ城山のふもとを流れる木曽川は、愛知県と岐阜県の県境。対岸は岐阜県各務原市で、車なら東海北陸道・岐阜各務原ICから約25分という近さです。名神高速の小牧ICや中央道の小牧東ICからもそれぞれ約25分と、名古屋・岐阜どちらの方面からもアクセスしやすい位置にあります。岐阜市内の観光や各務原の航空博物館などと組み合わせて、木曽川を渡って犬山城へ——という日帰りルートが自然に描けるのが強みです。旅程に「もう一つ国宝を足したい」と思ったとき、ちょうどよい距離感なのです。
国宝五城で唯一「廻縁」を歩ける天守
犬山城の天守最上階には、外に張り出した廻縁(まわりえん)と呼ばれる回廊があり、ぐるりと一周しながら眺望を楽しめます。国宝五城の中で、この廻縁に実際に出て歩けるのは犬山城だけ。手すりは低く、真下に木曽川、遠くには濃尾平野と伊吹山・岐阜方面の山並みまで見渡せます。風がそのまま吹き抜ける開放感は、ガラス越しの展望台とはまったく違う体験です。ただし高所が苦手な方には手すりの低さがやや心もとなく、混雑時は最上階が渋滞しがちな点は知っておきましょう。晴れた日の午前中、人が少ない時間帯に登るのが、この廻縁を静かに味わうコツです。
犬山城は木曽川の南岸に建ちますが、川を挟んだ北岸(岐阜県側)の堤防道路から眺めると、天守が川面に映る絶景を無料で撮影できます。城に登る前に対岸から全景を眺めておくと、天守の小ぶりで凛とした姿がよくわかりますよ。
天守に登る前に知っておきたい料金と開城時間
犬山城は「まず登ってみたい」と思わせる城ですが、料金や開城時間、天守内の構造には事前に知っておくと安心なポイントがいくつもあります。当日あわてないために、基本情報を整理しておきましょう。
入城料は大人1,000円|子ども料金と割引の目安
犬山城の入城料は、大人1,000円、小中学生200円です(ぎふ旅手帖調べ・公式サイト確認)。未就学児は無料で、家族連れでも財布に大きく響かない設定です。この料金で日本最古の現存天守に登り、廻縁からの眺望まで楽しめると考えると、国宝の入場料としてはむしろ良心的といえます。支払いは天守入口手前のチケット売り場で行い、繁忙期は列ができることもあります。城下町の食べ歩きや神社めぐりは無料で楽しめるので、「城内に入るのは大人だけ、子どもは麓で待つ」といった柔軟な回り方もできます。まずは天守だけをピンポイントで、という一人旅の弾丸プランにも組み込みやすい価格帯です。
開城は9時〜17時、入場は16時半まで
犬山城の開城時間は9:00〜17:00で、最終入場は16:30まで。休城日は12月29日〜31日の年末のみで、それ以外は基本的に毎日開いています。天守内をじっくり見て廻縁まで回ると、30分〜1時間ほど。城下町の散策や神社めぐりまで含めるなら、午前中に到着して半日を確保するのが理想です。夕方の斜光が天守を照らす時間帯も美しいのですが、16:30を過ぎると入場できないため、写真だけ撮って登れなかった…という事態を避けるには、遅くとも16時前には登城口に着いておきたいところ。閉城間際は最上階から順に人を下ろしていくため、ゆっくり眺望を楽しみたいなら早めの時間が正解です。
急な階段と混雑|天守見学で戸惑いやすい点
犬山城で多くの人が戸惑うのが、天守内部の階段の急さです。現存天守ゆえに階段はほぼ「はしご」に近い傾斜で、上り下りに手すりが欠かせません。ヒールやサンダルでは危険なので、スニーカーなど歩きやすい靴が必須です。ある家族連れは、混雑した日曜の午後に訪れ、狭い階段で上りと下りの人がすれ違えず、最上階まで20分以上並んだと言います。原因は「昼過ぎの一番混む時間に登ったこと」。対策はシンプルで、開城直後の午前中か、15時以降の遅い時間を狙うこと。天守内は写真撮影のために立ち止まる人も多いので、譲り合いながらゆっくり進む心づもりでいましょう。荷物は最小限にして、両手が使えるようにしておくのも安全のコツです。
| 住所 | 〒484-0082 愛知県犬山市犬山北古券65-2 |
| 電話番号 | 0568-61-1711 |
| 開城時間 | 9:00〜17:00(入城は16:30まで) |
| 休城日 | 12月29日〜31日 |
| 入城料 | 大人1,000円/小中学生200円 |
| 駐車場 | 犬山城第1駐車場(市営)140台・1時間300円 |
| 公式サイト | 国宝犬山城 公式サイト |
城のふもとに広がる神社めぐりと縁結びスポット
犬山城の魅力は天守だけではありません。登城口の手前には、思わず立ち止まりたくなる神社が並んでいます。ハート絵馬で全国的に知られる三光稲荷神社と、犬山祭を司る針綱神社。城とセットで巡ることで、犬山観光の満足度がぐっと上がります。
ハート絵馬で有名な三光稲荷神社
犬山城の登城口手前に赤い鳥居を連ねているのが三光稲荷神社です。ここが全国区の人気になったのは、ピンクのハート型絵馬。縁結びのご利益にちなんで用意されたところ、SNS映えスポットとして若い女性を中心に話題になり、全国のフォトスポットランキング上位に選ばれたこともあります。境内には無数のハート絵馬が奉納され、桃色の一角はまさにフォトジェニック。参拝は無料で、拝観時間は8:30〜16:30です。犬山城の城主だった成瀬家の守護神でもあり、城への近道にもなっているため、天守を目指す途中で自然と立ち寄れます。カップルでの参拝はもちろん、映える写真を撮りたい一人旅にも人気の一社です。
| 住所 | 〒484-0082 愛知県犬山市犬山北古券65-18 |
| 拝観時間 | 8:30〜16:30 |
| 参拝料 | 無料(銭洗いは100円奉納) |
| アクセス | 名鉄犬山駅西口から徒歩約12分(犬山城登城口手前) |
銭洗池でお金を清めて金運アップ
三光稲荷神社のもう一つの名物が、境内にある銭洗池(ぜにあらいいけ)です。社務所で100円を奉納するとザルとロウソクを受け取れ、献灯したあと御神水でお金を洗い清めます。ここで清めたお金は「何倍にもなって返ってくる」と伝えられ、清浄の福銭として持ち帰ると一家繁盛・子孫長久につながるとされています。小銭だけでなく、お札や宝くじを清めていく人もいるほど。ハート絵馬の縁結びと、銭洗池の金運という二つのご利益が一か所で叶うため、参拝の満足度は高めです。所要時間は5〜10分ほどなので、犬山城へ登る前の「願掛け」としてさっと立ち寄れます。濡れたお金を拭くハンカチを一枚持っておくと、そのあとの城下町散策も快適です。
三光稲荷神社の銭洗池は社務所の受付時間(おおむね16:30まで)を過ぎるとザルの貸し出しが終わります。夕方に犬山城へ登ってから神社へ、と考えていると銭洗いに間に合わないことがあるので、金運祈願を目的にするなら先に神社を参拝してから天守に登る順番がおすすめです。
犬山祭を司る針綱神社と1000年の歴史
三光稲荷神社の隣に鎮座するのが針綱神社です。延喜式神名帳に名を連ねる式内社で、1000年以上この地に鎮座してきた古社。安産・子授け・厄除けのご利益で信仰を集めてきました。そして針綱神社を語るうえで欠かせないのが、毎年4月第1土日に行われる例祭「犬山祭」です。3層のからくり車山(やま)13輌が城下町を巡行し、笛や太鼓に合わせてからくり人形を奉納する光景は圧巻。国指定重要無形民俗文化財であり、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。祭りの時期以外は静かな境内ですが、犬山城・三光稲荷神社とあわせて「城のふもとを一周する」感覚で参拝できます。犬山祭の詳細は日程が近づくと公式サイトで発表されるので、4月の旅なら要チェックです。
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城下町の食べ歩きは「串グルメ」が主役
犬山城観光のもう一つの主役が、城のふもとから駅方向へ延びる城下町です。江戸情緒の残る本町通には食べ歩きの店がずらりと並び、休日は歩くのがやっとになるほどの賑わい。ここでしか味わえない串グルメと素朴な郷土菓子を紹介します。
「串物のまち」犬山を支える田楽文化
犬山城下町は「串物のまち」と呼ばれるほど、串に刺した食べ歩きグルメが充実しています。そのルーツは、豆腐を串に刺して焼く郷土料理「でんがく(田楽)」。味噌をたっぷり塗った味噌田楽の文化が根づいたことで、五平餅、串カツ、みたらし団子、さらには近年流行のカラフルな団子や韓国スイーツまで、串スタイルの店が次々と生まれました。1本100〜500円程度で気軽に買えるので、あれこれ食べ比べるのが城下町散策の醍醐味です。カップルでシェアしながら歩くのも、家族でそれぞれ好きな串を選ぶのも楽しいもの。ただし食べ歩きは指定エリア内でというルールがある店も多いので、店先の案内に従いましょう。ゴミは購入店に返すのがマナーです。
140年続く藤澤げんこつの素朴な飴
城下町の名物菓子といえば「げんこつ飴」。きな粉と水あめを練り上げた昔ながらの駄菓子で、素朴な甘さと香ばしさが後を引きます。城下町で140余年続く老舗・藤澤げんこつは、黒糖・きな粉・ごまなど身体にやさしい素材にこだわった手づくりの飴を今も作り続けています。価格は60g入り280円、140g入り500円と手頃で、日持ちするため岐阜への帰り道のお土産にも最適。近年は、げんこつ飴を使った黒糖きなこソフトクリームなど、映えるアレンジも登場しています。素朴な味わいなので、派手なスイーツに疲れた大人や、昔ながらの味を子どもに教えたい家族連れにぴったり。営業時間は9:30〜17:00、定休日は不定休なので、確実に立ち寄りたい日は事前確認をおすすめします。
| 住所 | 〒484-0083 愛知県犬山市犬山東古券161 |
| 電話番号 | 0568-61-0336 |
| 営業時間 | 9:30〜17:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 価格 | げんこつ飴60g 280円/140g 500円 |
| 公式サイト | 藤澤げんこつ 公式サイト |
映えスイーツと城下町散策の楽しみ方
近年の城下町は、伝統の串グルメに加えて写真映えするスイーツも豊富です。カラフルな三色団子、米粉を使ったヘルシーな和スイーツ、恋小町だんごのような彩り団子など、SNSに載せたくなる一品が軒を連ねます。犬山城を背景にスイーツを持って撮る「映え写真」は定番の楽しみ方。散策のコツは、駅から城へ向かう本町通を歩きながら気になる店で少しずつ買い、天守で腹ごなしに登り、帰りにもう一度立ち寄る往復スタイルです。土日の11時〜14時は人出のピークで行列必至なので、開店直後の午前や15時以降が狙い目。一人旅なら食べ歩き、家族なら休憩できるイートインのある店を軸に、と目的で店を選び分けると失敗しません。
📝 城下町食べ歩きのポイント
- 串グルメは1本100〜500円。少しずつ食べ比べるのが正解
- げんこつ飴は日持ちするので岐阜への手土産に最適
- 混雑ピークは土日11〜14時。午前か15時以降が快適
- 食べ歩きは指定エリア・マナーを守り、ゴミは購入店へ
犬山城の観光にベストな季節はいつ?
犬山城は一年を通して楽しめますが、季節ごとに主役が変わります。桜と祭りが重なる春、木曽川の鵜飼が始まる夏、澄んだ空気で眺望が冴える秋冬——それぞれの魅力を知っておくと、旅の満足度が大きく変わります。
桜と犬山祭が重なる4月上旬が最高潮
犬山城観光のハイライトは、なんといっても4月上旬です。城山一帯が桜に包まれ、天守と桜のコントラストは犬山を代表する絶景。しかもこの時期には、針綱神社の例祭「犬山祭」が重なります。2026年は4月4日(土)〜5日(日)に開催予定で、3層のからくり車山13輌が桜並木の城下町を巡行し、夜には提灯をともした車山が幻想的に浮かび上がります。まさに一年で最も華やぐ週末です。ただし人出も一年で最大級で、周辺道路は交通規制がかかり駐車場も早々に満車になります。桜と祭りを両方狙うなら、電車でのアクセスと午前中の早い行動が鉄則。カップルの記念旅行にも、写真好きの一人旅にも、この時期の犬山は特別な体験を約束してくれます。
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新緑と木曽川鵜飼を楽しむ夏
初夏から夏にかけての犬山は、城山の新緑と木曽川の川風が心地よい季節です。この時期の風物詩が「木曽川うかい」。鵜匠が鵜を操って鮎を獲る伝統漁を、犬山城を背景に船上から見物できます。日中の天守登閣とはまったく違う、夜の犬山の顔を味わえるのが夏の魅力です。日差しが強い日中は、廻縁から吹き抜ける川風が涼を運んでくれます。ただし天守内は空調が効いておらず、真夏は蒸し暑くなりがち。水分を持参し、麓の日陰でこまめに休みながら回るのが賢明です。夕涼みがてらの鵜飼と組み合わせれば、家族旅行でもカップル旅でも印象に残る一日になります。
紅葉と冬の澄んだ眺望も見逃せない
秋の犬山は、城山の木々が色づき、天守と紅葉が織りなす風景が楽しめます。桜のシーズンほど混雑しないため、ゆっくり天守や城下町を回りたい人にはむしろ狙い目。空気が澄んでくる11月以降は、廻縁からの眺望がぐっとクリアになり、遠くの伊吹山や岐阜方面の山並みまでくっきり見渡せます。冬は観光客が最も少なく、静かに国宝を味わえる季節。ただし木曽川からの風は冷たく、廻縁は体感温度がかなり下がります。防寒をしっかりして、手袋を用意しておくと安心です。年末の12月29〜31日は休城なので、冬の旅程を組むときは日程に注意しましょう。
「実は、犬山城で一番人が少なく眺望が美しいのは冬の平日の午前です」——桜や紅葉のシーズンばかりが注目されますが、意外と知られていないのが真冬の澄んだ空気。木曽川越しに雪化粧した岐阜の山々まで見える日もあり、廻縁を独り占めできることも珍しくありません。寒ささえ我慢できれば、静かな国宝体験ができる穴場シーズンです。
車と電車、どっちが正解?アクセスと駐車場
犬山城へは車でも電車でも行けますが、季節や同行者によって最適解は変わります。岐阜方面からのアクセスを軸に、それぞれのメリットと、意外と多い「駐車場でつまずくパターン」を整理しておきましょう。
名鉄犬山駅から徒歩20分の道のり
電車派の玄関口は名鉄犬山駅です。名鉄名古屋駅からは快速特急で約25分、名鉄岐阜駅方面からも乗り継いでアクセスできます。犬山駅西口を出て本町交差点を右折し、本町通をまっすぐ北へ進むと、城下町の食べ歩きを楽しみながら約20分で犬山城のふもとに到着します。この「駅から城まで城下町を歩く」道のりそのものが観光になっているのが犬山の良さ。渋滞や駐車場探しのストレスがなく、桜や祭りの繁忙期でも時間が読めるのは電車の大きな利点です。ビールや地酒を味わいたい大人旅、運転を気にせず食べ歩きに集中したいカップルには、電車移動が断然おすすめです。
岐阜各務原ICから車25分・駐車場の選び方
車派にとって犬山城は好アクセスです。東海北陸道・岐阜各務原ICから約25分、名神高速・小牧ICや中央道・小牧東ICからもそれぞれ約25分。飛騨・岐阜方面からのドライブ旅にそのまま組み込めます。駐車場は犬山城第1駐車場(市営・140台)が最寄りで、料金は1時間300円、1日最大1,800円。ほかに第2・第3駐車場など複数の市営駐車場が城下町周辺に点在しています。城の真下に停めたいなら第1、少し歩いても安く停めたいなら周辺駐車場、と使い分けるのがコツ。荷物の多い家族旅行や、犬山モンキーパークなど周辺スポットも回るドライブ旅には車が便利です。
駐車場満車の落とし穴と回避策
車で訪れる人が最もつまずくのが、繁忙期の駐車場です。あるドライブ旅の家族は、桜が満開の日曜の昼前に到着したものの、犬山城第1駐車場も周辺の市営駐車場もすべて満車。城下町周辺をぐるぐる回り、結局20分以上離れた駐車場に停めて歩くはめになったといいます。原因は「桜・祭りの最盛期の昼前という、最も混む時間に車で向かったこと」。対策は明確で、繁忙期はそもそも電車に切り替えるか、車なら開場直後の午前8〜9時台に到着してしまうこと。犬山城の駐車場は公式サイトや犬山観光ナビで混雑状況を確認できるので、出発前にチェックしておくと無駄な周回を避けられます。桜と犬山祭が重なる4月第1週末は、車での訪問は避けるのが無難です。
| 比較項目 | 電車(名鉄) | 車(岐阜各務原IC) |
|---|---|---|
| 城までの時間 | 犬山駅から徒歩約20分 | ICから約25分+駐車場 |
| 繁忙期の快適さ | ◎ 時間が読める | △ 満車リスク大 |
| 費用の目安 | 運賃のみ | 駐車1時間300円〜 |
| 向いている人 | 食べ歩き・大人旅 | 家族・周遊ドライブ |
※料金・所要時間はぎふ旅手帖調べ(2026年7月時点)。最新の運賃・駐車料金は各公式サイトでご確認ください。
木曽川の対岸・各務原エリアと合わせて回るドライブ旅なら、こちらの記事も役立ちます。

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シーン別・犬山城観光の楽しみ方
同じ犬山城でも、誰と行くかで回り方の正解は変わります。家族連れ、カップル、一人旅、ドライブ旅——それぞれに合わせたモデルの回り方を提案します。自分の旅のスタイルに近いものを参考にしてください。
家族連れ・カップルにおすすめの回り方
家族連れなら、車で午前中に到着し、まず城下町で串グルメを少しずつ食べ歩きしてから天守に登るのがおすすめ。子どもは急な階段を「秘密基地みたい」と喜びますが、混雑時ははぐれないよう手をつないで。げんこつ飴は素朴な味で子どもにも好評、お土産にもなります。一方カップルなら、電車で訪れて三光稲荷神社のハート絵馬と銭洗池を巡り、犬山城を背景に映えスイーツの写真を撮る王道コースが鉄板。夕方の木曽川沿いは散歩にも最適です。どちらも半日あれば無理なく回れるので、岐阜観光の午後に組み込むプランが立てやすいのが犬山の良さです。
一人旅・歴史好きの深掘りプラン
一人旅で犬山城を訪れるなら、歴史をじっくり味わう深掘りプランがおすすめです。開城直後の午前9時に登城すれば、混雑前の静かな天守を独り占めできます。木の柱や急な階段、狭間(さま)や石落としといった防御の仕掛けを一つひとつ観察し、廻縁からの眺望を心ゆくまで堪能——現存天守ならではの「本物の時間」を感じられるのは、人が少ない時間帯だからこそ。城下町の資料館や、日本最古の現存天守という価値を伝える解説板を読み込むのも一人旅の醍醐味です。カメラを片手に、対岸の岐阜側から天守の全景を狙う散策も、時間に縛られない一人旅ならではの楽しみ方といえます。
岐阜からのドライブ旅に組み込むコツ
飛騨・岐阜方面のドライブ旅に犬山城を組み込むなら、木曽川を渡るルート設計がカギです。岐阜各務原ICから約25分という近さを活かし、岐阜市内観光や各務原の航空博物館などと同じ日に回すプランが現実的。ポイントは、犬山城を「午後の締め」ではなく「午前の主役」に据えること。天守登閣は16:30が最終入場なので、渋滞や駐車場探しでロスすると登れなくなるリスクがあります。午前中に犬山城と城下町を回り、午後は岐阜側のスポットへ抜ける流れなら、時間に余裕を持って両県を楽しめます。運転担当がいる場合は鵜飼や地酒を諦めることになるので、飲みたい人がいるなら電車併用も検討しましょう。
まとめ|犬山城の観光は半日で国宝・城下町・神社が揃う
犬山城の観光は、日本最古とされる国宝天守への登閣、江戸情緒あふれる城下町の食べ歩き、ハート絵馬や銭洗池で知られるふもとの神社めぐりが、半日でまとめて味わえるのが最大の魅力です。入城料は大人1,000円と良心的で、国宝五城で唯一歩ける廻縁からの木曽川の眺めは、料金以上の価値があります。木曽川の対岸はもう岐阜県。岐阜各務原ICから約25分という近さは、飛騨・岐阜方面の旅に「もう一つの国宝」を足すのにちょうどよい距離感です。
季節ごとに主役が変わるのも犬山の面白さ。桜と犬山祭が重なる4月上旬は一年で最も華やぎ、夏は木曽川鵜飼、秋冬は澄んだ眺望が待っています。ただし繁忙期の駐車場は満車必至なので、混む時期は電車、午前中の早い行動を心がけるだけで、旅の快適さは大きく変わります。
📝 犬山城観光のポイントまとめ
- 入城料は大人1,000円・小中学生200円、開城は9:00〜17:00(入場16:30まで)
- 国宝五城で唯一、最上階の廻縁を歩いて木曽川の絶景を一望できる
- ふもとの三光稲荷神社はハート絵馬と銭洗池で縁結び・金運のご利益
- 城下町は「串物のまち」。げんこつ飴など食べ歩きグルメが充実
- ベストは桜と犬山祭が重なる4月上旬(2026年は4月4〜5日)
- 繁忙期は駐車場が満車になりやすく、電車+午前行動が正解
- 岐阜各務原ICから約25分。岐阜観光と組み合わせやすい
まずやるべき最初の一歩は、訪問日を決めて「電車で行くか車で行くか」を選ぶことです。桜や祭りの時期なら迷わず電車、静かに国宝を味わいたいなら冬の平日の午前——目的に合わせて日程を組めば、犬山城の魅力を最大限に引き出せます。木曽川を渡って、岐阜旅にもう一つの国宝を加えてみてください。なお、料金や開城時間・犬山祭の日程などの最新情報は、国宝犬山城の公式サイトでご確認ください。
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