「織田信長像を見に岐阜へ行きたいけれど、いったいどこにあるの?」——そんな疑問を持って検索された方は、きっと正解にたどり着けます。岐阜市には信長にまつわる像が複数立っていて、なかでも代表的なのがJR岐阜駅前で全身が金色に輝く「黄金の織田信長公像」と、岐阜公園に立つ「若き日の織田信長像」の2体です。
結論から言うと、時間がなければ岐阜駅前の黄金像だけでも十分に楽しめます。改札を出て北へ歩けばすぐ会えるからです。半日以上使えるなら、金華山のふもと・岐阜公園まで足をのばして若き日の像も見ておくと、信長という人物の「派手さ」と「疾走感」の両面を味わえます。
この記事では、岐阜の2大信長像それぞれの見どころとアクセス、なぜ岐阜にこれほど信長像が多いのかという歴史背景、あわせて巡りたいゆかりの地、そして駐車場やベストな時間帯まで、岐阜に何度も通う旅好き目線でまとめました。旅の計画を立てる前に、ざっと目を通しておいてください。
・岐阜を代表する2体の織田信長像の場所と見どころ
・JR岐阜駅前の黄金像/岐阜公園の若き日の像それぞれのアクセスと駐車場
・なぜ岐阜に信長像が多いのか、天下布武と「岐阜」命名の物語
・信長像とセットで巡りたいゆかりの地と、混雑・工事の注意点
織田信長像は岐阜に何体ある?まず押さえたい2大スポット

岐阜で「織田信長像」と検索する人がまず知りたいのは、代表的な像がどこにあるかという一点でしょう。答えはシンプルで、旅行者が必ず訪れる価値があるのはJR岐阜駅前の「黄金の織田信長公像」と、岐阜公園の「若き日の織田信長像」の2体です。どちらも見学無料で、屋外にあるため時間を気にせず立ち寄れます。この章では、2体の違いと巡る順番の考え方を先に整理しておきます。
岐阜を代表する2つの信長像はキャラクターが真逆
同じ信長でも、2体はまるで別人のように描かれています。岐阜駅前の黄金像は、マントを羽織り火縄銃と西洋兜を手にした壮年期の「変革者・信長」。全身に金箔を3層張った像で、天下統一を志した派手さと威厳を全面に押し出しています。一方、岐阜公園の若き日の像は、山野を駆け回っていた青年期の「うつけ者」時代がモチーフ。躍動感あふれる立ち姿です。どちらか一方しか見ないと信長像の半分しか味わえないので、時間が許すなら両方を見比べるのがおすすめ。とくに歴史好きの方は、同じ人物の「若き日」と「壮年期」を1日で対比できる街は全国的にも珍しく、岐阜ならではの体験になります。写真好きなら黄金像は逆光になりにくい午前、若き日の像は岐阜城を背に入れられる位置取りを意識すると失敗が減ります。
2体の違いをひと目で比較
迷ったときのために、建立年・大きさ・場所・雰囲気を一覧にしました。数値は岐阜市および岐阜県観光公式サイトの公表情報にもとづく「ぎふ旅手帖調べ」です。旅の目的に合わせて、どちらを優先するか決める材料にしてください。
| 比較項目 | 黄金の織田信長公像 | 若き日の織田信長像 |
|---|---|---|
| 場所 | JR岐阜駅北口駅前広場 | 岐阜公園(金華山ふもと) |
| 建立年 | 2009年(市制120周年) | 1988年(市制100周年) |
| 高さ | 台座含め約11m(像約3m) | 等身大クラスの躍動像 |
| イメージ | 壮年期・変革者 | 青年期・疾走する若武者 |
| アクセス難易度 | 駅すぐ・最も簡単 | バス・車で約20分 |
どちらから巡るべき?滞在時間で決める
結論として、電車旅なら「岐阜駅前の黄金像→バスで岐阜公園の若き日の像」の順が動きやすく、車旅なら逆に「岐阜公園(駐車場が広い)→最後に駅前」でも構いません。滞在1〜2時間しかない人は黄金像だけで完結。半日ある人は黄金像で写真を撮ってから、岐阜バスで岐阜公園へ向かい、若き日の像と金華山エリアをまとめて楽しむ流れがスムーズです。1日たっぷり使えるなら、後述する崇福寺の信長父子廟までまわると、信長の「生き様」と「その後」まで辿れます。注意点として、岐阜駅と岐阜公園は約4〜5km離れているので、徒歩移動は現実的ではありません。バスか車、レンタサイクルを前提に計画してください。家族連れで小さな子ども連れの場合は、公園で遊べる岐阜公園を軸にすると飽きずに済みます。
岐阜駅前でひときわ光る「黄金の信長公像」の全貌
岐阜観光の玄関口で、まず旅人を出迎えてくれるのが金色に輝く信長像です。全国的にも珍しい全身金箔張りの武将像で、SNS映えするフォトスポットとしても定着しています。ここでは像そのものの迫力、建立の背景、待ち合わせや撮影のコツ、そして意外とやりがちな失敗まで具体的に紹介します。
高さ約11m・金箔3層張りの圧倒的な存在感
この像の最大の見どころは、なんといってもそのスケールです。像そのものの高さが約3メートル、台座を含めると約11メートルにもなり、駅前広場のどこからでも金色の輝きが目に飛び込んできます。表面は金箔を3層に張り重ねた仕上げで、晴れた日には反射で像全体が発光しているように見えるほど。信長はマントを羽織り、手には火縄銃(種子島)と西洋兜を携えた姿で表現され、鉄砲を大量導入し西洋文化を取り入れた「変革者」としての一面が造形に落とし込まれています。台座の正面に立って見上げると、その威圧感に思わず足が止まります。見学は無料・24時間自由なので、朝の澄んだ光の時間帯や、夜のライトアップ時など、時間を変えて訪れると印象が大きく変わるのも魅力です。
2009年、市民の寄付で建った「岐阜のシンボル」
この黄金像が建てられたのは2009年9月、岐阜市制120周年を記念してのことでした。特筆すべきは、建設費が市民の寄付によってまかなわれた点です。行政主導ではなく、岐阜の街を愛する人々の思いが集まって生まれた像だからこそ、地元での存在感は格別。信長は1567年に稲葉山城を攻略してこの地を「岐阜」と名付け、天下統一の拠点とした人物であり、岐阜市民にとっては郷土の礎を築いた恩人でもあります。像が金色である理由も、単なる派手さではなく、信長が切り拓いた新時代の輝きを象徴していると考えると、見え方が変わってくるはずです。ぎふ旅手帖としては、ただ写真を撮るだけでなく、この背景を知ったうえで対面してほしいスポットです。より詳しい建立の経緯は、下記の関連記事でも掘り下げています。

JR岐阜駅の北口に出た瞬間、視界の正面でまばゆく光る人影に足を止めた経験はありませんか。マントをひるがえし、片手に火縄銃を握って前を見据える、全身金色の武将——…
待ち合わせ・撮影スポットとしての使い方
黄金像が立つ一帯は「信長ゆめ広場」と名付けられ、地元では待ち合わせの定番スポットになっています。駅の改札を出て北口(岐阜城側)へ進めばすぐ目の前なので、初めて岐阜を訪れる人同士の集合場所にも最適。ベンチやイルミネーション設備も整い、夜には周辺一帯が光に包まれます。撮影のコツは、台座の少し斜め前から見上げるアングルを取ること。像の全身と青空を一緒に収められます。人物と一緒に撮るなら、広場の対角線上まで下がると全身が入りやすくなります。デート旅なら夜のライトアップされた像を背景にした一枚が定番。一人旅でも、駅前という立地なので気軽にセルフィーを撮りやすい環境です。三脚を使う場合は通行の妨げにならないよう、人通りの少ない早朝がおすすめです。
「反対口に出てしまった」失敗を防ぐ
黄金像があるのはJR岐阜駅の「北口」側です。改札を出て南口(加納口)へ出てしまうと像は見当たらず、「像がない」と勘違いしてしまう人が実際にいます。駅構内では「北口・長良川・岐阜城方面」の案内表示を目印に進んでください。また名鉄岐阜駅から向かう場合はJR岐阜駅北口まで徒歩約5分。地下街や連絡通路が入り組んでいるので、初めての方は地上の案内板を頼りに歩くと迷いにくいです。
この像はJR岐阜駅北口駅前広場という、岐阜観光のスタート地点にあります。荷物が多い到着直後でも立ち寄れるので、まずここで記念撮影を済ませてから次の目的地へ向かうのが効率的です。基本情報を下記にまとめました。
| 所在地 | 〒500-8856 岐阜県岐阜市橋本町1丁目100(JR岐阜駅北口駅前広場) |
| 見学 | 屋外・自由(無料) |
| アクセス | JR岐阜駅北口すぐ/名鉄岐阜駅から徒歩約5分 |
| 駐車場 | 専用なし(駅周辺の有料駐車場を利用) |
| 問い合わせ | 058-214-4596(岐阜市歴史まちづくり課) |
| 公式情報 | 岐阜県観光公式サイト |
岐阜公園に立つ「若き日の織田信長像」に会いに行く

黄金像が「完成された天下人」なら、岐阜公園の像は「これから駆け上がっていく若者」。金華山のふもと、岐阜城を背景に立つこの像は、信長ファンなら必ず立ち寄りたいスポットです。ここでは像の造形の魅力、建立の背景、写真の撮り方まで案内します。
疾走感あふれる青年信長を刻んだ北村西望の名作
この像の見どころは、なんといっても若き信長の躍動感です。作者は、長崎平和公園の「平和祈念像」で知られる彫刻家・北村西望。若き日の信長が山野を駆け回り、乗馬・鉄砲・水練で心身を鍛えていた青年期の快活な佇まいを表現しています。壮年期の落ち着いた肖像とは異なり、前を見据えて今にも走り出しそうな姿勢が特徴で、「うつけ者」と呼ばれながらも内に大きな志を秘めていた時代の信長が伝わってきます。教科書に載る肖像画のイメージしかない人ほど、この像の若々しさに驚くはず。彫刻としての完成度も高く、じっくり細部まで眺める価値があります。見学は岐阜公園内で自由、料金はかかりません。金華山を見上げる爽やかな空気の中で対面できるのも、駅前の黄金像とは違った魅力です。
1988年建立、実は黄金像より20年以上先輩
意外と知られていませんが、この若き日の像が建てられたのは1988年(昭和63年)で、岐阜市制100周年を記念したもの。2009年建立の黄金像より21年も前から岐阜公園に立ち続けている「先輩」です。派手さでは黄金像に注目が集まりがちですが、岐阜における信長顕彰の象徴として長く親しまれてきたのはこちらの像。岐阜公園はもともと信長が城主として暮らした山麓居館があった一帯で、まさに信長ゆかりの中心地に立っている点も見逃せません。歴史の舞台にふさわしい場所に据えられているからこそ、この像には駅前とは違う重みがあります。「新しくて目立つ黄金像」と「歴史ある若き日の像」、この対比を知って両方を巡ると、岐阜の信長への思い入れの深さが実感できるでしょう。
岐阜公園には若き日の信長像だけでなく、板垣退助像や信長の家臣・斎藤道三ゆかりの史跡も点在しています。園内は無料開放されており、季節の花や日本庭園、足湯なども楽しめる散策スポット。信長像だけを目当てに来ても、思いのほか長く滞在できる公園です。
岐阜城を背景に撮る「ベストアングル」
この像を撮るなら、金華山の頂に立つ岐阜城を背景に入れる構図が鉄板です。像の躍動感と、信長が天下取りの拠点とした城を一枚に収められ、ストーリー性のある写真になります。位置取りとしては像の斜め前から金華山を見上げるように構えると、像と城の両方をフレームに入れやすくなります。青空が広がる午前中は特に写真映えする時間帯。家族旅行なら、公園散策のついでに子どもと一緒に記念撮影ができ、カップル旅なら岐阜城ロープウェーとセットで巡るデートコースに組み込むのがおすすめです。注意点として、岐阜公園は桜や紅葉のシーズンに人出が増えるため、人が写り込まない写真を撮りたいなら開園直後の早朝を狙うのが賢明です。像の基本情報は以下の通りです。
| 所在地 | 岐阜県岐阜市大宮町1丁目 岐阜公園内(北の正門前) |
| 見学 | 屋外・自由(無料) |
| アクセス | 岐阜バス「岐阜公園歴史博物館前」下車徒歩1分(JR・名鉄岐阜駅から約20分) |
| 駐車場 | 岐阜公園堤外駐車場 乗用車179台/1回310円(1時間以内無料・高さ制限2.2m) |
| 公式情報 | 岐阜市公式ホームページ |
なぜ岐阜にこれほど信長像が多いのか
他の都市ではあまり見かけない「複数の信長像」が、なぜ岐阜には存在するのでしょうか。その答えは、岐阜という土地そのものが信長の天下取りのスタート地点だったという歴史にあります。この章では、地名「岐阜」の誕生秘話から、信長がこの地に込めた野望までを物語として紐解きます。
「岐阜」という地名は信長が名付けた
📜 歴史メモ
1567年、織田信長は斎藤龍興が守る稲葉山城を攻略し、この地を手中に収めました。それまで「井ノ口」と呼ばれていた地名を、信長は「岐阜」と改めます。「岐」は古代中国で周王朝が興った岐山に、「阜」は孔子が学んだ曲阜にちなむとされ、天下統一への強い意志が込められていたと伝わります。稲葉山城もこのとき「岐阜城」と改称されました。
つまり岐阜は、信長が「天下布武(武力で天下を治める)」を掲げて本格的に動き出した、まさに出発の地なのです。地名そのものが信長の遺産である以上、岐阜市民にとって信長は郷土の恩人であり、複数の像が立つのも当然と言えます。旅の途中でこの地名の由来を思い出すだけで、街の風景の見え方が変わってくるはずです。
天下布武の拠点・岐阜城下町の記憶
信長は岐阜城を拠点に、城下では「楽市楽座」と呼ばれる自由な商業政策を実施しました。誰でも自由に商売ができるこの仕組みは城下町を大いに賑わせ、経済都市・岐阜の礎となりました。金華山のふもとには信長が暮らした山麓居館があり、宣教師ルイス・フロイスが「まるで宮殿のようだ」と驚いたほどの豪華な造りだったと記録されています。現在の岐阜公園一帯がその舞台で、若き日の信長像がここに立つのも、この歴史的背景があってこそ。旅で訪れる際は、単に像を見るだけでなく「ここが天下取りの司令塔だった」という視点を持つと、足元の石垣一つにも物語を感じられます。歴史好きの一人旅なら、居館跡の発掘調査エリアをじっくり歩くのも一興です。
実は信長ゆかりの像は岐阜だけではない
ここで少し視点を変えてみましょう。実は織田信長の像は岐阜以外にも、生誕地とされる愛知県(清須・名古屋周辺)や、天下統一の総仕上げの地・滋賀県の安土など、各地に存在します。それでも岐阜の像が特別なのは、「井ノ口」を「岐阜」と改め、天下布武の号令をかけた転換点がまさにこの地だったからです。生まれた場所でも、最期の場所でもなく、「飛躍のきっかけをつかんだ場所」——それが岐阜。だからこそ岐阜の信長像は、若き日の疾走感と、天下を志した壮年期の輝きという「変化の瞬間」を映し出しています。他県の像と見比べる旅も面白いですが、信長の人生が大きく動いた岐阜の2体は、押さえておいて損はありません。
信長像とセットで巡りたいゆかりの地

信長像を見たなら、その足で信長ゆかりの史跡もまわると旅の満足度が一気に高まります。岐阜公園を起点に、山頂の岐阜城、居館跡、そして信長の墓所まで、半日〜1日で巡れるスポットを紹介します。あわせて、訪問前に必ず確認したい重要な注意点もお伝えします。
天下取りの舞台・岐阜城(金華山山頂)
若き日の像がある岐阜公園から金華山ロープウェーで山頂へ上れば、信長が天下統一の拠点とした岐阜城にたどり着きます。標高329mの山頂に立つ天守からの眺めは絶景で、眼下を流れる長良川と濃尾平野を一望できます。信長もこの景色を見ながら天下取りの構想を練ったのかと思うと感慨深いものがあります。ただし訪問時期には最大の注意が必要です。岐阜城は耐震工事のため、2026年5月中旬から2027年10月末まで天守閣が休業予定となっています。旅の日程がこの期間にかかる場合は、山頂の天守内部には入れないため、必ず事前に公式情報を確認してください。金華山からの眺望自体は楽しめますが、天守閣目当てで登って「入れなかった」となる失敗が起こりやすい時期です。
岐阜城の天守閣は2026年5月中旬〜2027年10月末まで耐震工事で休業予定です。「せっかくロープウェーで登ったのに天守に入れなかった」という事態を避けるため、訪問前に岐阜市公式サイトで最新の開館状況を確認しましょう。工事期間中も金華山からの眺望や信長像・岐阜公園は通常どおり楽しめます。
岐阜城を含めた金華山エリアの効率的な巡り方は、こちらのモデルコース記事で詳しくまとめています。

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信長が暮らした「信長公居館跡」
岐阜公園の敷地内には、信長が実際に暮らした山麓居館の跡があります。発掘調査によって庭園や建物の礎石が見つかり、宣教師フロイスが絶賛した豪華な居館の姿が少しずつ明らかになっています。若き日の信長像から歩いてすぐの場所にあるので、像を見たあとにそのまま立ち寄れる立地。信長が政務を執り、来客をもてなした「天下取りの司令塔」の跡地を、自分の足で歩ける貴重なスポットです。歴史ファンなら、案内板を読みながらゆっくり見学すると、当時の情景が浮かんでくるはず。入場は無料で、岐阜公園散策の延長として気軽に楽しめます。
信長父子が眠る崇福寺
信長の「その後」まで辿りたい人には、崇福寺(そうふくじ)への参拝をおすすめします。ここは信長が岐阜に入った後、織田家の菩提寺となった寺院。1582年の本能寺の変で信長と嫡男・信忠が世を去ると、二人の遺品が側室お鍋の手で岐阜城から運び込まれ、本堂裏庭に「織田信長・信忠父子廟」が営まれました。位牌堂には二人の法名が並んで刻まれており、静かに手を合わせられる場所です。毎年11月第1土曜のぎふ信長まつりの日には「織田信長公追悼式」が営まれ、まつりの2日間は無料開放されます。派手な黄金像とは対照的に、信長の生涯を静かに締めくくる場所として、旅の最後に訪れると心に残ります。
ぎふ信長まつりと季節で変わる楽しみ方
信長像は一年中いつでも見られますが、時期や時間帯を選ぶと楽しみが何倍にもふくらみます。年に一度の大祭「ぎふ信長まつり」から、夜のライトアップ、桜や紅葉の岐阜公園まで、季節ごとの見どころを紹介します。
年に一度の熱狂「ぎふ信長まつり」
岐阜で信長を感じる最高のタイミングが、毎年11月上旬に開催される「ぎふ信長まつり」です。信長公にふんした武者行列がメインの祭りで、近年は著名人が信長役を務め、全国から観客が押し寄せる一大イベントに成長しました。前夜祭も含めた2日間は市街地が信長一色に染まり、黄金像や若き日の像を巡りながら祭りの熱気を味わえます。前述の崇福寺では追悼式が営まれ、まつり期間中は無料開放されるため、信長ファンには見逃せない機会です。ただし当日は市街地に多くの人が集まり、交通規制も敷かれるため、車での来場は大混雑を覚悟する必要があります。祭り目当てなら公共交通機関を使い、早めの行動を心がけましょう。開催日程は年によって変わるので、公式サイトで最新情報を確認してから計画してください。
夜に輝きを増す黄金像のライトアップ
黄金像は昼間の輝きも見事ですが、夜に訪れると印象がガラリと変わります。JR岐阜駅前の信長ゆめ広場は、夜間にイルミネーションで彩られ、ライトに照らされた金色の像が闇に浮かび上がります。昼の力強さとは違う、幻想的で荘厳な雰囲気。とくに冬季は駅前一帯で光の演出が行われ、像とイルミネーションを一緒に楽しめます。デート旅なら夜の像を背景にした写真がロマンチックに仕上がり、夜行バスや遅い時間に到着した旅でも、駅前ですぐ立ち寄れるのが便利です。日中の観光を終えた締めくくりに、もう一度ライトアップされた像を眺めに戻るのもおすすめの過ごし方です。
桜と紅葉が彩る岐阜公園の信長像
若き日の像がある岐阜公園は、季節の花景色でも知られています。春には桜が咲き誇り、信長像と満開の桜、そして金華山の岐阜城が一枚に収まる絶好の撮影シーズンに。秋には紅葉が公園を赤や黄に染め、しっとりとした風情の中で像を眺められます。四季それぞれに表情が変わるため、リピーターは季節を変えて訪れる楽しみもあります。ただし桜と紅葉のピーク時期は駐車場が満車になりやすく、周辺道路も渋滞します。ゆっくり写真を撮りたいなら、開園直後の早朝か平日を狙うのが賢い選択。家族連れなら花見や紅葉狩りを兼ねてピクニック気分で訪れると、子どもも飽きずに楽しめます。
シーン別・アクセスと駐車場の実用ガイド
最後に、旅のスタイルに合わせた信長像の巡り方と、車社会・岐阜ならではの駐車場情報を整理します。ドライブ旅、家族連れ、カップル、一人旅——それぞれに合った回り方と、駐車場選びの比較データをまとめました。
ドライブ旅・家族連れ・カップル・一人旅の使い分け
信長像巡りは旅のスタイルによって最適ルートが変わります。ドライブ旅なら岐阜公園の広い駐車場に車を停め、若き日の像と金華山エリアをじっくり楽しむのが効率的。家族連れなら、遊具や広場のある岐阜公園を軸にすれば子どもも退屈しません。カップル旅には、昼は岐阜公園で散策、夜は駅前の黄金像ライトアップという昼夜の二段構えがおすすめ。一人旅の歴史ファンなら、黄金像→若き日の像→居館跡→崇福寺と、信長の生涯を追う「テーマ巡礼」ルートが満足度が高いでしょう。いずれの場合も、岐阜駅前と岐阜公園は離れているため、バスか車での移動を前提に組み立てるのが失敗しないコツです。名鉄岐阜駅・JR岐阜駅からは岐阜公園行きのバスが頻発しているので、電車旅でもアクセスに困りません。
駐車場はどこに停める?主要スポット比較
車で信長像を巡る人に向けて、主要スポットの駐車場情報を「ぎふ旅手帖調べ」で比較しました。数値は岐阜市および岐阜観光コンベンション協会の公表情報にもとづきます。ご自身の旅程に合わせて拠点を選んでください。
| エリア | 駐車場 | 料金の目安 | 最寄りの像 |
|---|---|---|---|
| 岐阜公園 | 岐阜公園堤外駐車場(179台) | 1回310円 (1時間以内無料) |
若き日の像 |
| JR岐阜駅前 | 周辺コインパーキング多数 | 施設により変動 | 黄金像 |
| 観光バス | 岐阜公園専用(要確認) | 1台1,040円 | 若き日の像 |
岐阜公園堤外駐車場は高さ制限2.2mがあるため、車高の高い車は事前に確認を。1時間以内なら無料なので、像だけをさっと見たい場合はこの無料枠内で回ることも可能です。
電車・バスで巡る場合のポイント
公共交通で巡るなら拠点はJR岐阜駅・名鉄岐阜駅です。黄金像は駅を出てすぐなので到着直後に立ち寄れます。若き日の像がある岐阜公園へは、両駅から岐阜バスに乗り「岐阜公園歴史博物館前」で下車すれば徒歩1分、「岐阜公園・岐阜城」下車でも徒歩約3分です。バスは長良橋・高富方面行きや市内ループ左回りが利用でき、本数も比較的多いので待ち時間は少なめ。崇福寺へ行くなら市内ループ左回りで「長良川国際会議場北口」下車徒歩3分と、こちらもバスでアクセスできます。まとめて巡るなら、乗り降り自由なバスの一日乗車券を活用すると経済的です。岐阜市街全体の観光プランを立てたい方は、こちらの日帰りモデルコースも参考になります。

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まとめ|岐阜の織田信長像で天下取りの物語を体感しよう
岐阜を代表する織田信長像は、JR岐阜駅前の「黄金の織田信長公像」と、岐阜公園の「若き日の織田信長像」の2体です。前者は2009年に市民の寄付で建った高さ約11mの金色の巨像、後者は1988年建立の北村西望による躍動感あふれる青年信長像。壮年期の輝きと青年期の疾走感、同じ人物の二面を1日で見比べられるのは、天下布武の出発点となった岐阜ならではの魅力です。さらに信長が名付けた地名「岐阜」の由来を知り、岐阜城や居館跡、崇福寺の父子廟まで巡れば、信長の生涯を街全体で追体験できます。
📝 岐阜の信長像めぐり要点まとめ
- 時間がなければJR岐阜駅北口すぐの「黄金像」だけでも満足できる(見学無料)
- 半日あれば岐阜公園の「若き日の像」まで足をのばすと信長の二面が味わえる
- 2体は約4〜5km離れており、移動はバスか車が前提
- 岐阜公園堤外駐車場は179台・1回310円(1時間以内無料)が便利
- 岐阜城天守閣は2026年5月中旬〜2027年10月末まで休業予定、訪問前に要確認
- 11月の「ぎふ信長まつり」は信長を体感できる最高のタイミング
- 崇福寺の父子廟まで巡ると信長の生涯を締めくくれる
まずは旅の玄関口・JR岐阜駅に着いたら、北口へ出て黄金像に挨拶することから始めてみてください。そこから金華山のふもとへ向かえば、若き日の信長が駆け抜けた岐阜の物語が、あなたの旅とともに動き出します。なお、料金や営業状況・工事期間などは変更される場合があるため、お出かけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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