「岐阜でうなぎを食べるなら、どこが本当に美味しいの?」——そう調べていくと必ず名前が挙がるのが、関市に160年続く老舗辻屋(つじや)です。ミシュランガイド岐阜でビブグルマンを獲得し、食べログの「うなぎ百名店」にも選ばれた、岐阜を代表する鰻の名店。でも、いざ行こうとすると「値段はいくら?」「並ぶって聞くけど待ち時間は?」「小丼・並丼・上丼って何が違うの?」と疑問が次々に湧いてきます。
結論から言うと、辻屋は炭火で香ばしく焼き上げる「地焼き」の蒲焼きを、小丼2,230円から味わえるお店です。切り身の枚数で「小・並・上」を選べるので、初めてでも予算に合わせて注文しやすいのが魅力。ただし人気店ゆえに昼どきは行列必至で、駐車場や順番待ちの仕組みを知らないと戸惑うこともあります。
この記事では、岐阜に何度も足を運んでいる旅好きの目線で、辻屋のメニュー価格・地焼きの美味しさの理由・混雑を避けるコツ・周辺の観光スポットまで、旅の前に知っておきたい情報をまとめて紹介します。関市までのドライブを、うなぎと刃物の街めぐりで充実させましょう。
- 辻屋のうな丼メニューと価格(小丼2,230円〜上丼定食4,950円)
- 「地焼き」の蒲焼きがふんわり香ばしい理由
- 行列・待ち時間・駐車場を攻略する具体的なコツ
- せきてらす・関鍛冶伝承館とセットで巡る関市さんぽ
辻屋の鰻はなぜ選ばれる?|160年続く関市の名店の正体

辻屋は岐阜県関市の本町通りに店を構える、創業160年ほどの老舗うなぎ専門店です。まずは「どんなお店なのか」を知っておくと、当日の行動がぐっとスムーズになります。刃物の街として知られる関で、うなぎの名店が古くから愛されてきた背景も含めて紹介します。
慶応年間創業、約160年続く老舗という安心感
辻屋の創業は慶応年間(1860年頃)。幕末から令和まで、約160年にわたって関の人々の食卓を支えてきた老舗です。看板メニューは、創業以来継ぎ足し続けている秘伝のタレを絡めて炭火で焼き上げる蒲焼き。土間の床が残る店内は、暖簾をくぐった瞬間に老舗らしい落ち着いた空気が漂います。着物姿のスタッフが配膳してくれるのも、旅の特別感を高めてくれる要素です。総席数は130席と大箱で、長テーブルの相席スペースから広い座敷まで揃うので、一人旅から家族連れまで受け止めてくれます。ただし人気ゆえに昼は行列ができるため、時間には余裕を持って訪れるのが安心です。
| 住所 | 〒501-3886 岐阜県関市本町5-14 |
| 電話番号 | 0575-22-0220 |
| 営業時間 | 11:00〜14:30(L.O.14:00)/17:00〜20:00(L.O.19:30) |
| 定休日 | 月曜日(月1回不定期で火曜も休み) |
| 駐車場 | あり(40台・大型バス対応可) |
| 公式サイト | 公式サイト |
ミシュランのビブグルマンと「うなぎ百名店」のダブル評価
辻屋の実力を裏づけるのが、2019年に発行された「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重」でのビブグルマン獲得です。ビブグルマンは、比較的手ごろな価格で質の高い料理を提供する店に贈られる評価。さらに食べログでは「うなぎ百名店2024」に選出され、点数も3.75(2026年時点)と高水準を維持しています。全国区の権威ある評価と、地元客のリアルな声、その両方から支持されているのが辻屋の強みです。旅先で「外したくない一軒」を探すとき、こうした第三者評価は心強い判断材料になります。とはいえ評価が高いぶん来店客も多く、休日は開店前から列ができることも珍しくないので、後半で紹介する混雑回避のコツと合わせて計画を立てましょう。公式サイトでも受賞歴が確認できます。
相席もある大箱、でも一人でも入りやすい懐の深さ
「老舗のうなぎ屋は敷居が高そう」と身構える必要はありません。辻屋は総席数130席の大箱で、昼は長テーブルでの相席になることもあり、地元の常連からドライブ途中の旅行者まで肩を並べて鰻を頬張っています。全席禁煙なので、子ども連れや女性同士でも気兼ねなく過ごせます。座敷席もあるため、小さな子どもと一緒でも安心。逆に一人旅なら、カウンター的に使える相席テーブルでサッと食べて次の目的地へ、という使い方もできます。注意点は、団体や個室利用を除いて基本的に予約を受けていないこと。到着したらまず入口の順番待ちリストに名前と電話番号を記入する仕組みなので、着いたらすぐ記名を済ませるのが待ち時間短縮のコツです。
うな丼の値段はいくら?|小・並・上と定食を徹底比較
辻屋のメニューは、切り身の枚数で「小丼・並丼・上丼」に分かれているのが特徴です。ここでは公式のお品書きをもとに、どれを選べば満足できるのか、予算別の選び方を具体的な価格とともに整理します。数字はすべて税込・2026年7月時点のものです。
基本のうな丼は小丼2,230円から|切り身の枚数で選ぶ
辻屋のうな丼は肝吸い・漬物付きで、小丼(三切れ)2,230円、並丼(四切れ)2,930円、上丼(五切れ)3,580円の3段階。値段の差はほぼ切り身の枚数ぶんなので、「そこまでガッツリでなくていい」なら小丼、「せっかくだからしっかり」なら並丼、「うなぎで満腹になりたい」なら上丼、と胃袋と相談して選べます。初めての方や女性には並丼(四切れ)がバランス良くおすすめ。うなぎ好きの男性なら五切れの上丼で後悔しません。注意点として、辻屋は注文を受けてから焼き上げるため、提供まで20〜30分ほどかかることがあります。空腹のピークで頼むと待ちがつらいので、骨の唐揚げ(250円)などの一品をつまみながら待つのが通の楽しみ方です。
| うな丼(単品)がおすすめの人 | 丼定食がおすすめの人 |
|---|---|
| うなぎをシンプルに味わいたい 予算を抑えたい 回転早くサッと食べたい | 記念日など特別な食事にしたい 鯉の刺身やメロンも楽しみたい ゆっくりコース感覚で味わいたい |
丼定食なら鯉の刺身とメロン付き|上丼定食4,950円
「せっかくの旅、少し贅沢したい」なら丼定食がおすすめです。丼定食は、うな丼に鯉の刺身・肝吸い・漬物・メロンが付くセットで、小丼定食3,670円、並丼定食4,320円、上丼定食4,950円。海のない岐阜で川魚文化が根づいた関ならではの「鯉の刺身」が味わえるのは、この定食ならではの体験です。淡白で臭みのない鯉の刺身は、うなぎの濃厚な蒲焼きとの相性も良く、記念日やご褒美ランチにぴったり。デザートのメロンまで含めて4,950円と考えれば、名店のコースとしては納得感のある価格帯です。注意点は、定食はボリュームがしっかりあること。小食の方は小丼定食でも十分満たされるので、「上」にこだわりすぎず胃袋と相談を。単品でメロン810円、鯉の刺身710円、肝吸い180円と追加もできるので、うな丼にお好みの一品を足す組み立ても可能です。
変化球は「蒲焼ご飯」|う巻きと白ご飯で味わう贅沢
意外と知られていないのが「蒲焼ご飯」というメニューです。これは蒲焼きに、う巻き・白ご飯・肝吸い・漬物が付く構成で、小2,930円・並3,630円・上4,280円。うな丼のようにタレご飯にするのではなく、白いご飯と蒲焼きを別々に味わえるのがポイントで、うなぎ本来の香ばしさとタレの染みたご飯を交互に楽しみたい人に向いています。さらに鯉の刺身・メロン付きの蒲焼ご飯定食(小4,370円・並5,020円・上5,650円)もあります。一品では蒲焼(四切れ)2,670円、肝焼き1,400円といった酒の肴も充実。夜にゆっくり一杯やりながら、というシーンにも応えてくれます。「うな丼しか頼んだことがない」という方も、次の一皿として蒲焼ご飯を試すと、辻屋の懐の深さを再発見できるはずです。

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「地焼き」ってどんな焼き方?|辻屋の香ばしさの秘密

辻屋のうなぎを語るうえで外せないのが「地焼き」という調理法です。関東でよく食べられる蒸し焼きとは何が違うのか、なぜ香ばしくふんわり仕上がるのか。うなぎ選びで失敗しないためにも、焼き方の基礎を押さえておきましょう。
蒸さずに炭火で焼く|外はパリッ、中はふんわり
地焼きとは、うなぎを蒸さずにそのまま炭火で焼き上げる関西系の調理法です。関東風が「白焼き→蒸す→タレ焼き」と手間をかけてふっくら柔らかく仕上げるのに対し、地焼きは蒸しの工程を入れず、皮目をパリッと香ばしく、身は中でふんわりと火を入れます。辻屋はこの地焼きを炭火で行い、創業以来継ぎ足す秘伝のタレを絡めて焼き上げるため、噛んだ瞬間に皮の香ばしさと脂の甘みが立ち上がります。うなぎの「皮が香ばしいほうが好き」という人には、まさに理想的な焼き加減。逆に「とろとろに柔らかいのが好き」という関東風ファンには食感の違いが新鮮に映るはずです。この東西の違いを知って食べ比べると、うなぎの奥深さが何倍も楽しめます。地焼きの基礎は食べログマガジンの解説も参考になります。
実は岐阜は「うなぎ県」としても知られ、長良川や木曽三川の豊かな水系を背景に、名古屋以上に一人あたりのうなぎ消費が盛んだった時期もあります。関の辻屋のように蒸さない地焼きで、うな重・うな丼のストレート勝負を貫く店が多いのも岐阜の食文化。ひつまぶしだけが東海のうなぎではないのです。
関東風との違いを知れば注文がもっと楽しくなる
うなぎは「背開きか腹開きか」「蒸すか蒸さないか」で、地域ごとに個性がはっきり分かれます。武士文化の江戸では「腹を切る」を嫌って背開き、商人の街・関西では「腹を割って話す」で腹開き、という語源の説も語り継がれてきました。辻屋のある岐阜・関は関西寄りの地焼き文化圏。蒸さないぶんタレは煮詰めて水あめなどでとろみを持たせ、蒲焼きにしっかり絡むよう工夫されています。この背景を知っていると、注文時に「これは蒸さない地焼きだから、皮の香ばしさを楽しむんだな」と一段深く味わえます。旅先での食事は、味だけでなく「なぜこの味なのか」を知ることで記憶に残るもの。家族や友人にこの違いを教えてあげれば、食卓の会話も弾みます。ただし好みは人それぞれなので、「柔らかさ命」の同行者がいる場合は事前に地焼きであることを伝えておくと、当日のギャップを防げます。
肝吸い・骨の唐揚げ・鯉料理まで|うなぎ一尾を無駄なく
辻屋の楽しみは蒲焼きだけではありません。うな丼には肝吸いが付き(単品では180円)、うなぎの肝を使った肝焼き1,400円、骨をカラッと揚げた骨の唐揚げ250円など、一尾を余さず味わう一品が揃います。骨の唐揚げは、待ち時間のつまみにも、ビールの相棒にも最適な香ばしさ。さらに前述の鯉の刺身710円は、関という土地の川魚文化を感じられる名脇役です。こうしたサイドメニューを組み合わせると、うな丼一杯だけでは味わえない「うなぎ屋のフルコース」を体験できます。注意点として、これらの一品は数に限りがあることや、売り切れる場合もあること。確実に味わいたいなら、席に着いたら早めにまとめて注文するのがおすすめです。少人数でも数品シェアすれば、老舗の技を幅広く堪能できます。
行列は覚悟すべき?|混雑・待ち時間・アクセスの攻略法
辻屋は人気店だけに、訪問時に一番気になるのが「どれくらい待つのか」です。ここでは実際の混雑傾向と、待ち時間を減らすコツ、そして車社会の岐阜ならではのアクセス・駐車場情報を具体的にまとめます。旅程を崩さないための実践情報です。
昼のピークは開店直後か13時以降を狙う
辻屋の混雑ピークは、やはり土日祝の12時前後。昼どきには20〜30人が順番待ちすることも珍しくありません。待ち時間を抑えたいなら、11時の開店直後に入るか、13時以降の遅めランチを狙うのが定番の攻略法です。順番待ちは入口のリストに名前と携帯番号を記入すると電話で呼んでもらえる仕組みなので、記名だけ済ませて近くの本町通りを散策しながら待つ、という時間の使い方もできます。実際、記名から入店まで15分ほど、食事を終えて退店まで約60分とスムーズに回った例もあります。ただし、うなぎは焼き上げに時間がかかるため、席に着いてから提供まではさらに20〜30分みておくと安心。全体で1時間半ほどの余裕を旅程に組み込んでおけば、慌てずに名店の味を堪能できます。
「土曜の12時半に着けば大丈夫だろう」と軽く考えて向かったところ、店前に長い列と満車の駐車場……というのはうなぎ人気店あるある。辻屋も昼ピークは行列必至です。到着したらまず順番待ちリストに記名し、車は向かい側の専用駐車場かサンロード駐車場へ。記名前に駐車場探しで時間を取られると、順番がどんどん後ろになってしまいます。
関ICから車で11分|駐車場40台で車旅も安心
辻屋へのアクセスは、車が圧倒的に便利です。東海北陸自動車道「関IC」から車で約11分、東海環状自動車道「富加関IC」からは約17分。名古屋方面からでも1時間ほどでアクセスできる距離感です。うれしいのは、店舗向かい側に40台収容の専用駐車場があること(大型バスも対応可)。近隣にはサンロード駐車場もあり、車旅でも駐車場に困りにくいのは大きな安心材料です。公共交通なら、長良川鉄道「関駅」から徒歩6分、岐阜バス「本町5丁目」バス停からは徒歩1分。長良川鉄道でのんびり列車旅を楽しみつつ関を訪ねる、というプランも風情があります。注意点は、昼ピーク時は専用駐車場も満車になりやすいこと。満車の場合は焦らず周辺の駐車場も視野に入れ、時間に余裕を持って動きましょう。
定休日は月曜|不定休の火曜にも要注意
せっかく足を運んだのに閉まっていた、という失敗を避けるため、営業日は必ず確認しましょう。辻屋の定休日は月曜日ですが、加えて月1回ほど不定期で火曜日も休みになることがあります。祝日と重なる場合など変則的なこともあるため、遠方から訪れるなら事前に電話(0575-22-0220)や公式サイトで営業日をチェックしておくと確実です。営業時間は昼11:00〜14:30(L.O.14:00)、夜17:00〜20:00(L.O.19:30)。ラストオーダーが早めなので、夜に訪れる場合は19時前には入店したいところ。また、うなぎは天然・養殖の入荷状況や仕込み量によって、遅い時間帯だと売り切れる可能性もあります。「どうしても辻屋で」という強い希望があるなら、開店直後や昼の早い時間を狙うのが確実です。

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辻屋とあわせて巡りたい|関市の刃物とうなぎさんぽ
せっかく関市まで来たなら、うなぎだけで帰るのはもったいない。関は「世界三大刃物産地」に数えられる刃物の街で、辻屋の周辺には無料や数百円で楽しめる観光スポットが点在します。うなぎの前後に立ち寄りたい、おすすめのモデルコースを紹介します。
観光の玄関口「せきてらす」で刃物みやげとカフェ休憩
まず立ち寄りたいのが、関の観光拠点「せきてらす」。観光案内所・カフェ・お土産ショップ・刃物ショップ・ものづくり体験が一つになった複合施設で、入館は無料です。切れ味自慢の関の刃物やご当地みやげがまとめて揃うので、旅の最後の買い物にも便利。ものづくり体験ワークショップも随時開催され、家族連れやカップルの思い出づくりにぴったりです。営業時間は9:00〜17:00、休館日は火曜・祝日の翌日など。普通車100台の駐車場(大型バスは要予約で2台)を備え、車旅の拠点にも最適です。うなぎで満腹になった後、カフェで一息つきながらおみやげを選ぶ、という流れがスムーズ。長良川鉄道「せきてらす前駅」も近く、鉄道旅の起点にもなります。
関鍛冶伝承館で「刃物の街」の歴史を300円で体感
関がなぜ刃物で有名なのか、その700年の歴史を体感できるのが関鍛冶伝承館です。日本刀の展示や鍛冶の技を紹介する施設で、入館料は大人300円、高校生200円、小中学生100円とリーズナブル。開館時間は9:00〜16:30(最終入館16:00)です。刀鍛冶の実演公開日には、真っ赤に熱した鋼を打つ迫力ある鍛錬を間近で見られることもあり、歴史好きや刃物ファンにはたまらないスポットです。注意点として、リニューアル工事のため2026年6月22日より当面のあいだ2階展示室が休館し、1階常設展示室のみの開館となっています。訪問前に最新の開館状況を関市の公式ページで確認しておくと安心です。うなぎで腹ごしらえをしてから、関の職人文化に触れる——食と文化を一度に味わえるのが関さんぽの醍醐味です。
可児の「関辻屋支店」という選択肢|同じ味を別の街で
「関市の本店は少し遠い」「本店が定休日だった」という場合、可児市にある「関辻屋支店」という選択肢もあります。可児市今渡にあり、名古屋方面からのアクセスも便利。営業時間は11:00〜14:00/17:00〜21:00、定休日は月曜日です。本店とはまた違う立地で辻屋の味を楽しめるので、旅程に合わせて使い分けるのも一案です。ただし支店は本店とは経営が分かれている独立店で、メニューや価格・提供内容が本店と完全に同じとは限りません。訪問前に電話(0574-61-3500)で営業状況やメニューを確認しておくと確実です。「今日はどうしても鰻が食べたいが本店は休み」という日の受け皿として、頭の片隅に入れておくと旅の自由度が上がります。

「各務原って何があるの?」と聞かれたら、答えに迷う人は多いかもしれません。名古屋から電車で約30分、岐阜市からも車で20分ほどの場所にありながら、飛騨高山や白川…
誰と行く?|シーン別の辻屋の楽しみ方
同じ辻屋でも、誰とどんな目的で訪れるかで最適な選び方は変わります。ここではドライブ旅・家族連れ・カップル・一人旅の4つのシーン別に、おすすめの注文や過ごし方を提案します。自分の旅のスタイルに合った楽しみ方を見つけてください。
ドライブ旅なら|関IC降りてすぐ、名店ランチで満腹補給
飛騨や郡上方面へのドライブ途中、関ICで降りて辻屋でランチ、という組み立ては岐阜の車旅の王道です。関ICから11分、40台の駐車場があるので車を停めやすく、ドライブの休憩と名店グルメを一度に叶えられます。おすすめは、しっかり食べて午後の運転に備えられる並丼2,930円。相席でサッと食べれば回転も早く、時間のロスも最小限です。ドライブ旅の注意点は、昼ピークの行列で予定が押しやすいこと。順番待ちの記名を済ませたら、せきてらすで刃物みやげを見て時間調整するなど、待ち時間を観光に変える工夫をすると効率的。関を起点に長良川沿いを北上すれば、鮎料理や郡上八幡の城下町へと旅が続いていきます。
家族連れなら|座敷でゆったり、子どもと分け合う一杯
小さな子ども連れには、座敷席のある辻屋は心強い存在です。全席禁煙で、130席の大箱ゆえにベビーカーでも動きやすく、家族でゆっくり食事ができます。子どもとシェアするなら、まずは並丼を取り分けるスタイルがおすすめ。うなぎが得意でない子には白ご飯360円を追加して、蒲焼きを少しずつ味見させる方法もあります。骨の唐揚げ250円はカリカリ食感で子どもにも人気の一品。注意点は、提供までに時間がかかるため、空腹で待つ子どもがぐずりやすいこと。到着後すぐに注文を済ませ、待ち時間には骨の唐揚げなどをつまませておくと平和に過ごせます。食後は関鍛冶伝承館で刀の展示を見れば、子どもにとっても記憶に残る社会科見学のような一日になります。
カップル・一人旅なら|定食で贅沢に、または夜の一献
カップルの記念日ランチには、鯉の刺身とメロンまで付く上丼定食4,950円で少し贅沢を。海のない岐阜で味わう川魚のコースは、旅の特別感を演出してくれます。二人で丼定食と蒲焼ご飯定食を頼んで、それぞれを少しずつ交換すれば、辻屋の魅力を幅広く堪能できます。一人旅なら、夜の時間帯に蒲焼2,670円や肝焼き1,400円を肴に一杯、という大人の楽しみ方もおすすめ。老舗の落ち着いた空気の中、地焼きの香ばしさをじっくり味わう時間は格別です。ただし夜はL.O.19:30と早めなので、一人でゆっくり飲みたい場合は18時台の入店が安心。カップルで個室を使いたい場合のみ電話予約が可能ですが、個室代が別途10%かかる点は覚えておきましょう。
予約・支払い・テイクアウトはどうする?|訪問前の最終チェック
辻屋を最大限楽しむために、来店前に押さえておきたい実務的なポイントをまとめます。予約の可否、支払い方法、そして意外と便利なテイクアウト。ここを知っておくと、当日「知らなかった」と困ることがなくなります。
基本は予約不可|個室希望のみ電話予約という仕組み
辻屋は、基本的に席の予約を受け付けていません。来店したら入口の順番待ちリストに名前と電話番号を記入し、順番が来たら電話で呼んでもらう先着順のスタイルです。この仕組みを知らずに「予約できないなら…」と諦める必要はなく、記名さえ早めに済ませれば効率よく待てます。例外は個室を利用したい場合で、これのみ電話予約が可能ですが、個室代として料金の10%が上乗せされます。家族の集まりや大切な会食で個室を確保したいときは、事前に電話(0575-22-0220)で相談を。逆に、通常のランチ利用なら予約の必要はなく、混雑を避けたい時間帯に合わせて訪れるのが賢い選び方です。うなぎ店は「予約制」と思い込みがちですが、辻屋は先着順と覚えておけば当日スムーズに動けます。
カード・PayPayも使える|現金以外の支払いに対応
老舗というと「現金のみ」を心配しがちですが、辻屋はキャッシュレスにも対応しています。クレジットカードはVISA・Master・JCB・AMEXが利用でき、電子マネーやQRコード決済(PayPay)も使えます。旅行中は現金の持ち合わせを気にせず、カードやスマホ決済でスマートに支払えるのは安心材料です。とはいえ、通信状況やシステムの都合で使えない場合に備え、ある程度の現金も用意しておくと万全。定食まで頼むと一人5,000円前後になることもあるので、支払い手段は複数持っておくと慌てません。予算の目安は、うな丼だけなら2,000〜3,000円台、定食まで含めると4,000〜5,000円台と考えておけば安心です。名店の味を、支払いのストレスなく楽しみましょう。
「夜も昼と同じ時間まで開いているだろう」と18時半すぎにのんびり向かうと、辻屋の夜のラストオーダーは19:30。しかも人気の切り身は遅い時間に売り切れることもあります。夜に確実に食べたいなら18時台の入店が安心。テイクアウトを狙う場合も、当日ふらっと行くより電話で予約しておくと、焼き上がりを待つロスなく受け取れます。
テイクアウトも可|宿や車内で味わう地焼きうなぎ
辻屋は、うな丼のテイクアウト(お持ち帰り)にも対応しています。宿でゆっくり食べたい、家族へのおみやげにしたい、という場合に便利な選択肢です。テイクアウトは電話予約が基本なので、事前に0575-22-0220へ連絡し、受け取り時間を伝えておくとスムーズ。店内が混雑している時間帯でも、予約しておけば焼き上がりに合わせて受け取れます。温泉宿に泊まる岐阜旅なら、辻屋のうなぎを部屋でゆっくり味わう、という贅沢な過ごし方も。ただし、うなぎは焼きたてが一番美味しいので、持ち帰る場合はできるだけ早く食べるのがおすすめです。長距離を持ち運ぶより、近くの宿や車内で味わうのに向いています。「店で並ぶ時間がないけれど辻屋の味は諦めたくない」というときの、頼れる裏ワザとして覚えておきましょう。
まとめ|辻屋の鰻は関市さんぽとセットで味わい尽くす
岐阜・関市の辻屋は、160年続く老舗の技と、ミシュラン・食べログ百名店のダブル評価に裏づけられた、間違いのないうなぎの名店です。蒸さずに炭火で焼き上げる地焼きの蒲焼きは、皮の香ばしさと身のふんわり感が同居し、関東風とはひと味違う魅力を持っています。小丼から上丼定食まで予算に合わせて選べるので、一人旅の気軽なランチから、記念日の贅沢な食事まで幅広く応えてくれるのも嬉しいところです。
訪問で失敗しないコツは、とにかく「時間に余裕を持つこと」。昼のピークは行列必至なので、着いたらまず順番待ちリストに記名し、待ち時間はせきてらすや関鍛冶伝承館めぐりに充てれば、うなぎと刃物の街・関を丸ごと楽しめます。予約は先着順、支払いはカードやPayPayもOK、テイクアウトも電話予約で対応と、仕組みを知っておけば当日は驚くほどスムーズです。
最初の一歩は、行きたい日の営業日を公式サイトか電話(0575-22-0220)で確認すること。月曜定休に加えて不定期の火曜休みもあるので、ここだけは事前チェックが肝心です。関ICを降りたら、まずは辻屋で香ばしい地焼きうなぎを頬張り、午後は刃物の街をのんびり散策する——そんな充実の関さんぽへ、ぜひ出かけてみてください。
※本記事の価格・営業時間などの情報は2026年7月時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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