「下呂温泉に泊まるけど、夜ごはんまでの時間、温泉街をぶらぶらしながら何か食べたい」——そんな声をよく耳にします。日本三名泉のひとつに数えられる下呂温泉は、湯めぐりだけでなく、実は食べ歩きの宝庫。温泉たまごをのせたソフトクリーム、炙りたての飛騨牛にぎり、とろとろのプリンやわらび餅まで、徒歩30分ほどの範囲に名物がぎゅっと詰まっています。
この記事は、下呂温泉街の食べ歩きスポットを「地図をたどるように」1軒ずつ案内する完全ガイドです。結論から言えば、下呂の食べ歩きは「下呂駅→白鷺橋→湯之島の温泉街」という一本道を歩くだけで7つの名店をコンプリートできるのが最大の魅力。しかも各店ワンコイン前後で楽しめます。価格・営業時間・定休日・駐車場までファクトを確認したうえで、混雑を避ける時間帯やシーン別の回り方まで具体的にまとめました。
飛騨に何度も通う旅好きの目線で、「ここは外せない」という順に紹介していきます。読み終えるころには、あなただけの下呂温泉食べ歩きプランが頭の中に描けているはずです。
・下呂温泉街の食べ歩き名店7スポットの場所・価格・営業時間
・温玉ソフトや飛騨牛にぎりなど「絶対食べたい名物」の具体的な中身
・一人旅・カップル・家族・ドライブ、シーン別のおすすめ回り方
・売り切れや駐車場満車など、地元目線の失敗回避術
下呂温泉食べ歩きマップの全体像|名店は徒歩30分圏にぎゅっと凝縮

まずは全体像から。下呂温泉の食べ歩きは、あちこち移動する必要がありません。JR下呂駅を降りて飛騨川にかかる白鷺橋を渡り、湯之島の温泉街を歩くだけ。この一本のルート沿いに、この記事で紹介する7店のうち6店が並んでいます。ここでは、どこを起点に、どのくらいの時間で回れるのかを整理しておきましょう。
食べ歩きの舞台は「湯之島エリア」に集中している
下呂温泉街の食べ歩きスポットは、大きく「下呂駅前」「白鷺橋周辺」「湯之島の坂道」の3ゾーンに分けられますが、その中心は湯之島エリアです。ゆあみ屋・湯島庵・下呂プリン・下呂カリーパン・NITAROUといった人気店は、いずれも湯之島の温泉街に集中しています。駅から一番奥のスポットでも徒歩10分ほど。つまり、荷物を宿に預けてしまえば、あとは手ぶらで坂道を上り下りするだけで名物が次々に現れる構造です。旅館にチェックインする前の空き時間や、朝食後の散策にちょうどよい距離感で、体力に自信のない方でも無理なく回れます。ただし温泉街は坂と階段が多いので、歩きやすい靴が必須。ヒールやサンダルだと坂道でつらくなります。
スタート地点は下呂駅か、白鷺橋のたもとか
食べ歩きのスタート地点は2択です。電車で来た人はJR下呂駅からそのまま歩き出せばOK。駅前から白鷺橋まで徒歩5分ほどで、橋を渡ると温泉街の入り口です。車で来た人は、温泉街の市営駐車場(下呂温泉旅館協同組合の案内する駐車場など)に停め、白鷺橋のたもとを起点にするのがスムーズ。白鷺橋のそばには無料の足湯「ビーナスの足湯」もあり、食べ歩きの前後に足を休められます。どちらのスタートでも、ルートは「温泉街の坂を上っていき、帰りに下ってくる」往復型になります。行きで気になった店を、帰りに立ち寄る——そんな二段構えで計画すると、売り切れや行列に振り回されにくくなります。
所要時間の目安は半日、じっくり派は1日
7店をすべて回る場合の所要時間は、食べ歩きだけなら2〜3時間が目安です。各店で注文して食べて、次へ移動して……を繰り返すと、1店あたり15〜25分ほど。足湯やお土産選び、写真撮影を挟むなら半日みておくと安心です。逆に「名物だけ厳選して3〜4店」に絞るなら1〜1時間半でも十分楽しめます。宿のチェックイン(多くが15時前後)までの午後の時間や、チェックアウト後の午前中を使うのが定番の組み込み方。食べ歩きは基本的に少量ずつなので、7店回っても「夜の会席が食べられないほど満腹」にはなりにくいのが下呂のちょうどいいところです。
ぎふ旅手帖調べ|主要7スポットの名物と価格ひとめ比較
まずは各店の看板メニューと価格を一覧にしておきます。予算とお腹の空き具合と相談しながら、どこを回るか決める材料にしてください。価格は2026年7月時点で各店の公式・食べログ等で確認した金額です。
| 店名 | 看板メニュー | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ゆあみ屋 | 温玉ソフト | 500円〜 |
| 湯島庵 | 飛騨牛 霜降りにぎり | 900円 |
| 下呂プリン | 下呂プリン(まろやか) | 400円 |
| 下呂カリーパン | 飛騨牛カリーパン | 500円 |
| 千寿堂 | 焼きたて栃の実煎餅 | 100円 |
| NITAROU 湯之島店 | のびーるわらび餅ほか | 500円前後 |
| Perigord | ハウスブレンド珈琲 | 400円 |
ご覧のとおり、多くが400〜900円のワンコイン圏。飛騨牛にぎりだけ少し高めですが、それでも精肉店直営でこの価格は破格です。なお、価格や営業時間は変わることがあるため、公式の下呂商工会「げろぐる」食べ歩き案内もあわせて確認しておくと安心です。
まず外せない!温泉たまごをのせた名物ソフトクリーム
下呂温泉の食べ歩きで「これぞ名物」と真っ先に挙がるのが、足湯の里 ゆあみ屋の温玉ソフトです。冷たいソフトクリームの上に、下呂の温泉で作られた温泉たまごがぽとりとのった、下呂だけのご当地スイーツ。ここから食べ歩きをスタートする人も多い、いわば温泉街の顔です。
「温玉ソフト」は温泉たまご×ソフトの意外な相性
ゆあみ屋の看板・温玉ソフトは、バニラソフトクリームの上に温泉たまごと玄米フレークをトッピングした一品で、価格は500円〜。食べ方にコツがあり、温泉たまごと玄米フレークをソフトにぐるぐる混ぜ込むのがお店のおすすめです。とろりとした卵黄がソフトのミルク感にコクを足し、玄米フレークのザクザク食感が加わって、ただ甘いだけでは終わらない奥行きが出ます。温泉街の散策で火照った体に、ひんやりしたソフトがしみわたる感覚は下呂ならでは。甘いものが得意でない同行者にも「これなら食べられる」と好評な、卵のやさしい味わいが持ち味です。到着してまず一つ、というスタートにぴったりの軽さです。
| 住所 | 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島801-2 |
| 電話番号 | 0576-25-6040 |
| 営業時間 | 4〜11月 9:00〜21:00 / 12〜3月 9:00〜18:30(季節変動あり) |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | 公式サイト |
足湯につかりながら食べられる、下呂だけの体験
ゆあみ屋の魅力は味だけではありません。店先に無料の足湯が併設されていて、温玉ソフトを片手に足をつけながらひと休みできます。歩き疲れた足を下呂の湯で温めつつ、冷たいソフトを味わう——この「足は温かく、口は冷たく」というちぐはぐな心地よさが、多くの旅行者を惹きつけています。カップルなら並んで足湯に腰かけて写真を撮るのが定番。一人旅でも、湯けむり越しに温泉街を眺めながらのひと息は格別です。タオルは持参するか、近くの売店で購入できます。足湯は無料で利用できますが、混雑時はベンチが埋まることもあるので、席が空いていたらまず確保するのがコツです。
げろぷりんソフトやジミソース温玉ソフトも見逃せない
ゆあみ屋には温玉ソフト以外にも食べ歩き向きのメニューが揃います。下呂プリンとのコラボで生まれた「げろぷりんソフト」は530円、地元のジミソースをかけた変化球「ジミソース温玉ソフト」は600円。ほかにバニラソフトクリーム450円、飛騨桃ジュース450円などもあり、暑い季節にはドリンクだけの利用も気軽です。数人で訪れるなら、それぞれ別のソフトを頼んでシェアすると、下呂のスイーツを一度に食べ比べできます。注意点として、ゆあみ屋は水曜定休。また冬季(12〜3月)は営業時間が9:00〜18:30に短縮されるため、夜に立ち寄る予定の人は季節を確認しておきましょう。
精肉店直営の飛騨牛にぎりは、炙りたてが命

スイーツばかりでは物足りない、しっかりした一皿も欲しい——そんな人に迷わずおすすめしたいのが湯島庵の飛騨牛にぎりです。創業60年の老舗精肉店「天狗」が手がける飛騨牛にぎり専門店で、注文を受けてから一貫ずつ炙る、できたてを立ち食いできるのが最大の魅力です。
一貫から頼める飛騨牛にぎりのメニューと価格
湯島庵の飛騨牛にぎりは、飛騨牛 霜降りにぎりが900円、飛騨牛 赤身にぎりが700円、両方に「なっとく豚」を加えた珠玉の三種盛りが1,000円(いずれも税込)。精肉店直営だからこそ、この霜降りの飛騨牛が一貫単位で気軽に味わえます。注文が入ってから店頭のバーナーで表面をさっと炙るため、脂がとろけて口の中でほどける食感。上には特製のタレやわさびがのり、温泉街を歩きながらつまむ一貫としては贅沢すぎる満足感です。1,000円の三種盛りなら、霜降り・赤身・豚を一度に食べ比べられてお得。少人数でもシェアしやすく、「せっかく飛騨に来たなら飛騨牛を」という旅の目的を、手軽に叶えてくれます。
| 住所 | 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島845 |
| 電話番号 | 0576-25-6226 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00(飛騨牛炙り寿司が無くなり次第終了) |
| 定休日 | 水曜日・不定休あり |
立ち食いスタイルだからこそ、できたてを味わえる
湯島庵は基本的に店頭での立ち食いスタイル。イートインの座席がある食事処ではなく、炙りたての一貫をその場でさっと味わうのが流儀です。だからこそ、握って炙ってすぐの「一番おいしい瞬間」を逃さず口に運べます。食べ歩きの途中、甘いものに偏りがちなお腹を、ここでガツンとしょっぱい飛騨牛にリセットするのがおすすめの使い方。カップルや友人同士なら、霜降りと赤身を一貫ずつ買って食感の違いを語り合うのも楽しい時間です。飛騨牛の旨みをもっと深掘りしたい方は、岐阜のご当地グルメ全体を見渡したこちらの記事も参考になります。

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【失敗パターン①】夕方に行ったら売り切れていた
ここで正直な注意点を。湯島庵の飛騨牛炙り寿司は「無くなり次第終了」で、人気ゆえに夕方には売り切れていることが珍しくありません。「宿にチェックインしてから夕食前にゆっくり」と後回しにした結果、店の前まで来たら本日分終了――というのは、下呂の食べ歩きでありがちな失敗です。対策はシンプルで、飛騨牛にぎりを目当てにするなら午前〜昼過ぎの早い時間に立ち寄ること。営業は10時からなので、食べ歩きルートの前半に組み込むのが鉄則です。土日祝や連休は特に回転が早いので、「行きに見つけたら、その場で食べる」くらいの気持ちでいると後悔しません。水曜定休で不定休もあるため、旅程が水曜にかかる場合は営業日も確認しておきましょう。
温泉街のスイーツ対決|とろけるプリンか、のびるわらび餅か
下呂温泉のスイーツ食べ歩きは、大きく2つの人気店に分かれます。ひとつはプリン専門店の下呂プリン、もうひとつは老舗和菓子店が営むNITAROU(仁太郎)湯之島店。洋のとろとろプリンか、和のもちもちわらび餅か。どちらも温泉街散策の甘い締めくくりにぴったりです。
下呂プリンは地元牛乳を使った専門店の実力派
下呂プリンは、地元の牛乳と最高級のマダガスカル産バニラビーンズを使った、プリン専門店ならではのこだわりが光る一軒。定番の「まろやか」(400円)はとろりとなめらかな口当たりで、「レトロ」(400円)は昔ながらの少し固めの食感と、好みで選べます。ほかに宇治抹茶を使った「抹茶」450円、お風呂上がりのコーヒー牛乳をイメージした「珈琲ゼリー」450円、旬の果実を使う季節限定プリン500円など、バリエーションも豊富。店内は下呂温泉の湯船をイメージしたイートインスペースになっていて、レトロで可愛い空間はカップルや女性同士の写真スポットとしても人気です。テイクアウトして温泉街のベンチで味わうのも、店内でひと休みするのも自由自在です。
| 住所 | 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島545-1 |
| 電話番号 | 0576-74-1771 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00 |
| 定休日 | 水曜日(不定休あり) |
| 公式サイト | 公式サイト |
NITAROUの「のびーるわらび餅」は売り切れ必至の名物
和スイーツ派に推したいのが、加子母に本店を構える老舗和菓子店・仁太郎の食べ歩き専門店、NITAROU 湯之島店。ここの名物は湯之島店限定の「のびーるわらび餅」で、その名のとおり箸で持ち上げるとびよーんと伸びるほどのやわらかさ。ぷるんとしたのど越しときな粉の香ばしさが後を引きます。ほかにみたらし団子やソフトクリーム、冬には栗ぜんざい(520円)など季節メニューも登場。風呂桶をイメージした容器に盛られて出てくるので、温泉街での食べ歩きや記念撮影にもうってつけです。ただし、のびーるわらび餅は人気で売り切れる日が多いのが難点。営業は平日9:30〜16:00、土日祝は9:30〜16:30で、木曜・金曜が定休。わらび餅狙いなら午前中の来店が安全です。
| 住所 | 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島547-7 |
| 電話番号 | 0576-74-1877 |
| 営業時間 | 平日 9:30〜16:00 / 土日祝 9:30〜16:30 |
| 定休日 | 木曜日・金曜日 |
| 公式サイト | 公式サイト |
プリンとわらび餅、シーンで選ぶならこう使い分ける
「両方は入りきらない」というときの選び方も添えておきます。写真映えと店内でのひと休みを重視するなら、湯船モチーフの空間がかわいい下呂プリンへ。歩きながら手軽につまみたい、和の食感を楽しみたいなら、風呂桶容器のNITAROUのわらび餅が向きます。お土産にしたいなら、日持ちや持ち帰りやすさで下呂プリンが便利。逆張りの提案をするなら、実は「両方を少しずつ」がいちばん満足度が高い組み合わせです。プリンは食べ切りサイズ、わらび餅もシェアできる量なので、2人以上ならひとつずつ買って半分こすれば、洋と和を一度に味わえます。甘いものの箸休めには、後述する珈琲スタンドを挟むと、最後まで飽きずに食べ歩けます。岐阜のお土産お菓子選びの参考には、こちらの記事もどうぞ。

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しょっぱい系も忘れずに|カレーパン・栃の実煎餅・自家焙煎珈琲
甘いものが続いたら、塩気のある一品や香ばしいお茶請け、そして一杯の珈琲でリズムを整えたいところ。下呂温泉街には、飛騨牛入りのカレーパン、下呂名産の栃の実を使った煎餅、そして自家焙煎の珈琲スタンドまで、食べ歩きの「間」を埋めてくれる名店が揃っています。
下呂カリーパンは飛騨牛入りの揚げたてが主役
下呂カリーパンは、地元の精肉店が手がけるカレーパン専門店。看板は飛騨牛を使った「飛騨牛カリーパン」(500円)で、揚げたてのサクサク生地の中に、飛騨牛の旨みがきいたスパイシーなカレーがたっぷり詰まっています。地元特産の「なっとく豚」を使ったカリーパンもあり、肉屋ならではの具の充実ぶりが魅力。テイクアウト専門ですが2階にイートインスペースがあり、揚げたてをその場で頬張れます。スイーツで甘くなった口をリセットしたいタイミングにぴったりで、小腹が空いた家族連れにも喜ばれます。営業は10:00〜17:00で水曜定休。支払いは現金のみ、駐車場はないため、温泉街を歩く途中で立ち寄る前提で計画しましょう。揚げたてを狙うなら、混み合う昼のピークを少し外すと待ち時間が短くなります。
| 住所 | 〒509-2207 岐阜県下呂市湯之島554-4 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 駐車場 | なし(現金のみ) |
千寿堂の焼きたて栃の実煎餅と栃の実モンブラン
下呂ならではのお茶請けを探すなら、昭和46年創業のとちの実煎餅 千寿堂へ。下呂産の栃の実を使ったスイーツの直売店で、店頭で焼き上げる「焼きたて煎餅」は1枚100円と手が出しやすい価格。香ばしくほんのり甘い煎餅は、歩きながらつまむのにちょうどよく、パリッとした食感が続くので数枚買いたくなります。腰を落ち着けて休みたいなら、名物の「栃の実モンブラン(珈琲付き)」1,480円がおすすめ。栃の実の風味を生かした上品なモンブランを、コーヒーとともにゆっくり味わえます。営業は8:00〜17:00(L.O.16:30)と朝から開いているので、朝いちの食べ歩きスタートにも組み込みやすい一軒。お土産用の栃の実煎餅も揃うため、家族や職場への手土産をここでまとめて調達するのも賢い使い方です。
| 住所 | 岐阜県下呂市森2557-4 |
| 電話番号 | 0576-25-4562 |
| 営業時間 | 8:00〜17:00(L.O.16:30) |
| 定休日 | 不定休 |
| 公式サイト | 公式サイト |
自家焙煎珈琲Perigordで食べ歩きをひと息つく
食べ歩きの合間に一杯の珈琲を挟むと、甘い・しょっぱいで疲れた舌がリセットされて最後までおいしく回れます。そんな休憩役に頼りになるのが、テイクアウト専門の自家焙煎珈琲工房 Perigord(ペリゴール)。10種類以上のブレンドから選べ、看板のハウスブレンドは400円。豆から自家焙煎する本格派の一杯を、温泉街を眺めながら味わえます。てりやきチキン&目玉焼きのホットサンド(750円)などフードもあり、甘いものが続いたあとの塩気補給にも便利。営業は9:00〜19:00と夜まで開いているので、夕方の散策のお供にもなります。親子で営むアットホームな雰囲気も魅力で、一人旅の休憩スポットとしても居心地の良い一軒です。
食べ歩きを120%楽しむ回り方|シーン別モデルコース
同じ7店でも、誰と行くかで最適な回り方は変わります。ここでは一人旅・カップル・家族連れ・ドライブ旅の4パターンに分けて、下呂温泉食べ歩きのモデルコースを提案します。自分の旅のスタイルに近いものを、そのままなぞってみてください。
一人旅・カップルは「足湯+写真映え」を軸に
一人旅なら、身軽さを生かして気になった店に次々立ち寄るのが正解。まずゆあみ屋の足湯で温玉ソフトを味わって旅気分を高め、湯島庵で飛騨牛にぎりをつまみ、Perigordの珈琲でひと息——という「甘・しょっぱ・珈琲」の三拍子コースが、一人でも間延びしません。カップルなら写真映えを軸に組み立てるのがおすすめ。ゆあみ屋の足湯で並んで一枚、下呂プリンの湯船モチーフの店内でもう一枚、NITAROUの風呂桶容器のわらび餅でさらに一枚と、温泉街ならではの「湯」にちなんだ映えスポットを巡れば、思い出も写真も残ります。夜まで開いているPerigordやゆあみ屋(夏季)を締めに使えば、湯上がり後の夜さんぽにも食べ歩きを組み込めます。
家族連れは「小分け&イートイン」で無理なく
子ども連れの家族旅行では、歩き通しで疲れさせない工夫がポイント。イートインスペースのある店を休憩ポイントとして使うと、大人も子どももペースを保てます。下呂プリンの店内や、下呂カリーパンの2階イートイン、千寿堂のモンブラン休憩などを「座れる区切り」にして、その間を食べ歩きでつなぐイメージです。子どもには温玉ソフトやわらび餅、100円の焼きたて煎餅が食べやすく、飛騨牛にぎりやカリーパンは大人のお楽しみに。1品ずつ小分けにして家族でシェアすれば、いろいろな味を少量ずつ楽しめて食べ残しも防げます。ベビーカーの場合は坂と階段が多い点に注意し、無理なルートは避けて主要店だけに絞るのが安心です。

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【失敗パターン②】車で来て駐車場が満車、温泉街に入れない
ドライブ旅で気をつけたいのが駐車場問題です。下呂温泉街は道が細く、紹介した店の多くは専用駐車場を持っていません(下呂カリーパンも駐車場なし)。週末や連休の昼どきに車で乗り付けると、温泉街周辺の駐車場が満車で入れず、路上でうろうろ……という失敗が起きがちです。対策は、温泉街の中心部に無理に近づかず、少し離れた市営・提携の駐車場や宿泊先の駐車場に停めて、そこから徒歩で回ること。下呂は歩いて回れる規模なので、「車は停めたら歩く」と割り切るのが正解です。日帰りドライブなら、比較的余裕のある午前中に到着して停めてしまうのが安全策。駐車場情報は下呂温泉旅館協同組合の公式サイトなどで事前に確認しておくと安心です。
知って得する下呂温泉の食べ歩き|混雑回避と裏ワザ
最後に、下呂温泉食べ歩きマップをより快適に使いこなすための実践的なコツをまとめます。混雑を避ける時間帯、支払い事情、そして意外と知られていない「朝の楽しみ方」まで、地元目線の小ワザを押さえておきましょう。
混雑を避けるなら午前中とチェックイン前後が狙い目
下呂温泉街がもっとも混むのは、日帰り客と宿泊客が重なる昼過ぎ〜夕方です。人気店の行列や売り切れを避けたいなら、朝〜午前中の来店が圧倒的に有利。多くの店が朝〜10時ごろに開くので、宿の朝食後に主要店を回ってしまうプランは理にかなっています。宿泊なら、チェックイン前(14時前後)やチェックアウト後の午前中の「宿の外の時間」を食べ歩きに充てるのが効率的。逆に、夜まで開いているゆあみ屋(夏季21時まで)やPerigord(19時まで)は、湯上がりの夜さんぽで楽しむ枠として温存しておくと、一日を通してバランスよく食べ歩けます。土日祝や連休は全体的に前倒しで動くのが、混雑と売り切れを避ける最大のコツです。
支払いは現金が安心、ゴミは持ち歩く前提で
食べ歩きで意外と困るのが、支払いとゴミの処理です。下呂カリーパンのように現金のみの店もあり、小さな店では電子マネーやカードが使えないことも。数百円単位の買い物が続くので、小銭を含めた現金を多めに用意しておくと、どの店でもスムーズです。また、食べ歩きで出る串や紙容器などのゴミは、各店の店頭で処理できる場合もありますが、街なかにゴミ箱が多いわけではありません。小さなポリ袋を1枚持っておき、ゴミは宿や駅まで持ち帰る前提でいると、温泉街をきれいに楽しめてスマートです。歩きながら食べる際は、道が狭く坂も多いので、人とすれ違うときは立ち止まる配慮も忘れずに。
実は「いでゆ朝市」も食べ歩きの隠れた主役
意外と知られていないのですが、下呂温泉の食べ歩きは日中の店だけが主役ではありません。温泉街では春から秋にかけて早朝に「いでゆ朝市」が開かれ、地元の特産品やお菓子、漬物などが並びます。早起きして朝市をのぞき、その足で朝から開いている千寿堂の焼きたて煎餅やゆあみ屋のソフトへ——という「朝食べ歩きコース」は、混雑前の静かな温泉街を独り占めできる隠れた楽しみ方です。朝市の開催期間や時間は年によって変わるため、旅の前に下呂市の観光情報ページで確認しておくのがおすすめ。日中は行列でも、朝ならすっと入れる店が多いので、「早起きは三文の徳」を地で行く回り方です。
下呂温泉街には「ビーナスの足湯」をはじめ無料の足湯が点在しています。食べ歩きで買ったソフトや珈琲を片手に、疲れた足を湯につけながらひと休み——これが「湯の街ならではの食べ歩き」。タオルを一枚バッグに忍ばせておくと、どの足湯でも身軽に立ち寄れます。
まとめ|下呂温泉食べ歩きは「一本道」を歩くだけで名物を制覇できる
下呂温泉の食べ歩きは、下呂駅から白鷺橋を渡って湯之島の温泉街を歩くという一本道の上に、名物が次々と現れるのが最大の魅力です。温泉たまごをのせた温玉ソフト、炙りたての飛騨牛にぎり、とろけるプリンにのびるわらび餅、飛騨牛カリーパンや栃の実煎餅、そして自家焙煎の珈琲まで。徒歩30分ほどの範囲で、下呂ならではの味をワンコイン前後で楽しめます。ポイントは、人気の飛騨牛にぎりやわらび餅は売り切れる前の午前中に押さえること、そして車の人は「停めたら歩く」と割り切ること。この2つを意識するだけで、失敗のない食べ歩きになります。
📝 下呂温泉食べ歩きの要点
- 名店は湯之島エリアに集中、徒歩30分圏で7店を回れる
- ゆあみ屋の温玉ソフト(500円〜)は足湯につかりながら味わえる名物
- 湯島庵の飛騨牛にぎり(霜降り900円)は炙りたて・売り切れ必至、午前が安全
- スイーツは下呂プリン(400円〜)とNITAROUののびーるわらび餅で二分
- 塩気は下呂カリーパン(飛騨牛500円)、お茶請けは千寿堂の栃の実煎餅(100円)
- 混雑・売り切れ回避は午前中の来店が鉄則、車は離れた駐車場から徒歩で
まずは旅程のどこに「食べ歩きの時間」を組み込むかを決めるところから始めましょう。宿のチェックイン前後の空き時間に、この記事のマップを開いて2〜3店だけでも回ってみてください。温泉と食べ歩き、両方を味わってこその下呂温泉。あなたの旅が、湯けむりと名物の香りに満ちた一日になりますように。なお、営業時間や価格・定休日は変わることがあるため、お出かけ前に各店の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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