「岐阜旅行を冬に計画しているけれど、雪で道路が通れなくなったり、ノーマルタイヤで立ち往生したりしないか不安」——そんな心配で行き先を迷っていませんか。テレビで流れる白川郷の雪景色や、高山の屋根まで積もった雪のニュース映像を見ると、岐阜県全体が雪国のように感じられます。
結論からお伝えします。岐阜県は南北で気候がまったく違い、県南部の濃尾平野(岐阜市・大垣市・海津市あたり)は、ほとんど雪が積もらない温暖なエリアです。気象庁の平年値で見ると、岐阜市の年間降雪量はわずか34cm。一方、飛騨の高山は305cmで、その差は実に約9倍。同じ「岐阜県」でも、雪に関しては別の県と言っていいほどの違いがあります。
この記事では、岐阜のどのエリアが「雪降らない」温暖地なのかを気象データで具体的に示しつつ、南部なのに豪雪という例外の関ヶ原、雪を避けて冬の岐阜を楽しむスポット、冬の運転で備えたいことまで、岐阜に何度も通う案内人の目線でまとめました。冬の岐阜旅の行き先選びに、ぜひ役立ててください。
- 岐阜県で雪がほとんど積もらない「温暖エリア」はどこか(具体的な市名と降雪量)
- 岐阜市と高山で年間降雪量が約9倍も違う理由
- 南部なのに豪雪という例外「関ヶ原」の落とし穴と回避法
- 雪を気にせず冬の岐阜を楽しめるスポットとシーン別プラン
岐阜は本当に雪降らない?まず知るべき「南北で別世界」の気候
「岐阜は雪が多いの?少ないの?」という疑問には、ひとことで答えられません。なぜなら岐阜県は南北に細長く、北の飛騨地方と南の美濃地方では、冬の景色がまるで違うからです。ここではまず、岐阜の雪事情の全体像を、気象庁のデータをもとに整理します。
結論:岐阜市の年間降雪量は高山の約9分の1
もっとも分かりやすい数字から見てみましょう。気象庁の平年値(1991〜2020年)によると、岐阜市の年間降雪量の合計は34cm。これに対し飛騨の高山は305cmで、約9倍の開きがあります。年平均気温も岐阜市16.2℃に対し高山は11.4℃と、5℃近く違います。
34cmという数字は「ひと冬を通じての合計」です。つまり岐阜市では、一度に積もる量はせいぜい数センチ、年に数回うっすら白くなる程度で、根雪(積もったまま溶けずに残る雪)にはほとんどなりません。名古屋から近い濃尾平野で冬旅を考えているなら、まず雪の心配は小さいと考えてよいエリアです。一方、本格的な雪景色を求めて高山や白川郷へ向かうなら、装備も心構えもまったく別物になります。同じ県内での移動でも油断は禁物です。気象庁の岐阜の平年値は公式に公開されているので、出発前に一度目を通しておくと安心です。
なぜ同じ県でこれほど違う?飛騨と美濃を分ける山の壁
南北でここまで差が出る理由は、地形にあります。岐阜県は北部に標高3,000m級の北アルプスや、両白山地といった高い山々が連なる「飛騨地方」を抱えています。冬、日本海から流れ込む雪雲はこの山々にぶつかって大量の雪を降らせ、山を越えるころには水分を出し尽くして乾いた風になります。
その結果、山の北側にあたる飛騨は豪雪地帯、山の南側にあたる美濃の平野部は乾いた晴れの日が多い、という対照的な気候が生まれます。これは日本海側と太平洋側の気候差が、ひとつの県の中で起きているようなものです。旅の行き先を決めるときは、「岐阜県のどこか」ではなく「飛騨か、美濃か」をまず意識すると、必要な装備も服装もぐっと判断しやすくなります。冬の長距離ドライブを計画している人は、この山の壁を境に路面状況が一変することを覚えておいてください。
岐阜県の南北の長さは約120km。高山市から白川郷を含む飛騨地方は「特別豪雪地帯」に指定されている市町村が多い一方、同じ県の海津市あたりは温州みかんが育つ温暖さ。県をまたいだのかと錯覚するほど、冬の風景は変わります。
「岐阜=雪国」のイメージは飛騨のニュース映像のせい
多くの人が「岐阜は雪が多い」と思い込むのは、冬になるとテレビで白川郷の合掌造りや高山の雪景色が繰り返し映されるからです。絵になる雪景色は飛騨地方に集中しており、報道もそこに偏ります。けれど、それは岐阜県のほんの一部の姿にすぎません。
県庁所在地の岐阜市をはじめ、人口の多くが暮らす美濃の平野部は、冬でも晴天が多く、雪かきとはほぼ無縁の生活圏です。「岐阜に住む友人が雪に苦労していない」という話と、「岐阜の豪雪ニュース」が両方とも本当なのは、こういう理由です。旅行先として岐阜を選ぶときは、このイメージのギャップを理解しておくと、行き先選びで失敗しにくくなります。なお、雪を「見たい」目的で飛騨を訪れるなら、雪のシーズンや見どころを事前に押さえておくとスムーズです。

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雪がほとんど積もらないのはどのエリア?濃尾平野の実力
では、岐阜県内で「雪降らない」と言えるのは具体的にどこなのか。キーワードは県南部に広がる「濃尾平野」です。ここでは雪が少ない代表的な市を、エリアごとに見ていきます。冬の旅の拠点選びの参考にしてください。
岐阜市・大垣市:年に数回うっすら程度
岐阜市と大垣市は、濃尾平野の中核都市で、冬の積雪は年に数回うっすら白くなる程度です。岐阜市の年間降雪量は34cm(平年値)で、これは「ひと冬の合計」。1日に何十センチも積もる飛騨とは性質が違い、降ってもその日のうちに溶けることがほとんどです。
交通面でも、JR岐阜駅や大垣駅周辺は除雪体制が整っており、電車の運休も大雪時を除けば稀です。名古屋から東海道本線で岐阜駅まで約20分という近さもあり、雪を避けて冬の街歩きやグルメを楽しみたい人には扱いやすいエリアと言えます。ただし「めったに降らない」ぶん、いざ積もったときに街全体が雪に不慣れで混乱しやすい点は頭に入れておきましょう。年に一度の寒波の日に当たると、普段はスムーズな道路が一気に渋滞することもあります。
海津市・羽島市:県内で最も雪が少ない最南端
岐阜県の最南端に位置する海津市や羽島市は、県内でもっとも雪が少ないエリアです。木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が流れる低地で、標高がほぼ0mに近く、温暖。海津市では温州みかんの栽培が行われているほどで、雪国のイメージとは正反対の風景が広がります。
新幹線の岐阜羽島駅があるのもこの一帯で、名古屋からのアクセスも良好です。冬でも比較的穏やかな気候のため、木曽三川公園めぐりや門前町の散策など、屋外の観光も計画しやすいのが魅力。家族連れでの冬のおでかけや、運転に不安がある人の日帰り旅にも向いています。一方で、すぐ西の関ヶ原方面へ車で向かうと雪に出くわすことがあるので、行き先によって路面状況が変わる点だけは注意してください。
各務原市・岐南町:通勤圏でも積雪リスクは低い
名古屋への通勤圏として人気の各務原市や岐南町も、積雪リスクの低いエリアです。濃尾平野の北東部にあたり、岐阜市と同様に冬は晴天が多め。航空自衛隊の基地や航空博物館がある各務原は、冬でも屋外イベントが開催されるほど、雪の影響を受けにくい土地柄です。
このエリアは、雪を避けつつ岐阜と名古屋の両方にアクセスしたい人の宿泊拠点としても便利です。ロードサイドに飲食店や商業施設が多く、車移動が前提の旅でも困りません。とはいえ、岐阜県全域がそうであるように、寒波が強い日には朝の冷え込みで橋の上や日陰が凍結することがあります。「雪は降らないが、放射冷却による路面凍結はある」——この区別を知っておくと、冬の運転がより安全になります。
「岐阜市は雪が降らないらしいから」とノーマルタイヤのまま冬に訪れ、年に数回の寒波の日に当たって立ち往生——というのはよくある失敗です。降雪量が少ないエリアほど、降ったときの備えが弱く、わずか数センチでも交通が乱れます。さらに南部から関ヶ原・揖斐方面、あるいは飛騨方面へ足を延ばすなら、冬タイヤかチェーンは必須。「平野部は大丈夫」という油断が、いちばん危険です。
逆に「南なのに豪雪」関ヶ原という落とし穴
ここまで「南部=雪が少ない」と説明してきましたが、実は大きな例外があります。県西部の関ヶ原です。地図上では南寄りに位置するのに、岐阜屈指の雪の難所として知られています。冬の岐阜を語るうえで外せない、この「逆転現象」を見ていきましょう。
実は関ヶ原は岐阜屈指の雪の難所
関ヶ原町は、緯度だけ見れば岐阜市や大垣市とそう変わらない南部に位置します。ところが冬になると、平野部がカラッと晴れている日でも関ヶ原だけ雪、ということが珍しくありません。東海道線や名神高速で「大垣までは晴れていたのに、関ヶ原に入った途端に銀世界」という経験をした人も多いはずです。
これは古くから知られた現象で、関ヶ原の合戦が雪の中で語られることがあるのも、この地が雪と縁の深い土地だからです。「岐阜の南は雪が降らない」と一括りにすると、この関ヶ原で足をすくわれます。冬にこのエリアを通る予定があるなら、平野部の感覚は一度リセットしてください。意外と知られていませんが、関ヶ原は岐阜県内でも有数の豪雪ポイントなのです。
📜 なぜ関ヶ原だけ雪が多いのか
関ヶ原一帯は、北の伊吹山地と南の鈴鹿・養老山地に挟まれた低い「谷」の地形をしています。若狭湾から琵琶湖を経て関ヶ原へ抜ける回廊状のルートは、日本海側の雪雲がそのまま流れ込む「雪雲の通り道」。この強い北西風が「伊吹おろし」です。雪雲は関ヶ原で雪を落とし、平野部に出るころには乾いた冷風に変わります。だから関ヶ原だけが豪雪で、その先の濃尾平野は晴れる、という現象が起きるのです。
名神高速の立ち往生に注意(失敗パターン②)
関ヶ原の雪は、観光だけでなく交通の大きなリスクになります。名神高速道路の関ヶ原IC〜彦根IC間はアップダウンが激しく、雪が積もると上り坂でトラックがスリップして止まり、大規模な立ち往生につながりやすい区間として知られています。
2024年1月には、関ケ原町付近の名神高速で最大約1,200台もの車が立ち往生し、約19時間にわたって動けなくなる事態が発生しました。気象庁はこの地域向けに「顕著な大雪に関する気象情報」の運用を東海地方で初めて開始しています。冬に名神で関西方面へ抜ける予定があるなら、寒波の日は無理をせず日程変更や別ルート(新幹線など)を検討してください。「南部だから」は関ヶ原では通用しません。
対策としては、強い寒波が予想される日は関ヶ原越えの高速利用を避ける、どうしても通るなら冬用タイヤとチェーンを必ず携行する、こまめに道路情報を確認する、の3点が基本です。最新の交通規制は気象庁の気象情報や高速道路会社の発表で確認できます。
関ヶ原だけじゃない|揖斐・郡上など北西部も雪が多め
「南部は雪が少ない」の例外は関ヶ原だけではありません。同じ西美濃でも、揖斐川町など北西の山あいに入ると一気に積雪が増えます。さらに県中央部でも、郡上市あたりまで北上すれば本格的な雪国で、スキー場が点在するほど。平野部と山間部の境目では、車で30分走っただけで景色が雪一色に変わることも珍しくありません。
旅の行き先を「岐阜県のどこ」ではなく「標高と山の近さ」で見ると、雪のリスクを正しく読めます。地図上で南にあっても、山に近い・標高が高い場所は雪が多いと考えてください。逆に、木曽三川沿いの低地ほど雪は少なくなります。冬のドライブルートを引くときは、通過する地点の標高をざっと意識しておくと、思わぬ雪に慌てずに済みます。
データで見る岐阜の南北降雪格差
ここまでの話を、具体的な数字で整理しておきましょう。感覚ではなく気象庁の平年値で見ると、岐阜県内の雪の差がどれほど大きいかがはっきりします。冬の行き先を比べるときの判断材料にしてください。
岐阜市vs高山vs関ヶ原 年間降雪量を比較
下の表は、気象庁の平年値(1991〜2020年)をもとに、ぎふ旅手帖が代表3地点の冬の数字を比較したものです。岐阜市と高山の降雪量の差、そして関ヶ原という例外の位置づけが一目でわかります。
| 比較項目 | 岐阜市(美濃・平野) | 高山(飛騨) | 関ヶ原(西美濃) |
|---|---|---|---|
| 年間降雪量(平年) | 34cm | 305cm | 豪雪(平野部より大幅に多い) |
| 年平均気温 | 16.2℃ | 11.4℃ | 平野部より低い |
| 雪の積もり方 | 年数回うっすら | 根雪・連日の雪かき | 短時間で一気に |
| 冬の運転 | 凍結注意・基本走りやすい | 冬タイヤ必須 | 冬タイヤ・チェーン必須 |
※年間降雪量・気温は気象庁の平年値(1991〜2020年)。関ヶ原は通年の積雪統計の公表地点が異なるため、傾向で記載(ぎふ旅手帖調べ)。
月別に見るといつが雪のピーク?
岐阜市の降雪は、12月から3月にかけて分散しています。気象庁の平年値では、1月が約6.0cm、2月が約5.9cm、12月が約6.0cm、3月でも約6.1cmと、特定の月に集中するというより、寒波が来たタイミングでぱらつくイメージです。「○月だから安全」とは言い切れないものの、量そのものが少ないため、平野部では一度に交通が麻痺するほどになることは多くありません。
一方の高山は、1月約8.3cm、2月約7.6cm、12月約8.1cmと、こちらも冬じゅうコンスタントに降り続けます。平野部との違いは「1回あたりの量」と「溶けずに積み重なるかどうか」。飛騨では雪が根雪となって冬の間ずっと残るため、合計305cmという数字になります。雪を見たい人は1〜2月の飛騨、雪を避けたい人はいつでも美濃の平野部、という選び方が基本になります。
温暖化で雪は減っている?
近年は、飛騨地方でも以前ほど雪が降らない年が増えたという声を地元でよく聞きます。気象庁のデータでも、高山の降雪量は長期的に見ると変動を繰り返しつつ、近年は減少傾向が指摘されています。とはいえ、年によっては大雪となる冬もあり、「減っているから油断してよい」というわけではありません。
むしろ注意したいのは、雪が少ない年ほど「今年は大丈夫だろう」と装備を怠り、突然の寒波で立ち往生するパターンです。平野部を旅する場合も、寒波情報が出た日は予定を柔軟に組み替えられるようにしておくのが賢明です。気候の長期変化については岐阜県の気候変化(気象庁)でも解説されています。
雪を避けて冬の岐阜を満喫できるおすすめスポット
雪が少ない岐阜南部なら、冬でも屋外観光がしっかり楽しめます。ここでは「雪降らない」エリアを生かして冬に訪れたいスポットを、基本情報付きで紹介します。いずれも積雪リスクの低い濃尾平野エリアです。
木曽三川エリア:水郷の冬景色を散歩する
県最南端の海津市にある「アクアワールド水郷パークセンター」は、木曽三川の自然を生かした入園無料の公園です。冬は空気が澄んで見通しがよく、水辺の散策やバードウォッチングに向いています。雪の心配がほぼないエリアなので、家族でのんびり外遊びをするのにうってつけ。名古屋方面からのドライブ旅の足を延ばす先としても便利です。
注意点として、冬季(12月〜2月末)は閉園時間が30分早まり16:30までとなります。冬の日没は早いので、午前〜昼すぎに訪れるのがおすすめです。第2月曜が休園日となる点も押さえておきましょう。
| 住所 | 〒503-0628 岐阜県海津市海津町福江566 |
| 電話番号 | 0584-53-7200 |
| 営業時間 | 9:30〜17:00(12月〜2月末は9:30〜16:30) |
| 定休日 | 毎月第2月曜日(祝日の場合は直後の平日) |
| 入園料 | 無料 |
| 公式サイト | 公式サイト |
同じ海津・南濃エリアには、足湯やみかんで知られる道の駅もあります。冬のドライブの休憩スポットとして合わせて立ち寄ると、雪を気にせず一日楽しめます。

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養老エリア:名瀑と公園を冬の澄んだ空気で
大垣のさらに西、養老町にある「養老公園」も、雪の少ない冬におすすめの屋外スポットです。日本の滝百選にも数えられる養老の滝を中心に、広大な園内を散策できます。入園は無料で、養老ICから車で約10分とアクセスも良好。紅葉のあとの落ち着いた季節に、澄んだ空気の中を歩くのは格別です。
ただし養老は関ヶ原に近い西美濃エリアのため、強い寒波の日には雪がちらつくこともあります。平野部より一段冷えると考え、防寒はしっかりと。滝周辺は遊歩道に高低差があるので、冬は路面の凍結に注意しながら歩いてください。
| 住所 | 岐阜県養老郡養老町高林1298-2 |
| 開園時間 | 9:00〜17:00 |
| 入園料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(公園管理駐車場は無料) |
| アクセス | 養老ICから約10分/大垣ICから約20分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
岐阜市街:金華山と川原町をぶらり歩き
雪の心配が少ない岐阜市街も、冬の街歩きにぴったりです。金華山のふもとに広がる川原町は、格子戸の町家が連なる風情ある一角で、和カフェや鮎菓子の老舗が点在します。雪に覆われていないぶん、足元を気にせずゆっくり散策できるのが平野部の強み。冬の澄んだ空気の中、金華山ロープウェーから望む濃尾平野の眺めも見ごたえがあります。
カップルの冬デートや、一人でのんびり過ごす旅にも向いたエリアです。飲食店や和菓子店は冬でも通常営業のところが多く、寒い日は店内で温かい一服を楽しめます。岐阜城のある金華山一帯は、冬は空気が澄んで遠くまで見渡せる日が多いのも魅力です。
お千代保稲荷:冬でも賑わう門前グルメ
海津市にある「おちょぼさん」こと千代保稲荷神社は、年間を通じて多くの参拝客でにぎわう商売繁盛の神様です。雪の少ない南部エリアにあるため、冬でも門前の参道食べ歩きが楽しめます。名物の串カツや川魚料理を、湯気の立つ屋台で頬張るのは、寒い季節ならではの楽しみ方です。
初詣シーズンは特に混雑するので、時間に余裕を持って訪れましょう。駐車場の位置や月末の夜参りなど、知っておくと便利な情報も多いスポットです。

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シーン別・雪を気にせず行ける冬のおでかけプラン
同じ「雪降らない岐阜」でも、誰とどう過ごすかでおすすめの回り方は変わります。ここでは旅のスタイル別に、冬の濃尾平野の楽しみ方を提案します。自分の旅に近いパターンを参考にしてください。
ドライブ旅・家族連れ・カップル・一人旅の使い分け
ドライブ旅なら、海津の木曽三川公園エリアを起点に養老まで南西部をめぐるルートがおすすめ。雪のリスクが低く、駐車場のある屋外スポットが点在しているので、車での移動が快適です。家族連れには、入園無料で広々遊べる木曽三川公園や、各務原の航空博物館など、屋内外を組み合わせられる施設が安心。雪で予定が崩れる心配が少ないのは平野部ならではの強みです。
カップルには、岐阜市の川原町さんぽと金華山ロープウェーからの夜景・眺望。落ち着いた町家カフェでゆっくり過ごせます。一人旅なら、お千代保稲荷の門前食べ歩きや、岐阜市街の和菓子店めぐりが気ままに楽しめます。いずれも雪に行く手を阻まれにくいので、冬でも計画通りに動けるのがメリットです。
| 雪の少ない美濃・平野部で過ごすメリット | 気をつけたいデメリット |
|---|---|
| 予定が雪で崩れにくい 屋外観光・食べ歩きが快適 名古屋からのアクセスが良い |
雪景色は基本的に見られない 関ヶ原・揖斐方面は別物 朝晩の路面凍結はある |
雪を「見たい」なら日帰りで飛騨へ足を延ばす
「雪は避けたいけれど、せっかくなら雪景色も少しは見たい」という人は、平野部に宿を取りつつ、日帰りで飛騨へ足を延ばすのが現実的です。高山や白川郷まで行けば、12月下旬から2月にかけては本格的な雪景色が広がります。ただし、平野部から飛騨へ向かうルートは標高が上がるにつれて積雪が増えるため、冬タイヤは必須です。
自分で運転して雪道に入るのが不安なら、高速バスやツアーを利用すると安心です。岐阜市や名古屋から白川郷への直行バスもあり、雪道の運転リスクを負わずに雪景色だけを楽しめます。「拠点は雪の少ない平野部、雪景色は乗り物でひとっ飛び」という組み合わせは、冬の岐阜旅の賢い選択肢です。
冬の運転で南部でも備えたいこと
雪が少ない美濃の平野部でも、冬の運転で油断は禁物です。特に注意したいのが、放射冷却による「朝の路面凍結」。雪は降らなくても、橋の上やトンネルの出入り口、日陰のカーブは、夜間に冷え込むと凍りつきます。見た目は乾いて見えても滑る「ブラックアイスバーン」には、平野部でも要注意です。
具体的な備えとしては、12〜2月に岐阜を車で旅するなら冬タイヤ装着が基本。関ヶ原・揖斐・飛騨方面へ向かう可能性があるならチェーンも携行しましょう。出発前には道路情報と気象情報を確認し、強い寒波の日は無理に山間部へ入らない判断も大切です。「岐阜南部=完全に安全」ではなく、「雪は少ないが凍結はある」と理解しておくのが、冬の岐阜旅を安全に楽しむコツです。
雪降らない岐阜を旅する前のよくある疑問Q&A
最後に、冬の岐阜旅でよく寄せられる疑問にお答えします。出発前のちょっとした不安を、ここで解消しておきましょう。行き先や日程を決める際の参考にしてください。
Q. 岐阜旅行で冬タイヤは必要?
Q. 名古屋から日帰りで雪を見るには?
名古屋を拠点に「雪を見る日帰り旅」をしたいなら、白川郷や高山への高速バスツアーが手軽です。自分で雪道を運転せずに済むため、運転に不安がある人でも安心して雪景色を楽しめます。名古屋から白川郷へは直行バスもあり、所要は片道2時間半〜3時間ほど。朝出発すれば、昼に雪の合掌造りを見て夕方に戻る行程が組めます。逆に「雪は見なくていい」なら、岐阜市や海津方面へ向かえば、雪を気にせず街歩きやグルメを満喫できます。
Q. 岐阜で雪が降りやすいのはいつ?
平野部で雪がちらつく可能性が高いのは、12月下旬から2月にかけての寒波到来時です。気象庁の平年値では岐阜市の降雪は1月・2月・12月にほぼ均等に分かれており、「この月だけ危ない」という明確なピークはありません。数年に一度級と報じられる強い寒波の前後が、もっとも注意すべきタイミングです。飛騨ではこの時期、ほぼ毎日のように雪が降り根雪となります。旅行日が寒波と重なりそうなら、行き先や移動手段を柔軟に見直すのが安全策です。
まとめ:岐阜は「雪降らない南部」と「雪国の飛騨」を使い分けよう
「岐阜は雪降らないの?」という問いへの答えは、「県南部の濃尾平野はほとんど降らない。でも飛騨は豪雪、関ヶ原は例外的に雪が多い」というのが正確なところです。岐阜市の年間降雪量34cmに対し高山は305cmと約9倍。同じ県でありながら、雪に関してはまるで別世界が広がっています。冬の岐阜旅は、この南北差を理解して行き先を選ぶことが何より大切です。
雪を避けてのんびり過ごしたいなら、岐阜市・大垣・海津といった平野部を拠点に。雪景色も味わいたいなら、平野部に宿を取りつつ日帰りで飛騨へ。そして、南部だからと油断せず、関ヶ原越えと朝の路面凍結にだけは備えておく——これが冬の岐阜を安全に、そして存分に楽しむコツです。
📝 この記事のポイントまとめ
- 岐阜市の年間降雪量は34cm、高山は305cmで約9倍の差(気象庁平年値)
- 雪が少ないのは岐阜市・大垣・海津・羽島・各務原など濃尾平野
- 海津・羽島は県内最南端で最も雪が少なく、みかんも育つ温暖さ
- 関ヶ原は南部なのに豪雪。名神高速の立ち往生に要注意
- 平野部でも朝晩の路面凍結はあるため油断は禁物
- 雪を避けるなら木曽三川公園・養老公園・岐阜市街・お千代保稲荷がおすすめ
- 雪を見たいなら平野部拠点+日帰りで飛騨へ
まずは旅の目的が「雪を避ける」のか「雪を見る」のかをはっきりさせ、それに合わせて飛騨か美濃かを決めましょう。行き先が決まったら、寒波情報をチェックしつつ、冬タイヤやチェーンの備えを整えて出発してください。雪を味方につければ、冬の岐阜はオフシーズンとは思えないほど豊かな表情を見せてくれます。
※掲載の営業時間・料金などは変更される場合があります。お出かけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。
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