「日本で一番大きい市ってどこ?」とクイズで聞かれて、東京や大阪の大都市を思い浮かべた方は多いはずです。ところが正解は、人口でも高層ビルの数でもなく「面積」で決まります。そして頂点に立つのが、岐阜県の飛騨地方にある高山市。その広さは2,177.61平方キロメートルと、なんと東京都全体にほぼ匹敵します。
この記事では「日本で一番大きい市はどこか」という疑問に答えつつ、なぜ高山市がこれほど広いのか、東京都や他県とくらべてどれくらいの規模なのか、面積ランキングの2位以下との差まで、数字を交えてわかりやすく解説します。さらに岐阜に何度も通ってきた案内人の目線で、「広すぎる市」ならではの旅の落とし穴と、その広さを味わい尽くす絶景スポットまでまとめました。
単なる雑学で終わらせず、実際に旅の計画に落とし込めるところまでご案内します。読み終える頃には、日本一広い市・高山市を車で旅したくなっているはずです。
- 日本で一番大きい市はどこか、その面積と理由
- 東京都・大阪府・香川県と比べた「広さ」の実感
- 面積ランキングTOP5と2位以下との差
- 日本一広い市を賢く旅するコツと絶景スポット
日本で一番大きい市はどこ?答えは岐阜県高山市

結論から言うと、日本で一番大きい市は岐阜県高山市です。面積は2,177.61平方キロメートルで、2位以下を大きく引き離しての堂々の1位。飛騨地方のほぼ全域を占め、東は長野県・富山県、西は石川県・福井県と県境を接するという、都道府県をまたぐスケールの広さを持っています。まずはこの「日本一」がどういう意味での日本一なのかを、正確に押さえておきましょう。
面積2,177.61km²、日本一の座は揺るがない
高山市の面積は2,177.61平方キロメートル。これは全国の市町村のなかで最大で、2位の浜松市(1,558.06平方キロメートル)とは600平方キロメートル以上の差があります。この差は香川県の面積(約1,877平方キロメートル)に迫るほどで、簡単に逆転されるものではありません。2005年の誕生以来、高山市は20年以上にわたって「日本一広い市」の座を守り続けています。旅行者にとって重要なのは、この広さが「市街地が広い」という意味ではなく、山や森を含めた行政区域が広いという点です。市域の約92%を森林が占めており、北アルプスの3,000メートル級の山々までもが高山市に含まれます。数字の出典は高山市公式サイトで確認できます。
「市」限定の日本一|町村や北方領土を含めない理由
「日本一広い自治体」と検索すると、北海道の足寄町(あしょろちょう)や、北方領土・択捉島の留別村(るべつむら)といった名前も出てきます。これは、高山市が「市」のなかでの日本一だからです。町や村まで含めると、実は択捉島の留別村(約1,451平方キロメートル…島全体ではさらに広い解釈もあり)などが上位に食い込みます。ただし北方領土は現在ロシアの実効支配下にあり実際に旅行できません。「市」という区分に限れば、高山市が文句なしの1位です。クイズや雑学で問われる「日本で一番大きい市」は、この市区分での比較を指すのが一般的です。町村を含めた広義のランキングとは分けて考えると、混乱せずに理解できます。
高山市はどこにある?飛騨地方の中心という位置
高山市は岐阜県の北部、飛騨地方のほぼ中央に位置します。旅の玄関口となるのはJR高山駅で、名古屋から特急ワイドビューひだで約2時間20分、東京から新幹線+特急で約4時間半の距離です。車なら東海北陸自動車道の飛騨清見ICや、中部縦貫自動車道の高山ICが起点になります。市の中心部には江戸時代の面影を残す「古い町並み」が広がり、そこから車で1時間も走れば標高2,000メートル級の奥飛騨温泉郷にたどり着きます。つまり同じ市内でありながら、城下町と山岳リゾートがまるで別の国のように共存しているのが高山市の特徴です。この位置関係を頭に入れておくと、旅の計画が立てやすくなります。
意外と知られていない|観光客が「広さ」に驚く理由
実は、高山を訪れた多くの観光客は「日本一広い市に来た」という実感をほとんど持ちません。なぜなら、人気の古い町並みや朝市、高山陣屋はすべて高山駅から徒歩圏内に集まっており、そこだけを歩けば「コンパクトな城下町」に見えるからです。ところがこの中心市街地は、広大な市域のほんの一部に過ぎません。奥飛騨温泉郷、乗鞍岳、荘川といった見どころは、中心部から車で1〜2時間離れています。「街歩きだけの高山」と「山岳ドライブの高山」はまったく別の顔。この二面性こそが、日本一広い市ならではの意外な魅力なのです。
東京都とほぼ同じ広さって本当?数字で体感する規模感
高山市の広さは「東京都とほぼ同じ」とよく表現されます。これは誇張ではなく、数字で見ると本当にほぼ一致します。とはいえ「東京都と同じ」と言われてもピンとこない方のために、いくつかの角度から規模感を可視化してみましょう。面積だけでなく、端から端までの距離や移動時間まで知っておくと、旅の計画で失敗しにくくなります。
東京都に高山市の地図を重ねると、西の八王子から東の千葉県境あたりまですっぽり収まるほど。「山手線が何個入るか」ではなく「都道府県ひとつ分」で考えると、その広さが腑に落ちます。
面積は東京都の約99%|地図を重ねると納得
高山市の面積2,177.61平方キロメートルに対し、東京都の面積は約2,194平方キロメートル。その差はわずか約16平方キロメートルで、高山市は東京都の約99%にあたります。数字だけ見ると「1つの市が1つの都とほぼ同じ」という事実に驚かされます。東京都には約1,400万人が暮らしますが、高山市の人口は約8万人。同じ面積に人口が175倍近い差があるわけで、いかに高山市が「広く、静か」であるかがわかります。この人口密度の低さこそが、雄大な自然と手つかずの温泉郷が残る理由でもあります。面積比較の詳しい解説は、当ブログの別記事でも掘り下げています。

「高山市って広いらしいけど、実際どのくらいの面積なの?」「東京都より大きいって本当?」――そんな疑問を持って検索された方は多いのではないでしょうか。 結論から言…
大阪府より広く、香川県よりも広い
比較対象を都道府県に広げると、高山市の巨大さがさらに際立ちます。大阪府の面積は約1,905平方キロメートル、香川県は約1,877平方キロメートル。いずれも高山市より狭いのです。つまり「1つの市」が「1つの府」や「1つの県」より広いという逆転現象が起きています。下の比較表は、高山市の面積を主要な都府県と並べたものです(ぎふ旅手帖調べ/各自治体公表値を基に作成)。旅行前にこの規模感を知っておくと、「市内観光」という言葉のスケールが根本から変わって見えるはずです。
| 自治体 | 面積(km²) | 高山市との比較 |
|---|---|---|
| 高山市 | 約2,177.6 | 基準 |
| 東京都 | 約2,194 | ほぼ同じ(約99%) |
| 大阪府 | 約1,905 | 高山市の方が広い |
| 香川県 | 約1,877 | 高山市の方が広い |
東西81km・南北55km|端から端まで車で何時間?
高山市の広がりは、東西約81キロメートル、南北約55キロメートルにおよびます。東西81キロメートルというのは、名古屋から岐阜市を超えて大垣まで走るくらいの距離感です。市の中心・高山駅から、東端の奥飛騨温泉郷・新穂高までは車でおよそ1時間、南端の乗鞍・高根方面までも1時間前後かかります。同じ「市内移動」でも、都市部の感覚で「20分もあれば着くだろう」と考えると大きく外れます。山道を含むため、時間には余裕を持つのが鉄則です。この距離感を軽視すると、後述する「1日で全部回ろうとして破綻する」失敗につながります。まずは市内を広域に捉える意識が、日本一広い市を旅する第一歩です。
なぜこれほど広くなった?平成の大合併9町村の物語

高山市がもとから日本一広かったわけではありません。この巨大な市は、2005年に近隣の町村と合併したことで一気に誕生しました。ここでは「なぜ、どうやって」日本一広い市が生まれたのか、その歴史的経緯をたどります。合併の背景を知ると、市内の各エリアがそれぞれ独自の文化を持つ理由も見えてきます。
📜 歴史メモ|面積が一夜で約15倍に
2005年2月1日、旧・高山市(約150平方キロメートル)は周辺9町村を編入合併し、面積が約2,178平方キロメートルへと約15倍に拡大しました。これは「平成の大合併」と呼ばれる全国的な市町村再編の象徴的な事例のひとつです。
2005年の大合併で面積が約15倍に
合併前の高山市は、面積約150平方キロメートルの城下町でした。それが2005年2月1日の合併によって一夜にして約2,178平方キロメートルへ。実に約15倍という劇的な拡大です。この背景には、少子高齢化と過疎化に直面した飛騨地方の町村が、行政サービスを維持するために中心都市と手を組む必要があったという事情があります。国が推進した「平成の大合併」の流れに乗り、飛騨エリアの自治体が高山市に集約されました。その結果、面積日本一という称号が生まれたのです。単なる偶然ではなく、地方が生き残りをかけた選択の結果だったという点は、旅の背景知識として知っておく価値があります。
編入された9町村|奥飛騨から荘川まで
2005年に高山市へ編入されたのは、丹生川村(にゅうかわむら)、清見村(きよみむら)、荘川村(しょうかわむら)、宮村(みやむら)、久々野町(くぐのちょう)、朝日村(あさひむら)、高根村(たかねむら)、国府町(こくふちょう)、上宝村(かみたからむら)の9つの町村です。この中には、奥飛騨温泉郷を擁する上宝村や、乗鞍への入口である丹生川村、桜の名所として知られる荘川村など、いまも旅の目的地として人気のエリアが数多く含まれています。つまり現在「高山市の観光地」と呼ばれる場所の多くは、もともと独立した村や町だったのです。だからこそ、市内には温泉・高原・城下町という多彩な顔が同居しています。エリアごとに文化や方言が微妙に異なるのも、この成り立ちゆえです。
合併がもたらした光と影
合併には良い面ばかりでなく、正直に言えば課題もありました。光の側面は、飛騨の観光資源が「高山市」というひとつのブランドに統合され、発信力が高まったこと。奥飛騨温泉郷も乗鞍も、いまや「高山の名所」として一体的に売り出せるようになりました。一方の影は、あまりに市域が広くなったことで、中心部から遠い集落への行政サービスや交通の維持が難しくなった点です。バス路線の縮小や、雪深い山間集落の高齢化は今も続く課題です。旅行者としては、この「広さの裏側」を知っておくと、山間部で公共交通が少ない理由や、集落の静けさの背景が理解でき、より深く土地を味わえます。
面積ランキングTOP5|2位以下との差は歴然
日本一が高山市だとわかったところで、では2位以下はどこなのでしょうか。実は上位には、旅行先として有名な都市が名を連ねています。ここでは市の面積ランキングTOP5を紹介し、1位・高山市がいかに突出しているかを数字で確認します。ランキングを知っておくと、旅先での話のタネにもなります。
2位浜松市・3位日光市|1位との差は600km²超
市の面積ランキングは、1位・高山市(約2,177.6平方キロメートル)に続き、2位が静岡県浜松市(約1,558.1平方キロメートル)、3位が栃木県日光市(約1,449.8平方キロメートル)、4位が北海道北見市(約1,427.4平方キロメートル)、5位が静岡市(約1,411.9平方キロメートル)です。注目すべきは、1位と2位の差が約620平方キロメートルもあること。これは香川県の約3分の1に相当する差で、高山市がいかに図抜けた存在かがわかります。下の表に上位5市をまとめました(ぎふ旅手帖調べ/各市公表面積を基に作成)。旅好きなら、浜松や日光といった有名観光地を「広さ」という切り口で見直すのも面白い視点です。
| 順位 | 市名 | 面積(km²) |
|---|---|---|
| 1位 | 岐阜県 高山市 | 約2,177.6 |
| 2位 | 静岡県 浜松市 | 約1,558.1 |
| 3位 | 栃木県 日光市 | 約1,449.8 |
| 4位 | 北海道 北見市 | 約1,427.4 |
| 5位 | 静岡県 静岡市 | 約1,411.9 |
都道府県より広い市はある?香川・大阪との逆転
ランキングを見ていると、ふと「市が県より広いことなんてあるの?」という疑問が湧きます。答えはイエスです。前述のとおり、高山市(約2,177平方キロメートル)は香川県(約1,877平方キロメートル)や大阪府(約1,905平方キロメートル)よりも広く、堂々の逆転が起きています。つまり日本には、1つの市が最も狭い県を上回るという地理のユニークな事実が存在します。これは、高山市だけでなく浜松市や日光市クラスでも起こり得る現象です。旅行や地理の話題で「一番小さい県より広い市がある」と披露すれば、相手はまず驚きます。数字を正確に覚えておくと、雑学としての説得力が増します。
ランキングの落とし穴|島や北方領土の扱い
面積ランキングを見るときに注意したいのが、対象範囲によって順位が変わる点です。「市町村」まで広げると、北方領土・択捉島の留別村などが上位に入り、高山市が1位ではなくなります。また、複数の島からなる自治体では、海域や埋立地の扱いで数字が微妙に前後することもあります。だからこそ「日本で一番大きい市」という問いには「市に限れば高山市」と答えるのが最も正確です。ランキング記事によって数字が数平方キロメートルずれているのは、測量年度や算入範囲の違いによるもので、間違いというわけではありません。細部にこだわるより、「市の日本一は高山市」という核心を押さえておけば十分です。
広すぎる市を旅する時の落とし穴|移動時間の現実
日本一広い市を旅するうえで、最も多い失敗が「距離感の見誤り」です。都市部の感覚のまま計画を立てると、思わぬところで時間を溶かしてしまいます。ここでは、案内人としてよく見かける失敗パターンと、その対策を具体的にお伝えします。事前に知っておけば、限られた旅の時間を無駄なく使えます。
「高山駅周辺だけ」のつもりで日帰り計画を立て、乗鞍や奥飛騨まで足を伸ばそうとした結果、片道1時間の山道に阻まれて夕方には引き返すことに。日本一広い市は、1日で全域は回れないと最初から割り切るのが正解です。
「中心部だけ」の油断|乗鞍・奥飛騨は片道1時間
最も多い失敗が、高山の観光を「古い町並みと朝市を歩けば終わり」と考えてしまうケースです。確かに中心市街地の見どころは徒歩圏に集まっていますが、市の魅力の半分は郊外にあります。奥飛騨温泉郷までは中心部から車で約1時間、乗鞍方面も同様です。「午前に町歩き、午後に温泉」という欲張りプランは、移動だけで往復2時間を消費するため意外と成立しません。対策はシンプルで、中心部エリアと山岳エリアを別の日に分けること。1泊2日以上を確保し、初日は町並み散策、翌日に山や温泉へ向かう構成にすれば、移動のストレスなく両方を楽しめます。日本一広い市では「1日1エリア」が黄金律です。
冬は同じ市内でも積雪量がまるで違う
高山市は南北に長く標高差も大きいため、冬になると同じ市内でも積雪量がまったく異なります。中心市街地が薄っすら雪化粧程度の日でも、奥飛騨や乗鞍のふもとでは1メートル近い積雪ということが珍しくありません。「高山駅前で雪が少なかったから」と油断してノーマルタイヤで山間部へ向かうのは非常に危険です。冬に山岳エリアを訪れるなら、スタッドレスタイヤは必須。レンタカーの場合は冬用タイヤ装備車を必ず指定しましょう。雪道に不安があるなら、濃飛バスなどの公共交通を使うのが安全です。市内の積雪の南北差については、当ブログの冬の高山ガイドで詳しく解説しています。

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ガソリン・トイレ・コンビニ|山間部の備え
広大な市域の山間部を車で走るときに忘れがちなのが、給油とトイレのタイミングです。奥飛騨や乗鞍方面へ入ると、ガソリンスタンドやコンビニは驚くほど少なくなります。中心部を出る前に給油を済ませ、トイレも道の駅などで先に立ち寄っておくのが鉄則です。特に山道では次の店舗まで30分以上何もない区間もあります。スマホの電波が届きにくい場所もあるため、地図はあらかじめオフラインでも見られるよう準備しておくと安心です。こうした備えは、都市観光ではまず意識しないポイント。日本一広い市ならではの「田舎ドライブの心構え」として覚えておくと、慌てずに旅を楽しめます。
広大な市だからこそ味わえる多彩な絶景スポット
ここからは、日本一広い市・高山市の広さを存分に味わえる代表的なスポットを紹介します。城下町の歴史から標高2,000メートル超の雲上世界まで、これほど振れ幅のある景色を1つの市内で味わえるのは高山ならでは。それぞれ営業情報やアクセスも添えるので、旅の計画にそのまま使えます。
古い町並みと高山陣屋|城下町の中心を歩く
まず訪れたいのが、中心市街地の「古い町並み」と、その象徴である高山陣屋です。古い町並みは、江戸から明治の商家が軒を連ねる一角で、木の格子戸やヒノキの香りが漂う散策路。高山陣屋は、江戸時代に幕府直轄領(天領)だった飛騨を治めた役所の建物で、全国で唯一現存する郡代・代官所として国の史跡に指定されています。入館料は大人430円、高校生以下は無料と手頃で、畳敷きの取調べ場やお白洲など、江戸の統治の実像を間近で見られます。町歩きの起点として最適で、朝一番に訪れれば混雑を避けられます。
| 住所 | 〒506-0012 岐阜県高山市八軒町1-5 |
| 電話番号 | 0577-32-0643 |
| 営業時間 | 4〜10月 8:45〜17:00/11〜3月 8:45〜16:30 |
| 入館料 | 大人430円/高校生以下無料 |
| 定休日 | 年末年始(臨時閉館あり) |
| 駐車場 | 専用なし(周辺に時間貸し駐車場) |
| 公式サイト | 公式サイト |
新穂高ロープウェイ|標高2,156mの雲上へ
市の東端、奥飛騨温泉郷にある新穂高ロープウェイは、日本一広い市のスケールを体感できる代表格です。第1・第2ロープウェイを乗り継いで標高2,156メートルの西穂高口駅へ。2階建てゴンドラで一気に登ると、槍ヶ岳や穂高連峰の3,000メートル級の峰々が目の前に迫ります。同じ市内に城下町と北アルプスの絶景が共存するという事実を、ここで肌で実感できるはずです。往復料金は第1・第2連絡で大人3,800円、小人1,900円。展望台の空気は夏でもひんやりしており、上着は必携です。奥飛騨温泉郷の湯めぐりと組み合わせれば、1日たっぷり楽しめます。周辺の温泉情報は奥飛騨のエリアガイドも参考にしてください。

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| 住所 | 〒506-1421 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉 |
| 電話番号 | 0578-89-2252 |
| 営業時間 | 4/1〜11/30 8:30〜16:00/12/1〜3/31 9:00〜15:30 |
| 往復料金 | 第1・第2連絡 大人3,800円/小人1,900円 |
| 定休日 | 無休(天候不良・点検時は運休) |
| 駐車場 | あり(有料) |
| 公式サイト | 公式サイト |
乗鞍スカイライン|標高2,702m畳平への天空バス
市の南東部、丹生川エリアからアクセスできる乗鞍スカイラインは、標高2,702メートルの畳平(たたみだいら)まで一気に駆け上がる山岳道路です。日本で車道が通じる最高所のひとつで、雲海やご来光、夏の高山植物のお花畑が広がる別世界。ただしここで多くの人がつまずくのが「マイカーで行けない」という点です。乗鞍スカイライン本線は環境保護のためマイカー規制がかかっており、通行できるのはバス・タクシー・自転車のみ。車の場合はふもとの「ほおのき平」駐車場(無料・約1,500台)に停め、シャトルバスに乗り換えます。ほおのき平から畳平まで往復大人3,400円。開通期間は例年5月中旬〜10月末で、冬季は完全閉鎖です。
「畳平まで自分の車で登れる」と思い込み、規制ゲート前で引き返す人が後を絶ちません。乗鞍はマイカー規制。ほおのき平でバスに乗り換える前提で計画し、バスの始発・最終時刻も事前に確認しておきましょう。
| 住所 | 岐阜県高山市丹生川町(畳平) |
| 開通期間 | 例年5月15日〜10月31日(冬季閉鎖) |
| バス料金 | ほおのき平〜畳平 往復大人3,400円/片道1,800円 |
| 通行制限 | 本線はマイカー規制(バス・タクシー・自転車のみ) |
| 駐車場 | ほおのき平 無料・約1,500台 |
| 公式サイト | 乗鞍岳公式サイト |
荘川・朝日|知られざる高原の隠れ里
観光ガイドではあまり大きく扱われませんが、旧・荘川村や朝日村エリアも、日本一広い市の懐の深さを感じられる場所です。荘川には、ダム建設で水没する運命から移植され今も咲き誇る樹齢450年超の「荘川桜」があり、例年5月上旬に山里を淡く染めます。朝日エリアは高原野菜やそばが名物で、澄んだ空気のなか静かな時間が流れます。中心部の賑わいとは対照的な、素朴で人の少ない飛騨の原風景がここにあります。合掌造りの残る集落や、高原の牧場をのんびり巡るなら、こうしたエリアこそ狙い目です。人混みを避けてゆっくり過ごしたい旅なら、あえて「観光地ではない高山」に足を延ばす価値は十分にあります。
日本一広い市の楽しみ方|シーン別モデルプラン
これだけ広い高山市は、旅のスタイルによって回り方がまったく変わります。ここでは、旅の目的別におすすめの巡り方を提案します。自分の旅の形に近いプランを参考に、無理のない行程を組んでみてください。共通のコツは「1日1エリアに絞る」ことです。
ドライブ旅なら|古い町並みから奥飛騨2泊3日
車での旅なら、広い市域をフルに活かした周遊がおすすめです。1日目は高山ICから中心部へ入り、古い町並みと高山陣屋を散策。2日目は奥飛騨温泉郷へ移動し、新穂高ロープウェイで雲上の絶景を堪能してから温泉宿へ。3日目に平湯や乗鞍方面へ足を延ばして帰路につく、という2泊3日が黄金ルートです。給油は中心部で済ませ、山間部では余裕を持った運転を。冬季はスタッドレスが必須で、乗鞍スカイラインは閉鎖されるため夏〜秋向けのプランになります。移動距離は長いですが、城下町・秘湯・北アルプスを1つの市内で味わえる贅沢は、日本一広い市ならではです。
家族連れなら|ロープウェイと温泉で欲張らない
小さな子ども連れの場合は、移動を詰め込みすぎないのが成功のカギです。おすすめは奥飛騨エリアに拠点を置き、新穂高ロープウェイ(小人1,900円)で山頂の景色を楽しんだあと、家族で入れる露天風呂のある宿でのんびり過ごすプラン。ロープウェイは階段が少なくベビーカーでも比較的移動しやすく、山頂の展望台は子どもにとっても非日常の体験になります。中心部の古い町並みは食べ歩きが楽しめるので、みたらし団子や飛騨牛の串焼きを頬張りながら歩けば子どもも飽きません。1日にあれもこれもと詰め込まず、「午前は観光、午後は宿でゆっくり」のリズムが、家族旅行では正解です。
カップル・一人旅なら|季節と静けさで選ぶ
カップルや一人旅なら、あえて人の少ないエリアや時間帯を狙うのが通の楽しみ方です。早朝の宮川朝市で活気に触れたあと、日中は乗鞍や荘川の高原へ抜けて雄大な自然に浸る。夕方には奥飛騨の秘湯で静かに湯に浸かる、といった緩急のある行程が似合います。一人旅なら公共交通の濃飛バスを軸に、無理なく主要スポットを結べます。秋の紅葉シーズンは山岳エリアが色づき、写真好きにはたまりません。逆に冬は雪見の露天風呂が格別。日本一広い市は季節ごとに主役の景色が入れ替わるので、「いつ・どのエリアへ行くか」を決めるだけで旅の満足度が大きく変わります。
まとめ|日本で一番大きい市・高山市を味わい尽くそう
日本で一番大きい市は、岐阜県高山市。面積2,177.61平方キロメートルは東京都にほぼ匹敵し、大阪府や香川県よりも広いというスケールでした。この巨大な市は2005年の平成の大合併で周辺9町村を編入して誕生し、城下町・秘湯・北アルプスという多彩な顔を1つの市内に抱えています。広さゆえに移動時間の見誤りという落とし穴もありますが、「1日1エリア」を意識すれば、他では味わえない振れ幅の大きい旅が楽しめます。単なる雑学の答えにとどまらず、実際に訪れてこそ「日本一広い」の意味が腑に落ちるはずです。
📝 この記事のポイントまとめ
- 日本で一番大きい市は岐阜県高山市(面積約2,177.6km²)
- 広さは東京都の約99%、大阪府・香川県よりも広い
- 2005年の大合併で周辺9町村を編入し面積が約15倍に
- 面積ランキングは2位浜松市・3位日光市、1位との差は600km²超
- 中心部と山岳エリアは片道1時間、「1日1エリア」が鉄則
- 高山陣屋・新穂高ロープウェイ・乗鞍スカイラインが広さを体感できる名所
まずは旅のスタイルを決め、「中心部の城下町」か「山岳エリアの絶景」か、初日に向かう先を1つに絞ってみてください。日本一広い市は、1回の旅ですべては回りきれません。だからこそ何度も通いたくなる——それが高山という土地の懐の深さです。最新の料金・営業時間・開通情報は、お出かけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。

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